
今回 実機レビューする製品は「Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11」です。レビュー機は、CPUにCore Ultra 5 322、DDR5 メモリ 16GB、M.2 SSD 512GBを搭載し、Yoga スタイルの14インチ液晶はタッチパネルです。
ディスプレイが360°回転するYoga スタイルの筐体は、天板と底板は金属製であり高品質。また、ルナグレーの色であることも影響し、ThinkPadと比較すると油脂の付着が目立ちにくいもの。
この2,3年で実機レビューした IdeaPadも同様ですが、キーボードのキーは程よい硬さと押し込み感・戻り感があり、私にとっては ThinkPadよりも一層 快適なタイピング感です。
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今回の実機レビューは、Lenovoさんよりお借りした端末に基づき、記載の仕様や価格は2026年9月6日現在のものです。
Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11 (14型 Intel)、公式ストア
スペック

Lenovoさんからお借りした端末でのレビューのため、底板を開いて実機での確認を行っていませんが、上の画像のとおり、DDR5 メモリ・2242サイズ M.2 SSDともに2スロットであることも大きな特徴です。メモリは標準で8GB x 2の構成ですが、M.2 SSDを増設することができます。
▼レビュー機の型番は「83UGCTO1WW」、スペックは下表です。
| CPU | Intel Core Ultra 5 322、6コア 6スレッド、最大 4.6GHz |
| GPU | Intel Graphics、AI 最大 18 TOPS |
| NPU | 最大 46 TOPS |
| メモリ | DDR5 SDRAM 16GB(8GB x 2、2スロット(空きなし)) |
| ストレージ | 2242サイズ M.2 512GB PCIe 4.0 SSD、空きスロットあり |
| ディスプレイ | 14インチ IPS、解像度 1920 x 1200、アスペクト比 16 : 10、光沢あり、タッチパネル |
| WiFi | WiFi 6対応 (11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
| Bluetooth | 5.4 |
| ポート類 | USB Type-C 3.2 Gen2(給電、映像出力対応)、USB-C 3.2 Gen 1、USB-A 3.2 Gen1(5Gbps) x 2、HDMI、microSD メディアカードリーダー、マイク・ヘッドホン コンボジャック |
| バッテリー | 固定式 3 セル リチウムイオンバッテリー 60Whr |
| サイズ | 約 311.6 x 224.9 x 17.4mm(最薄部)、約1.54kg |
| OS | Windows 11 Home |
| その他 | Dolby Audio 対応 ステレオスピーカー(2W x 2)、バックライトキーボード、指紋認証なし、Lenovo Pen Gen 2 付属 |
▼左サイドの③は電源・映像出力に対応のUSB-C、④のUSB-Cは仕様には明記されていませんが こちらも電源・映像出力に対応していることを確認済です。

実機のシステム情報
続いて、実機から抽出のシステム情報を掲載します。
▼Windows 11 「設定」の「デバイス情報」と「Windowsの情報」です。もちろん、仕様どおりに CPUはCore Ultra 5 322、メモリ 16GB、OSはWindows 11 Homeです。

▼解像度 1920 x 1200の液晶ですが、推奨の拡大/縮小は150%。老眼の私としては拡大率が高い方が好みですが、やや大きいようにも感じます。

以降の画像は、以下の記事にて紹介のフリーソフト「HWiNFO」から抽出したものです。
HWiNFOの使い方、Windows PCのデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフト。投稿数 約4万件のフォーラムも充実
▼システムの概要です。クリックにて拡大できます。
▼CPUの情報です。Intel Core Ultra シリーズ 3のCore Ultra 5 322は、以下の仕様です。
- Pコア 2 低消費電力 Eコア 4の6コア 6スレッド
- 最大周波数 4.4GHz
- TDP ベースパワー 25W
- L3 キャッシュ 12MB

▼メモリは2スロット、DDR5 8GB x 2の16GB、デュアルチャンネルでの動作です。

▼NPUの情報です。AIは最大 46 TOPS


▲▼14インチ液晶の型番は「LEN140WUXGA」とあります。検索してみると私の以下の実機レビュー記事が出てきましたが、製造元などの詳細情報を確認できませんでした。

▼DDR5-5600のメモリの型番は「MTC4C10163S1SC56BH1 KF」ですが、こちらもGoogle 検索で詳細情報を抽出できず。

▼2242サイズのM.2 PCIe 4.0 SSDは、「Sandisk」の型番「SN5100S SDFPMSM-512G-1101」。後述のベンチマークで掲載していますが、「Read 6,606MB/S、Write 5,197MB/s」と、このクラス(価格帯)のSSDとしては速い部類です。

外観のチェック
後の段落で掲載の液晶・キーボード以外の外観について記載します。天板と底板は金属製であり、高品質な筐体です。また、ルナグレーの色であることも影響し、ThinkPadと比較すると油脂の付着が目立ちにくいメリットもあります。
▼左サイドのポート類は左から、HDMI、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、充電・映像出力に対応のUSB-C 3.2 Gen 1、USB-C 3.2 Gen 1。画像を圧縮しているためにやや粗くなっていますが、サイドから見ても高品質な筐体であることがわかります。なお、USB-Cにおいては、2ポートともに充電・映像出力に対応していることを確認済です。


▼右サイドのポート類は左から、電源ボタン、microSD カードリーダー、USB-A 3.2 Gen 1 x 2。2つめの写真のように、電源オンでインジケーターが白く点灯します。


▲▼電源ボタンはほぼフラットで やや押下しにくいのですが、ディスプレイを開くと自動的に電源オンとなる仕様です。なお、自動的に電源オンとなる設定を無効化する手順は、以下の記事に掲載しています。
Lenovo IdeaPadやYogaにて、カバーを開くと電源オンとなる設定を無効化する方法
▼こちらの角度から見ると、天板エッジのラウンドした形状が美しいです。

▼ヒンジ側の中央に大きな通風口があります。負荷をかけた際にも、熱の排出量は多くなく、CPU温度は低く抑えられています(後の段落に掲載しています)。

▼天板の全体像です。金属製の高品質な筐体のうえ、ブラックのThinkPadと比較すると 油脂の付着が目立ちにくいメリットがあります。


▼底板も金属製で高品質。お借りした端末であり、底板を開いていませんが、プラスネジ 4本での固定であり、他の端末と比べるとネジ数は少ないです。


▼付属する Lenovo Pen Gen 2、Lenovo 汎用の65W 電源アダプターです。

液晶のチェック

製造元などの詳細を確認できませんでしたが、以下の液晶の使用感について記載します。
- 14インチ IPS、解像度 1920 x 1200、アスペクト比 16 : 10、
- 光沢あり、タッチパネル
全般的に、それほど明るい液晶ではありませんが、光沢パネルの反射も抑えられているように感じます。
- やや暖色寄りの色合いとなり、白を背景とした場合、外部モニターと比較すると 多少 黄色がかっていることがわかります。
- ただし、ノートPCとしては概ね一般的な色合いです。
- 私は明るい液晶が好みですが、明るさ調整 100%にすると程よい感覚です。他のノートPCでは明るさ 100%では明るすぎることも多く、このため上記で「それほど明るい液晶ではありません」と表現しています。
- 上記と関連し、明るさ調整の幅がやや大きく、少し下げると多少 極端に暗くなります。
- もちろん 視野角の広いIPSパネルですので、斜めなどから見た場合の見え方は良好です。
- 私はタッチパネルを多用していませんが、追随などは良好です。
▼タッチパネルでもあり、ベゼルと液晶に段差のないフラットな液晶面です。最近のノートPCと同様に、上下左右ともにベゼル幅は狭いもの。


▼当サイトのトップページを表示。写真ではわかりませんが、色合いとしては多少の黄色がかった暖色系です。


▼壁紙を変更しての撮影。写真を表示した際の色合いに違和感などはなく、自然な表示です。

▼ディスプレイ面が360度回転する 2 in 1ですので、このようにテントスタイルなどで楽しむこともできます。


▼視野角の広いIPSパネルですが、さすがにこの角度から見ると暗く見えます。

キーボードのチェック

キーボードのタイピング感の全般としては、かなり良好です。これまでにレビューした他のIdeaPadも概ね同様との記憶ですが、直近のThinkPadよりもやや硬めの押し込み感で私好みです。
- Enterキーが一般的なノートPCと比較して幅が狭いものの、特に影響なくタイピングできています。
- タイピング時に確実な押し込み感と戻り感があり、心地よい打鍵感です。
- ただし、長時間 連続タイピングすると、その押し込み感などから多少の疲れがあるようにも感じます。
▼両サイドにスピーカーがあり、キーボードの幅はそれほど大きくないものの、特殊なサイズのキーもありません。

▼写真のように、Enterキーの横幅がやや狭いのですが、タイピング時に違和感はなく、誤タイピングを招くこともありません。


ベンチマークスコア
Intel Core Ultra シリーズ 3のCore Ultra 5 322、DDR5 メモリ 16GB(8GB x 2)、PCIe 4.0 SSD 512GBを搭載する本製品で計測のベンチマークスコアを掲載します。比較対象は、これまで実機で計測した、ベンチマークスコアが上位となるPCを表形式で掲載しています。
なお、表には以下の記事にて実機レビューの、ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Editionに搭載のCore Ultra 5 325、ThinkPad E14 Gen 7 ILLに搭載のCore Ultra 7 258Vのスコアも表示しています。
全般的にCPU ベンチマークスコアはそれ程高くないですが、もちろん、普段使いとしては十分です。
ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition実機レビュー、Thunderbolt 4を3ポート装備の軽量ノート、キーボードのタイピング感も良好
ThinkPad E14 Gen 7 ILL、Core Ultra 7 258V モデルの実機レビュー。オンボードメモリ 32GBを装備しキビキビと動作、顔認証も快速
Geekbench 5

Geekbench 5のスコアは、「シングルコア 1,742、マルチコア 5,998」。下表はいづれもPC実機で計測のスコアですが、普段使いでの体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアは、AMD Ryzen 7 8745HSと同水準。ただし、6コア 6スレッドでもあり、マルチコアはRyzen 5 7430Uにも及ばず。

Geekbench 6

Geekbench 6のスコアは、「シングルコア 2,479、マルチコア 7,367」。Geekbech 5と同様に、シングルコアのスコアは、AMD Ryzen 7 8745HSと同水準です。

Geekbench 7
Geekbench 7のスコアは「シングルコア 2,272、マルチコア 10,897」。2026年8月16日現在ではリリース間もない Geekbench 7のために比較対象はありません。また、Geekbench AIのスコアを未計測でした(未計測なまま、Lenovoさんに端末を返却)。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23のスコアは、「シングルコア 1,814、マルチコア 10,246」。シングルコアのスコアは Core Ultra 5 325と大差ないものの、マルチコアは AMD Ryzen 5 7430Uと同水準。

3DMARK
3DMAKR Steel Nomad Lightのスコアは「1,002、7.43FPS」。ベンチ中の動画を見ても カクカクした動きであり、他の統合型GPUと比較しても、いっそうゲーム向けではありません。

PCMARK 10
PCMARK 10の総合スコアは 6,159。オフィスソフトでの快適さの指標は、Productivityのスコア 4,500ですが、本製品のスコアは 11,198と大きく上回っています。
2つめの画像はCore Ultra 7 258Vのスコアですが、「Digital Content Creation」のスコアに大きな差があります。ここは、統合型GPUの相違が大きく影響しているものと思われます。


ドラクエベンチマーク
軽量のゲーミングベンチソフト「ドラクエベンチマーク」のスコアは「快適、5,112」。AMD Ryzenも含めて、最近のノートPCとしては低いスコアです。


▲上のスコアは、以下の記事にて実機レビュー、AMD Ryzenとしてはエントリー寄りの Ryzen 5 7430Uのもの。Core Ultra 5 322は大きな差を伴い低いスコアです。
Lenovo V14 Gen 4 AMD 実機レビュー、Ryzen 5 7430Uのエントリー構成ながらも、上位機同様のレスポンスと快適タイピングの14インチノートPC
CrystalDiskMark
「Sandisk」の型番「SN5100S SDFPMSM-512G-1101」の読み書き速度は、「Read 6,606MB/S、Write 5,197MB/s」と、このクラス(価格帯)のSSDとしては速い部類です。

WiFiのチェック
自宅の以下の10G LAN環境(Nuro 光 10G、10G スイッチングハブ)での、WiFi 6におけるブラウザ回線速度のチェックです。概ね、他のWiFi 6 / WiFi 6Eを搭載するPCと同水準の速度が出ています。
Nuro 光 10G、2ヶ月利用の使用感。自宅の10G環境と周辺機器、ブラウザの回線速度
▼WiFi モジュールは「RealTek RTL8852BE」です。

▼時間帯などにより速度は異なりますが、FASTでのブラウザ回線速度は 940Mbpsでした。

USB-Cのチェック
USB-Cにおいて、以下が機能することを確認しました。いづれも安定動作しています。
- PD対応のモニターからの給電
- 上記とあわせて、27インチ 4K モニターへの映像出力
- 5Gbps USB-C to RJ45アダプターの動作
4K PDモニターからの充電と映像出力
Xiaomi A27Ui、27インチ 4K モニター 実機レビュー、WQHDモニターから入替して正解、90W PDとUSB ハブも便利に利用中
▲▼上の記事にて実機レビューの「Xiaomi 27インチ 4K モニター」への接続です。USB-Cポートともに、PD対応モニターからの充電・映像出力に対応し、4K@60Hzで安定動作しています。

5Gbps USB-C to RJ45アダプターの動作
以下の記事にて アダプター単体で実機レビューの「5Gbps USB-C to RJ45 アダプター」での動作確認です。10G アダプターは下記以外の製品においても、USB4 / Thunderbolt 4以上にて動作します。当アダプターは、別途ドライバーをインストールする必要があります。アダプター側によるものか、時々 接続が切れることもありましたが、概ね安定動作しています。
UGREEN 5Gbps USB-C to RJ45 アダプターの実機レビュー、ドライバーインストールにより安定動作、Windows 11とMacでの動作を確認
▼ドライバーのインストール後、5GbEのアダプターとして認識。

▼時間帯などにより速度は異なりますが、FASTでのブラウザ回線速度は 3.4Gbpsでした。他の時間帯では 4Gbpsとなることもあり、他のPCと同水準です。

▲▼以下の自宅の10G環境での計測です。
Nuro 光 10G、2ヶ月利用の使用感。自宅の10G環境と周辺機器、ブラウザの回線速度
顔認証のチェック

上の画像のとおり、顔認証に対応しています。顔の登録も短時間で完了し、顔認証の精度も高いもの。Lenovoさんからお借りした約1週間、何度か2回目の認証となった程度で、ほぼ一発で即認証が完了しました。
サウンドのチェック
YouTubeのニュース動画とAmazon musicの音楽を聴いた範囲の感覚的なものですが、一般的なノートPCと同程度のサウンドです。
- 音質・音量ともに、一般的なノートPCと同水準との間隔です。
- 音は多少こもりがちですが、多少 音量を上げても音割れはそれ程感じません。
- 高音においては、スマホと同様にやや耳につく、シャカシャカした(この表現で伝わるか)音質です。
CPU温度、ファン音量のチェック
ベンチマーク(CINEBENCH R23)の測定にて、CPU使用率を100%とした際のCPU温度とファン音量について記載します。ファン音量は多少大きくなるものの 許容範囲であり、CPU温度は極端に高くならず良好です。また、通常の利用では、ほぼファン音を意識することがないほどに静音です。
▼エアコン温度 25℃に設定の部屋内での、CPU使用率を100%とした際の最大温度は89℃。サーマルスロットリングも発動せず(発動するノートPCも散見されます)、ノートPCとしては良好との認識です。

▼CPU使用率を100%とした際の、iPhone アプリ「デジベル X」で計測のファン音量です。平均 約42dBと、それほど喧しく感じるほどの音量ではありません。また、負荷を下げると即静音となります。

まとめ
CPUにCore Ultra 5 322、DDR5 メモリ 16GB、M.2 SSD 512GBを搭載、Yoga スタイルの14インチ液晶の2 in 1「Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11」の実機レビュー記事でした。あらためて、使用感のポイントを記載すると以下となります。特筆すべき事項として、この2,3年で実機レビューした IdeaPadと同様に、キーボードのタイピング感や快適性は、ThinkPadよりも良いように感じます。
- ディスプレイが360°回転するYoga スタイルの筐体は、天板と底板は金属製であり高品質。
- また、ルナグレーの色であることも影響し、ThinkPadと比較すると油脂の付着が目立ちにくいもの。
- USB-Cにおいては、2ポートともに充電・映像出力に対応していることを確認済。
- ディスプレイを開くと自動的に電源オンとなる仕様です。ただし、Lenovo Vantageソフトにて、無効化することができます。
- 液晶はそれほど明るいものではありませんが、光沢パネルの反射は抑えられているように感じます。なお、液晶の色合いとして暖色寄りです。
- キーボードのタイピング感はかなり良好です。これまでにレビューした他のIdeaPadも概ね同様ですが、直近のThinkPadよりもやや硬めの押し込み感で私好みです。
- 全般的にCPU ベンチマークスコアはそれ程高くなく、マルチコアとゲーム関連のスコアは控えめです。ただし、シングルコアのスコアはAMD Ryzen 7 8745HS相当となり、普段使いとしては十分です
- スピーカーのサウンドは、一般的なノートPCと同水準です。
- ファン音量は通常時には極めて静音。負荷をかけると多少大きくなるものの 許容範囲であり、CPU温度は極端に高くならず良好です。
レビューした製品はこちら
今回の実機レビューは、Lenovoさんよりお借りした端末に基づき、記載の仕様や価格は2026年9月6日現在のものです。
Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11 (14型 Intel)、公式ストア



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