
今回 実機レビューする製品は、12.1インチのAndroid タブレット「Lenovo Tab Plus Gen 2」です。SoCにDimensity 7400、物理メモリ 8GB、2.5K 解像度の液晶と基本スペックが高いうえに、最大の特徴となるのは JBLの9スピーカーを装備していること。
これまでに実機レビューしたタブレットは 8スピーカーが最大でしたが、本製品は3基のウーファーの存在が際立ちます。また、上の写真の円形キックスタンドも便利なもの。360°回転し、縦置きでのスタンドとしても利用することができます。
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今回のレビューは、Lenovoさんからお借りした端末に基づき、記事内の仕様と価格は 2026年9月23日現在のものです。
Lenovo Tab Plus Gen 2のスペック

JBLの9スピーカーを装備していることが最大の特徴となる本製品ですが、上の画像のように背面の円形部分に 3基のウーファーと2基のパッシブラジエーター、サイドに4基のツイーターを装備しています。
なお、Dimensity 7400のSoC自体は5G / 4G LTEに対応していますが、本製品はWiFi モデル。Lenovoのタブレットは、従来製品・他製品も含めてLTEに未対応です(私の確認不足の可能性もあり)。
| CPU | MediaTek Dimensity 7400、8コア、最大 2.6GHz |
| GPU | Arm Mali-G615 MC2 |
| NPU | NPU 655 |
| メモリ | 8GB LPDDR5 + 拡張メモリ 最大 6GB |
| ストレージ | 256GB UFS 3.1 |
| ディスプレイ | 12.1インチ、解像度 2560 x 1600、輝度 800 nit、120Hz リフレッシュレート |
| WiFi | 11a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.4 |
| LTE | 未対応 |
| カメラ | フロント 8百万画素、リア 13百万画素 |
| センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、RGB センサー |
| バッテリー容量 | 10,200mAh、45W 急速充電に対応 |
| サイズ | 約 278.8 x 181.1 x 6.8mm、約 775g |
| OS | Android 16、Android 18までの2回のOSアップグレードと2030年までのセキュリティアップデートに対応 |
| その他 | Dolby ATMOS対応 JBL 9スピーカー、 |
▼円形のキックスタンドが360°回転することも大きな特徴です。以下の画像のように縦置きや、壁掛けを行うこともできます。


▲▼別売りとなる「スリーブケース」が用意されています。クリアケースを付けたままでも、ぴったりと収納できる構造となっており、持ち運びに便利なショルダーストラップを備えています。

▼①は電源ボタン、②は音量調整ボタン、③はスピーカー、④はマイク、⑥はmicroSD カードリーダーです。電源ボタンと音量調整ボタンは慣れない箇所にあり、当初は操作しづらいように感じましたが、慣れると操作性はよいものです。なお、⑤のUSB-Cは USB 2.0となり、映像出力には未対応です。

実機のシステム情報
続いて、実機から抽出のシステム情報を掲載します。
▼「設定」アプリのタブレット情報です。型式番号は「TB355FU」、仕様どおりに CPUはDimensity 7400、メモリ 8GB、ストレージ 256GB、OSはAndroid 16です。

▼新興ブランド・ショップ系ブランドの製品と異なり、製品仕様では拡張メモリが記載されていませんが、最大 6GBまでの拡張メモリに対応しています。

▼「高度な機能」の項目にありますが、「PCモード」にも対応しています。

以降は、以下の記事にて掲載のアプリ「Device Info HW」から抽出しています。
Android 端末のシステム情報抽出なら「Device Info HW」。無料アプリながらも広告なし、多くの情報を抽出可能
▼以降の画像も含めて、クリックで拡大できます。「プラットフォーム」にMT8775とありますが、「AIによる概要」では、「MT8775は主にタブレット向けの内部型番、Dimensity 7400は一般的なマーケティング名」とあります。当記事では、Lenovo 公式サイトのスペックに基づき、Dimensity 7400として取り扱っています。下から2行目に、仕様どおりに物理メモリ 8GBとあります。
▼Dimensity 7400は、Cortex-A78 x 4、A55 x 4の構成です。
▼「システム」の項目にて、モデル名・型式番号などを確認できます。
▼12.1インチの液晶は、仕様通りに解像度 2560 x 1600、リフレッシュレート 120Hzです。
▼バッテリー容量は10,200mAh、お借りした端末ですが 満充電回数(Cycle count)は2回と少ないもの。
▼搭載するセンサーです。左に小さく「緑」のものが搭載するセンサーですが、仕様どおりに 加速度センサー、ジャイロセンサー、RGB センサーを装備しています。
外観のチェック
Lenovoさんからお借りした端末には、クリアケースとスリーブケースが付属していましたので、タブレット単体と3つに分けて、外観について掲載します。いづれも、驚くほどに高品質なもの。
- タブレット単体において、製品を受領する前には「ウーファーの大きな円形部分が、デザイン的にどうだろう」と思っていました。製品を受領してみると、その音質・音量とあわせて、今後の製品も含めて このデザインも大いにありです。
- ウーファーの円形部分、キックスタンドのデザインと機能性、背面の品質ともに、極めて高品質です。
- クリアケースもさすがに純正。当然ながらも、ピッタリとフィットし、厚みも抑えられています。
- ショルダーストラップ付きのスリーブケースは程よい硬さがあり、バッグに放り込んでの使用にも耐え得るもの。
タブレット単体
以下の外箱に「with Clear Case」とありますが、今回 お借りしたレビュー機は オプションのスリーブケースとのセットであり、クリアケースとスリーブケースはセットで別梱包でした。

▼外箱を開いて即、スピーカーを収納している円形部分のサイズに驚くと同時に、高品質で作りがよいことが伝わってきます。


▼円形の濃い部分はキックスタンドですが、ツートンの配色もよいものです。

▼マイクのあるカメラ側サイドより。円形のウーファー部分の厚みにより、本体は薄く見えます。金属製でエッジの丸みを帯びた部分も滑らか。作りの良さが伝わってきます。

▼Lenovoのロゴも高品質。その下のJBLのロゴも控えめながらも、レッド(オレンジ)でよいアクセントになっています。

▼右サイドの上(写真では左側)に電源ボタンと音量調整ボタンがあります。慣れない位置にあるため、当初は操作に戸惑いましたが、慣れると操作性のよいものです。


▲左サイドはスピーカーのみです。背面はアルミ製となり、塗装も含めて極めて高品質。製品の概要などに明記はありませんが、アルミ削り出しのユニボディかと思います。
▼キックスタンドを立てた状況です。キックスタンドは 360度回転し、硬さも程よいもの。スタンド使用中に倒れることはありません。



▼スタンドを立てての背面より。デスクに接する箇所にはゴム足もあり、よく考えれた構造です。

▼縦置きとした様子ですが、縦置きの場合にもしっかりと固定できます。

クリアケース
写真の右側の箱は、クリアケースとスリーブケースのセットです。

▼写真のように、同じ箱にクリアケースとスリーブケースの双方が梱包されています。

▼半透明のTPU素材のケースです。縁の厚みはそれ程 太くないです。

▼早速 装着しました。他のAndroid タブレットのTPUケースと比較すると、かなり装着しやすいように感じました。


▼この角度から見ると、背面の電源ボタンあたりで多少の厚みがあるのがわかりますが、電源ボタン・音量調整ボタンの操作性、ホールド感はケースなしとそれ程変わりません。

▼上の写真はケースなし、下はケースありです。厚みは増すものの、個人的には気にならない厚みです。


スリーブケース
スリーブケースの素材は未確認ですが、ハードタイプのもの。ホワイトをメインに多少のグレイが混ざった色合いです。
▼スピーカーの収納側より。



▼マグネット式で、このように開きます。ペンホルダーもあります。

▼収納時の出し入れは硬すぎず 柔らかすぎずに適切です。円形のスピーカー部分があるために、タブレット本体が簡単にずれ落ちることもないと思います。




▼反対側はフラットです。


▼製品をお借りした期間中、実際に装着することはなかったのですが、写真のストラップが付属しています。


液晶のチェック

12.1インチ 解像度 2560 x 1600の液晶について記載します。液晶を大きくアピールする製品ではありませんが、明るさ・鮮やかさ・色合いともに 特に課題もなく良い液晶です。
- 色合いとしては、寒色・暖色に寄らず 中間的な色合いです。
- 写真の表示などにおいて、派手さ・淡さもなく 自然な色合いでの表示です。
- 私は明るい液晶が好みですが、明るさ調整 70%ほどで程よい明るさ。明るさ 100%では眩しく感じます。
▼標準の壁紙で撮影。画像を圧縮しているために ややボヤっとしていますが、明るさ・鮮やかさ・色合いともに十分なもの。


▼この角度からの撮影では色合いに多少の変化がありますが、極端に崩れることもありません。

▼当サイトのトップページの表示です。白を背景とした場合も自然な色合いです。なお、上下左右ともに、ベゼルは比較的 狭いもの。


ベンチマークスコア
Dimensity 7400、メモリ 8GB、UFS 3.1 ストレージ 256GBを搭載する本製品で計測のベンチマークスコア、WiFiの回線速度、Widevine L1の対応状況について記載します。
AnTuTu ベンチ v11

2026年9月23日現在、AnTuTu ベンチマークはバージョン 12となっていますが、バージョン 11においても計測しました。スコアは 1,057,182です。
AnTuTu ベンチ v12

AnTuTu ベンチマーク バージョン 12のスコアは 1,141,637。ちなみに、以下の記事に記載しましたが、バージョン 11とバージョン 10では大きなスコア差がありますが、バージョン 11と12のスコア差は小さいようです。
AnTuTu ベンチ V11とV10の大きなスコア差、Android 端末 4製品で比較してみた
Geekbench 7
Geekbench 7のスコアは「シングルコア 925、マルチコア 3,339」。システム情報も含めて掲載しました。

ストレージの読み書き

以下の記事にて掲載のアプリ「CPDT Benchmark」で計測の、UFS 3.1 256GBの読み書き速度です。Write 740MB/s、Read 775.28MB/sと、スコア的にはPCのSATA SSDよりも速いもの。
Androidでストレージの速度計測なら「CPDT Benchmark」、メモリの速度も計測可能で、機種により大きな相違も
WiFi 回線速度
以下の記事にて掲載の自宅のWiFi / LAN環境(Nuro 光 10G、10G スイッチングハブ)で計測の、Fas.comでのブラウザ回線速度です。
Nuro 光 10G、2ヶ月利用の使用感。自宅の10G環境と周辺機器、ブラウザの回線速度
▼Fast.comでのブラウザ回線速度は 300~400Mbps台です。WiFi 7に対応のiPhone 17 Pro Maxでは 1Gbps前後となるなか 速くはないですが、ほぼ同時に計測のAndroid スマホ「POCO F6 Pro」が 200Mbps 弱であったことを考慮すると十分です。

Widevine L1
LenovoやXiaomiなどの大手ブランドのタブレットやスマホでは、一般的には製品仕様に明記がなくとも、Widevine L1(動画配信サイトの動画を高画質再生可能)に対応しています。そこで、念のために、Netfilixにて確認してみました。
▼Netflixなどにおいて、再生画質を確認する手順は以下の記事に掲載しています。
Android 端末にて、Netflix、hulu、Amazon Prime Videoの再生画質を確認する手順。Widevine L1 対応の確認にも有効
▼確認結果は以下ですが、Widevine L1、 FHDでの再生に対応しています。実際にNeflixの動画でも確認しましたが、FHDの綺麗な映像です。

体感レスポンス
他のLenovoのハイエンド寄りのタブレットと比較すると、それ程 高いスペックではないものの、普段使いでは本製品で十分に快適です。
- お借りした期間中の使用は、Web ブラウザ、YouTubeとNetflixなどの動画視聴、記事で使用する画像の編集程度でしたが、十分に快適なレスポンス。
- 軽作業では、Snapdragon 8 Gen 2のスマホとレスポンスの相違も感じず。
- 自宅のWiFi 環境が10Gであること、およびUFS 3.1の高速ストレージにより、AnTuTuなどの大容量アプリのダウンロードとインストールも快適です。
サウンドのチェック

最大の特徴となる JBL 9スピーカーの音質・音量について記載します。重ねての掲載ですが、以下の画像のように背面の円形部分に 3基のウーファーと2基のパッシブラジエーター、サイドに4基のツイーターを装備しています

Lenovoさんからお借りした約1週間、主に Amazon Music、YouTubeの音楽とニュース動画、Netflixを視聴しましたが、さすがにタブレットとは思えない迫力です。以下は感覚的なものとなりますが、使用感のポイントです。
- これまで、8スピーカーのタブレットを実機レビューしたこともありますが、3基のウーファーの存在により、重低音の迫力はさすが。
- デスクの前(液晶の画面が見える範囲)での使用がメインでしたが、ある程度 音量を上げても音割れを感じません。
- サイドの4基のツイーターは、スマホのようにシャカシャカした音質ではありません。ただし、多少の賑やかさを感じます。
- 特にYouTubeの音楽動画では、その音質・音量などの迫力に引き込まれ、つい連続視聴してしまいます。また、ある程度の長時間・連続使用においても 音質の良さからも疲れも少ないです。
- 私がPCで常用している以下のサウンドバーとの無理やり的な比較ですが、重低音と高音のバランスは「Lenovo Tab Plus Gen 2」が優れています。
CREATIVE Sound Blaster GS3 実機の簡易レビュー、スピーカーレスモニターでの使用は十分に実用的
まとめ
Lenovoさんからお借りした端末での実機レビューでした。9スピーカーと背面のやや奇抜なデザインから、興味本位からお借りしたものですが、以下などにより十分におすすめできる端末です。この品質と音質では、さらに大きな液晶の製品も販売してほしいものです。
- 金属製の背面、円形のキックスタンド、背面のウーファー部分など、極めて高品質な筐体です。
- Dimensity 7400、物理メモリ 8GB、UFS 3.1 ストレージによる普段使いでのレスポンスは、十分に快適。私はゲームを行わないのですが、普段使いでは レスポンス・価格面で本製品のスペックが程よいように思います。
- 公式ストアで液晶を大きくアピールするものではありませんが、明るさ・色合いともに十分なもの。12.1インチクラスでは FHDにおいても十分に綺麗ですが、2.5K 解像度により 粗さなどは微塵も感じません。
- 3基のウーファー、2基のパッシブラジエーター、4基のツイーターによるサウンドは、さすがの迫力・高音質。ツイーターに多少の喧しさを感じる場面もありますが、音楽動画などでは つい長時間 連続使用してしまいがちです。
- お借りした端末は、クリアケースとスリーブケースのセットですが、クリアケースは一般的なケースよりも厚みは抑えられ、かつ装着しやすいもの。スリーブケースはストラップを利用しなくとも、程よい硬さがあり、バックへの収納も安心です。
レビューした製品はこちら
Lenovo 公式ストアでは 単体で74,800円での販売、Amazonでは専用スリーブケースとのセットで 97,900円での販売です(いづれも、2026年9月23日現在の価格)。







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