
2026年9月にIFA 2026(ベルリン国際コンシューマ・エレクトロニクス展)にて発表の製品ですが、CHUWI 公式サイトにCPUにAMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載する AI ワークステーション「UniBox AI495 Pro」の情報が掲載されています。2026年11月7日現在、ポート類の詳細や価格帯などは明らかにされていませんが、概要について記載します。
CHUWI UniBox AI495 Proの概要

AMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載するAI ワークステーションとして、以下の「GMKtec EVO-X5 Pro」「ACEMAGIC F9A PRO 495」のほか、「MINISFORUM MS-S1 MAX-P495」が先行販売 あるいは発表されています。
ACEMAGIC F9A PRO 495が正式発売に。Ryzen AI MAX+ PRO 495を搭載するAIワークステーション、デュアルスピーカーを内蔵、セットモデルのメモリは192GB
上記2製品との比較では、概ね以下となります。
- 「GMKtec EVO-X5 Pro」は USB4 V2を備える一方、Oculink ポートを未装備。「CHUWI UniBox AI495 Pro」と「ACEMAGIC F9A PRO 495」は Oculink ポートを装備し、別途 拡張ドック・電源・グラボの用意により、外付けグラボを接続可能です。
- 「GMKtec EVO-X5 Pro」は指紋認証を装備し、電源が330Wであることも特徴です(「CHUWI UniBox AI495 Pro」は240W)。
- 「ACEMAGIC F9A PRO 495」のサイズは158.5 x 158.5 x 81.5mmと、他の2製品よりコンパクト。
- 「GMKtec EVO-X5 Pro」と「CHUWI UniBox AI495 Pro」は 10Gbps RJ45を2ボート装備ですが、「ACEMAGIC F9A PRO 495」は 2.5Gの2ポートです。
▼スペックの確認において、NOTEBOOK CHECK サイト(海外)も参照しています。ピンク網掛けの項目は、11月8日現在、不明瞭な事項です。
| CPU | AMD Ryzen AI MAX+ PRO 495、16コア 32スレッド、最大 5.2GHz |
| GPU | Radeon 8065S グラフィックス |
| AI NPU | XDNA 2 NPU、最大 55 TOPS、CPU/GPUとあわせて最大 131 TOPS |
| メモリ | LPDDR5X 8533MT/s オンボード 192GB |
| ストレージ(標準装備) | M.2 2280 PCIe 4.0 x 4 SSD 2TB |
| ストレージ(拡張) | M.2 2280 PCIe 4.0 2スロット |
| WiFi | WiFi 7 |
| Bluetooth | 5.4 |
| ポート類 | USB4、USB-A、OCulink、3.5mm ヘッドホンジャック、SD カードリーダー、HDMI、DP、10Gbps RJ45 2ポート |
| 冷却ファン | |
| サイズ | 209.6 x 209.6 x 67mm |
| OS | Windows 11 Pro |
| ローカルLLM | 最大 300B(4-bit 量子化) |
公式サイトの製品概要に、「ローカルLLM 300B パラメータ(4 bit 量子化)に対応」とあります。他のAMD Ryzen AI MAX+ PRO 495 / LPDDR5X 8533MT/s オンボード 192GBを搭載する製品も同様ですが、この概要(AIでの情報がベース)は以下です。
- 300B(3000億パラメータ)のローカルLLMを 4 bit 量子化した際のVRAM(GPU メモリ)の目安は、モデル本体で約 150GB、コンテキストやオーバーヘッドを含めると約165〜180GB以上のVRAM(GPUメモリ)が必要。
- AMD Ryzen AI MAX+ PRO 495 / メモリ 192GBにおいては、LPDDR5Xのユニファイドメモリの大部分をGPUのVRAMとして活用することとなる。
- ただし、VRAMとLPDDR5X ユニファイドメモリはメモリ帯域幅が異なり(VRAMが大きく優位)、生成速度はGPU単体より遅くため、生成速度よりも容量重視と認識する必要あり。
- MAX+ PRO 495 + 192GBは「VRAMとして割り当てる容量」が特徴であり、MoEのような「モデルは大きいものの計算量の小さい」モデルを選べば速度も実用上十分、というトレードオフです。
- 「ローカルLLM 300B パラメータ(4 bit 量子化)」の実用面での目安としては以下です。
- 会話・コーディングは、 20〜25 tok/s と実用的
- 長文生成(数千トークン)は 数分 と 許容範囲
- 大量文書の読み込み(プリフィル)は数十トークン/秒と、遅いがキャッシュ活用で緩和
- コンテキスト: 40〜64GBのKV領域 ≈ 数万〜10万トークン(モデル・量子化依存)
AMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載する AI ワークステーションでは、他社製品において 100万円超の価格です。これまで、エントリークラスからミドルレンジクラスの製品を多く展開の「CHUWI」から、「CHUWI UniBox AI495 Pro」が発表されたことはやや驚きです。
個人的には、イメージ画像で見る筐体のデザイン、10Gbps RJ45を2ポート、OCulink ポートを装備することに魅力を感じる一方、高額な製品であり、「CHUWI」のサポート面での心配もあります。いづれにしても、今後の展開に注視したく思います。
引用元
