
今回 実機レビューする製品は、SoCにSnapdragon 8 Elite Gen 5、物理メモリ 12GB、ストレージにUFS 4.1 Pro 256GBを装備する 8.8インチのAndroid タブレット「Lenovo Legion Tab (8.8インチ、Gen 5)」です。
AnTuTu ベンチマーク バージョン 12のスコアは4百万越えの快適レスポンス、UFS 4.1 Proの高速ストレージ、自宅の10G LAN環境とあわせて、大容量アプリのダウンロードとインストールも快速です。
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今回の実機レビューはLenovoさんからお借りした端末に基づき、記事に記載のスペックや価格は 2026年10月11日現在のものです。
Lenovo Legion Tab (8.8インチ、Gen 5)、公式ストア
Lenovo Legion Tab (8.8インチ、Gen 5)のスペック
スペックについては以下の記事においても掲載しており、下表は以下の記事からの引用です。
Lenovo Legion Tab (8.8″, 5)が公式ストアで販売に。SD 8 Elite Gen 5を搭載の8.8インチタブレット、SoCや3K 液晶など、従来モデルからスペックアップ
特徴となる箇所に黄色網掛けしていますが、以下の事項など、8.8インチクラスのみならず、Android タブレット全体としても ハイエンドの構成です。
- Snapdragon 8 Elite Gen 5、UFS 4.1 Proのストレージ、3K 解像度の液晶と、基本スペックは総じて高いもの
- 9000mAhのバッテリーは 68Wの急速充電に対応
- リアカメラは50百万画素と、Android タブレットとしては極めて高画素
- USB-Cを2ポート装備し、うち 1ポートは外部モニターへの映像出力に対応
- WiFi 7、Bluetooth 6.0に対応
| CPU | Snapdragon 8 Elite Gen 5、最大 4.6GHz |
| メモリ | 12 GB LPDDR5T |
| ストレージ | 256GB UFS 4.1 Pro |
| ディスプレイ | 8.8インチ、IPS、解像度 3040 x 1904、In-cell、輝度 最大 800 nits、165Hzのリフレッシュレート、DCI-P3色域 99% |
| WiFi、Bluetooth | WiFi 7, 11be/ax/ac/a/b/g/n準拠、Bluetooth 6.0 |
| LTE | 未対応 |
| カメラ | フロント 8百万画素、リア 50百万画素 |
| ポート類 | (下部) USB 3.2 Type-C ポート、映像出力に対応 (側面) USB 2.0 Type-C ポート データ専用 |
| バッテリー容量 | 9000mAh、68W 急速充電に対応 |
| 搭載センサー | 加速度計、光、接近、磁気、ジャイロスコープ、GPS |
| サイズ、重さ | 206.5 x 128.5 x 7.6mm、360g |
| OS | Android 16 |
| その他 | DOLBY ATMOS対応 2スピーカー、金属製の筐体、68W 充電アダプター付属 |
実機のシステム情報
続いて、実機から抽出のシステム情報を掲載します。型式番号は「TB355FU」です。
▼アプリの一覧より一部の抜粋です。プレインストールのLenovo アプリは「Legion Space」と「Lenovo Vantage」など、管理系アプリが数種あるのみです。

▼中国新興ブランド・ショップ系ブランドの製品と異なり、販売情報にて拡張メモリは強調されていませんが、最大 9GBまでの拡張メモリに対応しています。ただし、物理メモリを12GB搭載していますので、一般的にはメモリ拡張はオフで十分です。

▼もちろん、「PC モード」にも対応しています。Android タブレットで「PC モード」を使用すると、レスポンスが若干わるくなるように感じますが、本製品の場合には悪化を感じることなく動作します。

以降は、以下の記事にて掲載のアプリ「Device Info HW」から抽出しています。
Android 端末のシステム情報抽出なら「Device Info HW」。無料アプリながらも広告なし、多くの情報を抽出可能
▼以降の画像も含めて、クリックで拡大できます。下から2行目に、物理メモリは12GBと明記されています。
▼SoCの情報です。Snapdragon 8 Elite Gen 5は、3.63GHz x 6 + 4.61GHz x 2の8コア、GPUはAdreno 840です。
▼モデル名は「TB323FU」です。後半やや下にありますが、GPSを搭載しています。

▼8.8インチ液晶は、3040 x 1904の高解像度。リフレッシュレートは120Hzとありますが、165Hzに対応しています(実機で確認しないまま、端末をLenovoさんに返却してしまいました)。

▼9000mAh バッテリーの情報です。Lenovoさんから端末をお借りした約1週間、68W 急速充電の利便性を試していないのですが、タブレットで68W 急速充電に対応している事例はないように思います。
▼左に小さく緑表示のセンサーに対応しています。加速度計、光、接近、磁気、ジャイロスコープと、スマホと同じセンサーに対応しています。

Widevine L1への対応
Lenovoなどの大手ブランドのタブレットは、Widevine L1(NetflixやAmazon プライムビデオなどの動画を高画質再生可能)の対応状況の記載がないのですが、当然ながらも対応しています。以下は、Netflixでの対応状況です。
▼Netflixでの確認状況です。Widevine L1に対応し、FHDで再生することができます。

外観のチェック

外観について記載しますが、サイドと背面がブラックでもあり、ポート類の構成は写真では読み取りにくいため、上の画像を参照いただければと思います。ポート類は以下です。
- ①はボリュームコントロール、②は電源ボタン。
- ③は MicroSDカードスロット。Lenovoの他のタブレットと同様に、LTEには未対応・LTE スロットは無し。
- ④のUSB-Cは USB 2.0、製品仕様には明記ないのですが、こちらで充電も可能でした。
- ⑤の横持ちでの下側のUSB-Cは USB 3.2、映像出力に対応しています。Lenovo 直販ストアの画像では、④と⑤が逆の仕様になっていますが、こちらの公式サイト・PDFの仕様と私の確認では、下側の⑤が映像出力に対応が正しいです。
外観は全般的に、金属製の背面、およびブラックの塗装と相まって高品質です。また、液晶面のベゼル幅も比較的 狭いもの。ただし、背面の油脂の付着は多少 目立ちやすいです(一般的なタブレットと比較すると、極度に気にならない)。
▼カメラ側のサイドはスピーカーのみ。スピーカーは片側 2スピーカーのように見えますが、片側 1個づつの2スピーカーです。なお、2スピーカーであるものの、4スピーカーのような音質・音量です。


▼逆サイドは、USB 2.0のType-Cとスピーカー。製品仕様には明記ないのですが、こちらのUSB-Cにおいても充電可能でした。


▼横持ちでの下側のUSB-Cは USB 3.2、映像出力に対応しています。後の段落にて掲載しましたが、実機にて確認済です。


▼上側は電源ボタンと音量調節ボタン。多くのタブレットと同じ配置であり、操作性は良好です。

▼金属製の背面です。製品情報に明記ありませんが、アルミ削り出しのユニボディと思われ、同社あるいは多くの他のタブレットと同様に高品質です。ただし、こちらも他のタブレットと同様ですが、油脂の付着がやや目立ちやすく、傷付き防止のうえでも ケースを装着しての使用をおすすめします。



▼付属する65Wの電源アダプターです。プラグの折りたたみはできませんが、コンパクトです。

液晶のチェック

以下の液晶について記載します。全般的に、明るさ・鮮やかさ・色合いともに申し分なく、綺麗な表示です。約1週間のお借りした期間中、3040 x 1904の高解像度を特に意識しませんでしたが、文字を拡大しても滑らかな表示です。
- 8.8インチ、IPS、解像度 3040 x 1904
- 輝度 最大 800 nits
- 165Hz リフレッシュレート
- Dolby Vision 対応
▼下の角度、あるいは正面から見た場合にも、壁紙のレッド・ブルー・ブラックが鮮やかな表示です。


▼当サイトのトップページの表示です。写真などを表示しても、色合いはごく自然なものであり、特に課題も感じず。



ベンチマークスコア
実機で計測のベンチマークスコアを記載します。Snapdragon 8 Elite Gen 5、UFS 4.1 Proにより、もちろん これまでに計測したAndroid 端末ではトップの実力。所有する端末のSoCでは、「POCO F6 Pro」のSnapdragon 8 Gen 2がトップですが、本製品のベンチスコアは高すぎて感覚が麻痺してしまうほど。
AnTuTu ベンチマーク

AnTuTu ベンチマーク バージョン 12のスコアは 4,137,332。バージョン 12は2026年9月にリリースされて間もないこともあり、以下の画像のとおり、Snapdragon 8 Gen 2を搭載する「POCO F6 Pro」にインストールし計測してみました。結果はスコア 1,899,065となり、Snapdragon 8 Elite Gen 5は倍以上のスコアです。

Geekbench 7

Geekbench 7のCPU ベンチマークスコアは「シングルコア 2,902、マルチコア 10,273」。なお、単純比較はできませんが、私のメインスマホのiPhone 17 Pro Max / Apple A19 Proのスコアは「シングルコア 3,127、マルチコア 8,685」です。シングルコアはApple A19 Proがやや高く、マルチコアはSnapdragon 8 Elite Gen 5が大きな差をつけ高いスコアです。

3DMARK、Steel Nomad Light

3DMARK、Steel Nomad Lightのスコアは「総合スコア 2,797、平均フレームレート 20.72」です。なお、参考で計測のiPhone 17 Pro Maxのスコアは「総合スコア 2,412、平均フレームレート 17.9」です。

ストレージの読み書き

256GB UFS 4.1 Proの読み書きを、以下の記事にて掲載の「CPDT Benchmark」にて計測しました。結果は「Write 1.4GB/s、Read 2.86GB/s」。WriteとReadの差が大きいことが やや気になりますが、PCで例えると PCIe 3.0 SSDほどの速度です。
今回の実機レビューで、Snapdragon 8 Elite Gen 5 / UFS 4.1 Proの実力を大きく体感できたのは、大容量アプリのインストールが速いこと。AnTuTu ベンチマーク 3Dなどの大容量アプリのインストールも、それほど待たされ感なく、インストール完了です。
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WiFi 7、回線速度
私の以下の10G 環境下(Nuro 光 10G)での、Fast.comで計測のブラウザ回線速度です。時間帯などにより速度は異なりますが、計測時には1.2Gbpsとなり、WiFi 7に対応のiPhone 17 Pro Maxや M6 Mac mini、Windows 11 PCと同水準の速度です。
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外部モニターへの映像出力

映像出力に対応のUSB 3.2 Type-C を装備していますので、以下の27インチ 4K モニター、および40インチ ウルトラワイドモニターにて確認しました。接続時には、Windows 11 PCのUSB-Cポートと同程度のタイムラグがありますが、ミラーモード・拡張モードともに安定して出力できています。
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▼使用中の27インチ 4K モニターはこちら。
▼外部モニターとUSB-Cケーブルで接続するとタブレットに通知があり、これを押下すると以下の設定画面となります。以下の画像のとおり、「ミラーモード」と「接続機器に出力」の拡張モードから選択可能です。また、接続中に双方を切り替えることもできます。

▼PCと同様に、モニターの位置をタブレットの上・下・左・右と指定することもできます。

サウンドのチェック

2スピーカーの音量・音質について記載します。なお、公式サイトには以下と記載されています。
深みのある低音と迫力ある指向性サウンドを実現するドルビー・アトモス対応の2つのスピーカーを搭載して、ゲームプレイのあらゆる瞬間をさらに盛り上げます。大振幅設計、スマートPA、AIオーディオにより、クリアなサウンドと明瞭なボイスチャットを実現し、没入感のあるハプティックフィードバックがアクションを瞬時にフィードバックに変えます。
今回の実機レビューにおいて、ゲームをプレイしていませんが、YouTubeとNetflixを視聴する範囲でのコメントは以下です。
- 2スピーカーであるものの、4スピーカーと思えるほどの音の広がりと音質のよさです。
- 単に4スピーカーをアピールするタブレットよりも、音質はよいもの。
- スマホでありがちなシャカシャカしたサウンドではなく、高音・低音に偏らず、バランスのよい音質です。
- 机上で聞く範囲の使用ですが、音量をある程度 上げた場合にも、音のこもりや音割れを感じません。
体感レスポンス、使用感のまとめ
体感レスポンスと、これまでに記載の事項のポイント、その他の使用感について記載します。なお、今回の実機レビューにおいて、顔認証とカメラは未確認です。
- Snapdragon 8 Elite Gen 5はさすがに快速。所有するSnapdragon 8 Gen 2を搭載する「POCO F6 Pro」と比較すると、より一層 キビキビと動作することを即体感できます。
- ストレージのUFS 4.1 Pro、WiFi 7、自宅の10G LAN環境とあわせて、大容量アプリのダウンロード・インストールも快速です。
- ベンチマークで負荷をかけた場合、背面は多少 温もりを感じる程度で熱くはないです。
- Lenovoのこれまでに実機レビューしたタブレット(文末の関連記事を参照)と同様に、アルミ製の背面の質感は高いもの。ただし、油脂の付着はやや目立ちやすい。
- 8.8インチ 3K 解像度の液晶は、明るさ・鮮やかさ・色合いともに十分なもの。なお、3Kでもあり、初期設定でのブラウザなどの文字表示はやや小さく、好みに応じて拡大する必要がありそうです。
- USB-Cポートでの外部モニターへの映像出力も確認済。ミラーモード・拡張モード、モニターの配置など、PCと同じ感覚で操作可能です。
- 2スピーカーを搭載していますが、ミドルレンジクラスのタブレットの4スピーカーよりも音質はよく、高音・低音のバランスもよいもの。
レビューした製品はこちら
今回の実機レビューはLenovoさんからお借りした端末に基づき、記事に記載のスペックや価格は 2026年10月11日現在のものです。10月19日まで、Lenovo 公式ストアではセールを開催中であり、9%オフの107,800円での販売です。なお、Amazonではグレイシャーホワイトの販売、一時的に在庫切れとなっていますが、参考までのリンクです。





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