ハイエンド寄りのミニPCにおいて、私がおすすめのスペック帯の一つがインテル 第12世代 モバイル向けCPUを搭載する製品です。第13世代のCore i9-13900Hの某製品の場合、私の使用感ではCPUの発熱・排熱対応に不安があります。
この第12世代 CPUを搭載するミニPCのうち、Core i5-12600Hの「MINSFORUM NAB6 Lite」が Amazon スマイル Saleにて 55,184円で販売されていますので、あらためてスペックと特徴を記載します。
MINSFORUM NAB6 Liteのスペック
上の画像右側のUSB Type-C ポートは、Alt-DP モードに対応しています。これにより、ポータブルモニターにケーブル 1本で モニターへの電源供給と映像出力を行うことができます。なお、PD対応のモニターからミニPC本体への給電と映像出力は仕様上は対応していますが、このクラスでは専用DCポートからの給電が無難です（製品紹介に明記なく、他の同クラスのPCで、文鎮化したことがあります）。
MINISFORUM NAB6 Lite、Core i5-12600Hを搭載のミニPCが発売。従来モデルからCPUを変更
▼当製品のスペックは上の記事にも記載していますが、あらためてスペックを掲載します。なお、メモリとSSDの容量は、Amazonのセットモデルのものです。
| CPU | 第12世代 Core i5-12600H、12コア 16スレッド、最大 4.5GHz |
| GPU | Intel Iris Xe |
| メモリ | DDR4-3200 16GB、最大 64GB |
| ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 500GB / 1TB、2.5インチ SATA SSD / HDDを増設可能 |
| WiFi | WiFi6に対応 |
| Bluetooth | 5.2 |
| ポート類 | HDMI x 2、USB A 3.2 x 4、USB-C（映像出力対応） x 2、USB-C 3.2、有線LAN x 2 |
| サイズ | 127 × 127.5 × 54.7 mm |
| OS | Windows 11 Home |
▲▼Geekbench サイトから抽出の「NAB6 Lite」のGeekbench 6のスコアは「シングルコア 2468、マルチコア 9979」。2つめのスコアは上の記事にて実機レビュー・上位のCore i9-12900HKの実測スコアです。私は Core i5-12600Hの使用経験はないのですが、このスコアを参照すると、普段使いでは Core i9-12900HKと同様にキビキビと動作します。
筐体の特徴
上の画像は「NAB6 Lite」、下の写真は同じ筐体を採用する上位の「NAB9（実機レビュー記事はこちら）」ですが、以下の2つが筐体の大きな特徴となります。
- 天板はワンタッチで開き、内部にアクセスしやすいこと
- PCIe 4.0の冷却のため、ファン付きのヒートシンクを搭載していること
▼天板はワンタッチで開き、メモリ・SSD スロットへのアクセスが容易です。また、天板裏に 2.5インチ HDD / SSDを増設することができます。
▼メモリは2スロット、PCIe 4.0 SSDにはファン付きのヒートシンクが装備されています。なお、上位のNAB9では 普段使いでは ほぼ気になることのないファン音量（高負荷時には多少やかましくなります）であり、NAB6 Liteも同様かと思います。
価格情報
冒頭にも記載しましたが、2025年1月3日開始のAmazon スマイル Saleでは、メモリ 16GB / PCIe 4.0 SSD 500GBのセットモデルが 55,184円で販売されています。また、メモリ 16GB / SSD 1TBのモデルは 58,384円とあり、約3千円の価格差ですので、後者がお得ですね。
なお、MINISFORUMのサブブランドにおいても同型モデルが販売されており、こちらのメモリ 16GB / PCIe 4.0 SSD 512GBのセットモデルは 55,992円です（Amazonはこちら）。
Amazonの販売ページでは、文中で掲載・上位でCore i9-12900HKを搭載する「NAB9」と、同CPUを搭載する以下の「UN1290」も販売されています。現在、「UN1290」を使用し記事を編集していますが、キビキビ動作で静音と、よい製品です。
コメント