
UGREENの「NASync DXP GT」シリーズとして 2製品が発売となりました。最大の特徴となるのが、HDD 2ベイの「DXP2800 GT」が 10GbE LANを1ポート、4ベイの「DXP4800GT」が10GbE LANを2ポート装備していること。
特に、従来製品・他社製品では 2ベイで10GbE LANを装備する製品はなかったのですが、比較的 低価格で 10GbEのNAS環境を構築することができ、自宅に10G LAN環境がある方にとっては特に有効です。
スペック

上の画像は「DXP4800 GT」の概要ですが、「DXP2800GT」ともにアルミ製の筐体、CPUにAMD Ryzen Embedded R2514を搭載、DDR4 メモリ 8GBを標準装備していることは共通です。
下表のスペックにおいて、参考までに R45 LAN ポートとして 10GbpE + 2.5GbpEを装備する「DXP4800 Plus」も掲載しています。下表では「DXP4800 Plus」をベースとして、優位な事項に黄色網替け、劣位な事項にピンク網掛けしています。

大きな特徴は以下の段落に掲載していますが、スペックの補足は以下です。
- 他のNASと同様に、HDDとM.2 SSDは付属していません。
- 3.5インチ HDD ベイには、2.5インチ HDD / SSDも取付可能です。
- UGREENのNAS用OS「UGOS Pro」は、64GB eMMCにインストールされています。
- USB4は未装備となり、10Gbps USB-Cを装備しています。
▼以下の公式サイトに、UGREENで互換性テストを通過した HDD/SSDが掲載されています。
NASync DXP GT シリーズの特徴
私は Nuro 光 10G + 10G スイッチングハブの環境(Nuro 光 10G、2ヶ月利用の使用感。自宅の10G環境と周辺機器、ブラウザの回線速度)に、UGREENの下位製品も含めて以下のNASを使用しています。これらと「DXP4800 Plus」との比較も含めて、NASync DXP GT シリーズの特徴を記載します。
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AMD Ryzen Embedded R2514を搭載
CPUとして、AMD Ryzen Embedded R2514を搭載しています。AMD Zen+ アーキテクチャと数世代前のRyzenとなりますが、最近では Intel Alder Lake N100やTwin Lake N150の代替としてミニPCに搭載される事例が多くなっています。PCでの実力としては、N100やN150と同水準で動作し、オフィスソフトなどのライトユースとして遅さを感じることなく動作します。
なお、「DXP4800 Plus」に搭載のPentium Gold 8505と比較すると、AMD Ryzen Embedded R2514のベンチマークスコアはやや劣りますが、軽量OSの「UGOS Pro」を動かす程度であれば、レスポンスの相違を感じることはありません。
▼AMD Ryzen Embedded R2514や近い型番のCPUを搭載するPCやNASとして、以下の事例があります。2つめのリンク先の、R2544を搭載するNASは HDD 4ベイ・M.2 SSD 2スロットを装備していますが、R45 LAN ポートは2.5Gbps RJ45 + 1Gbps RJ45。この点において、10Gbps x 2ポートを搭載する「DXP4800 Plus」が優れています。
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10GbE LAN ポートを搭載

冒頭に記載のとおり、最大の特徴となるが HDD 2ベイの「DXP2800 GT」が 10GbE LANを1ポート、4ベイの「DXP4800GT」が10GbE LANを2ポート装備していること。
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▲私が使用中のNAS・上の記事のNASのLAN ポートは、「UGREEN NASync DH2300」が1GbE、下の記事は 10GbEです。下の画像は、Windows 11 PCからNASに接続し、NASで運用のHDD / SSDの読み書き速度を計測したものです。上の1GbEが理論値の125MB/s近く、下の10GbpEが理論値の1250MB/s近く出ていますが、これほどの相違があると体感的にも異なります。
なお、理論値近くの速度になるか否かは、10Gbps LAN 環境の場合にも、HDDやSSD単体での速度・RAIDにより異なります。


M.2 NVMeを2スロット装備

このクラス・価格帯のNASとして一般的ですが、HDD 2ベイの「DXP2800 GT」、4ベイの「DXP4800GT」ともに、M.2 NVMeを2スロット装備しています。スロットの詳細仕様の記載がありませんが、おそらくは PCIe 3.0 SSD スロットと思われます。
また、前述のUGREEN NAS 公式サイト、製品互換性リストに「PCIe 4.0 自体の互換性問題と消費電力問題のため、高消費電力のPCIe 4.0 SSDのインストールは非推奨です」とあります。読み書き速度の速い M.2 PCIe 4.0 SSDを使用した場合にも、一般的には10Gbpsの1250MB/sで頭打ちとなるため、PCIe 3.0 SSDで十分です。
なお、効率が求められる作業中のプロジェクトは高速なNVMe SSDに、大容量ファイルはHDDに自動で振り分けて保存の機能を備えています。また、「DXP2800 GT」、「DXP4800GT」ともにU.2 NVMeにも対応しています。
アルミ製の筐体に大型ファンを装備

スペースグレーのアルミ製筐体に、「DXP4800GT」においては以下の画像のとおり、大きなファンを装備しています。ファン音量・騒音については、29~34dBとのこと。PCファンでの騒音測定の私の感覚では、この程度の騒音ではほぼ気になることはありません。

使い勝手のよい「UGOS Pro」、「UGREEN NAS」アプリ

私が使用中の「UGREEN NASync DH2300」において、Windows 11 PCは以下の記事にて掲載のSMB設定によるエクスプローラー、iPhoneとAndroidでは「UGREEN NAS」アプリを多用しています。iPhoneで撮影した写真のバックアップを使用することが多いのですが、アプリを開くと即同期でき、また、外出先でも操作できることにより、便利に利用しています。
UGREEN NASのファイルをWindows 11のエクスプローラーで表示する手順。MacのFinderでの表示も参考掲載
価格情報

2026年7月3日現在、UGREEN 公式ストアでは 20%オフ、「DXP4800 GT」は79,900円、「DXP2800 GT」は55,900円で販売中です。楽天市場においても 同様に20%オフだったのでが、既に終了しています。
Amazonにおいては、公式ストアよりもやや割高ですが、「DXP4800 GT」におけるUSB-C ケーブル あるいは LAN ケーブルとのセットでは概ね同価格です。


