Fire HD 8 2024モデル、2022モデルとの詳細スペック比較 | Win And I net

Fire HD 8 2024モデル、2022モデルとの詳細スペック比較

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メモリ 3GB あるいは4GBを搭載する「Fire HD 8 2024モデル」が販売となりました。2022モデルから 2年経過しているため、メモリ以外のスペックも向上していると思いきや、SoCとCPUに変更はありません。私個人としては、基本スペックが同じであるために残念ですが、参考までに2024モデルと2022モデルの詳細スペックを比較してみました。

Fire HD 8、2024 / 2022モデルのスペック比較

Fire HD8の2024モデルと2022モデルのスペック比較において、Amazon サイト Fire HD 8 2022モデルのページにおいても概要の比較表がありますが、Amazon デベロッパーサイトを参照しつつ、SoCなどの詳細を記載したものです。

 

▼参考までに、2020モデルも掲載しています。2022モデルに対して 2024モデルが優位な事項に黄色網掛けしています。

▲▼スペックの補足は以下です。

  • SoCはMediaTek MT8169A、CPUは Cortex A55 x 6個の6コア
  • ストレージは より高速なUFSではなく eMMC
  • 液晶の解像度は 1280 x 800のHD画質。文字では多少の粗さを感じる水準です。
  • GPSを未搭載であり、搭載されるセンサーが限定されることからも、ナビ向きではありません。
  • Android タブレットでは「物理メモリ + 仮想メモリ」とする製品が多いなか、仮想メモリには未対応です。

 

2024モデル・2022モデルともに、Fire HD 8 第12世代であり、Android 11 ベースであることも含めて、基本スペックは同じとなり、メモリ容量とリアカメラの画素数のみの小変更です。

SoCのMediaTek MT8169A(CPUはCortex A55 x 6)のベンチマークスコアの指標は以下です(数値はまるくしています)。

  • AnTuTu ベンチマーク v9は約135,000
  • Geekbench 6は「シングルコア 230、マルチコア 835」
  • Geekbench 5は「シングルコア 180、マルチコア 865」

 

AnTuTu ベンチマーク スコア一覧、スコアに応じた動作の指標

上の記事にて、実機にて計測のAnTuTu ベンチスコアを一覧化しています。2022年当時では そこそこのスコアですが、今となっては かなり低いスコアです。一般的なAndroid タブレットとしてみた場合、動画視聴ではよいものの、その他のアプリ動作では もどかしさを感じる水準です。

 

2022年~2024年にかけて、8インチクラスのAndroid タブレットは、以下のように大きくスペックアップしています。これに対して、Fire HD 8は メモリ容量のみのアップにとどまり、古さを感じます。ただし、Android タブレットと同様にスペックアップした場合、Fire HD 10の存在が薄れてしまうため、メモリ以外の現状維持はやむを得ないとも言えそうです。

  • 「ALLDOCUBE iPlay 50 mini」の発売を契機として、液晶の解像度は Fire HD 8と同じHDではなく、FHDを搭載するタブレットが多くなっている。
  • 「ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro」の発売を契機として、CPU(Soc)にHelio G99を搭載する製品も複数あり。Helio G99のAnTuTu ベンチマークスコアは約40万。
  • 「ALLDOCUBE iPlay 50 mini / mini Pro」と同スペック帯のタブレットが続々と登場。
  • 概ねどの製品もLTEに対応。また、アルミ製の背面で質感の高い製品が主流。
  • ストレージは、eMMCから より高速なUFSに移行。
  • ただし、10インチクラスの上位のタブレットと比較すると、搭載するセンサーが限定される製品が多い(Fire HD 8と同水準)。

 

▼上記で引用の製品のレビュー記事はこちら。

Alldocube iPlay 50 Mini 実機レビュー、約13千円で AnTuTu スコア 約24万、Widevine L1対応のFHD、鮮やか液晶の8.4型タブレット

ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE レビュー、Helio G99 / UFS 2.2の快適レスポンス、NetflixのWidevine L1対応により 更に充実度アップ

 

まとめ

Fire HD 8 2024モデルは、2022モデルからメモリ増量のみの小変更となり、一般的なAndroid タブレットとの比較では、OSがAndroid 11ベースであることも含めて古さを感じます。

ただし、従来モデルからWidevine L1(動画配信サイトの動画を高画質再生可能)をサポートしており、Amazon プライムビデオやAmazon Alexaとの親和性のメリットもあります。これにより、メモリ増量のみのスペックアップも評価すべき事項とも思えます。

 

 

▼以下事例の、8.4インチのFHD、AnTuTu ベンチスコア 約40万のタブレットに対して、Fire HD 8のメリットを見出せるか否かがポイント。

Headwolf FPad5、8.4型 Helio G99 Android 14タブレット。iPlay 50 Mini Pro NFEとのスペック比較

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