GMKTec G5、Alder Lake N97を搭載、72mm 角の超小型ミニPCのスペック

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

GMKtecより、CPUにAlder Lake-N N97を搭載する超小型のミニPC「GMKtec G5」が販売されていますので、スペックと特徴を記載します。

N100を搭載する超小型のミニPCは複数販売されていますが、N97を搭載する点で新鮮さを感じます。ただし、機能的には N100 モデルと同じとなり、体感レスポンスも変わりません。

GMKtec G5のスペック

「GMKtec G5」のスペックは以下となります。

CPU	Alder Lake-N N97、4コア4スレッド、最大 3.6GHz
GPU	Intel UHD Graphics
メモリ	オンボード 12GB LPDDR5 4800 MT/s
ストレージ	2242サイズ M.2 SATA SSD 256GB
WiFi	WiFi 5
Bluetooth	4.2
ポート類	USB-A 3.2 x 3、HDMI x 2、USB-C（電源、12V / 3A）、有線LAN、TF カードスロット
サイズ	72 x 72 x 44.5mm
OS	Windows 11 Pro

同社の超小型・N100を搭載する「G2」を上の記事にて紹介していますが、上表ではスペックの異なる主な事項に黄色網掛けしています。その他のスペックも含めたコメントは以下です。

CPU以外では、G2のサイズ 87 x 87 x 39.5mmに対して、G5は 72 x 72 x 44.5mmとコンパクト。
G2では映像出力ポートとして DisplayPortとHDMI x 2個を装備。G5はHDMI x 2個となり、DisplayPortは未掲載。
G2 / G5ともに電源はUSB Type-C。ただし、PD / DP Alt モードに対応との明記なく、未対応です。
PD / DP Alt モードに対応している場合、PD対応のモニターとのケーブル1本での接続で、PCへの給電とモニターへの映像出力が可能となります。なお、Alder Lake N95 / N97 / N100を搭載のミニPCで、Alt モードに対応している製品は、ごく僅かです。
G2、G5ともにメモリはオンボード、SSDはPCIeではなくSATA。2242サイズのM.2 SSDですが、ユーザーにて換装可能です。

▲▼上の画像はAmazonに掲載のベンチスコア、下の画像は AliExpressに掲載のベンチスコアです。双方ともに（特にAmazonは）N97のベンチスコアを過大評価しており、以下にて補足します。

画像のベンチスコアはおかしいものの、N97 / N100ともに、在宅勤務やWeb サイトのブラウジング・YouTubeなどの視聴では、遅さを感じずに動作することに間違いはありません。

Amazonのベンチスコアは、どのベンチソフトが類推できず。シングルコア、マルチコアともに、N97はN100の倍以上のスコアとなっていますが、明らかに過大です。どのベンチソフトにしても、よくても1桁%増し程度です。
AliExpressのGeekbench 5のスコアは、Amazonよりも実際に近いです。ただし、以下の記事にて、実機で計測のGeekbench 5のスコアを一覧化していますが、また、特定のN100 PCのレビュー記事へのリンクも掲載しましたが、N100の事例の一つは「シングルコア 998、マルチコア 2904」。上の画像のN97よりも高いのですが、逆にN97のスコアは過小のように感じます。

▼こちらの画像では、2242サイズのM.2 SATA SSDの換装が困難に思えますが、Amazonのレビュー記事を参照すると、底板を開くの、SSD スロットにアクセスできるタイプです。

▲▼上の写真は以下の記事にて掲載の、超小型ミニPCのSSDを取り付けた様子ですが、底板を開いて取り付ける点は、G５も同じです。

Amazon サイトに掲載のN97とN100のベンチスコア比較には大きな違和感がありますが、N97を搭載の超小型ミニPCは多少の新鮮さを感じます（N100では多数販売されているため）。

ただし、N95 / N97 / N100のベンチスコアは誤差の範囲程度でほぼ同じ、体感レスポンスも同じです。このため、超小型ミニPCをお探しの場合には、デザイン・価格での候補の絞り込みがよいとの認識です。

▼Stick PCとなりますが、こちらは PD / DP Alt モードに対応の、大きなメリットがあります。