上の写真は、M4 Mac miniとThunderbolt 4に対応のPCIe M.2 SSD ケースです。SSD 256GBのM4 Mac miniを購入しましたが、外付けSSDにより容量不足を補う予定です。
取り急ぎ、2023年2月に購入のSSD ケースを取り付けていますが、常用のためにファンを追加すべきか、あるいはファン付きのSSD ケースを購入すべきか検討中。そこで今回は、私が使用中、あるいは物色中のThunderbolt 4 対応、冷却ファン付きのSSD ケースについて記載します。
所有するSSD ケース
上の写真のとおり、USB 接続のSSD ケースを複数所有していますが、Thunderbolt 4対応のケースは、以下の記事にてレビュー・上の写真 左から2つめの製品です。
M2 Mac mini / M1 MacBook Air、Thunderbolt 3/4対応 外付SSDケースでのPCIe 3.0 SSDのベンチスコアを計測してみた
2023年2月の購入であり、現在は基盤の仕様などが異なっているようです。上の写真では、M.2 SSDの取付がネジ、2230 / 2242 / 2260サイズ用の取付穴がありませんが、2024年11月に販売のモデルは、ネジなしで取付可能、2280以外のサイズの取付穴もあります。
なお、直近の仕様は異なっている可能性がありますが、付属するヒートシンク(コの字型)の幅が狭く、取り付けたヒートシンクを取り外ししにくいです。
ファンレスであり、PCIe 4.0 SSDでは冷却にやや不安もありますが、価格は他製品よりも安く、時々使用するなどの場合には購入候補の一つとなりそうです。なお、ORICOも含めて、他ブランドから同種の製品が販売されていますが、同一製造元の製品と思われます。
M4 Mac miniを購入、実機で計測のベンチマークスコア。CPU シングルコアのスコアは強烈、Win 11 PCを大きく凌駕
▲▼以下の上の画像は、M4 Mac miniに内蔵の256GB SSD、下の画像は本ケースに取り付けた PCIe 3.0 SSDの速度です。後者は Windows 11 PCに内蔵時と概ね同水準の速度となり、かつ SSD ケースはほんのりと温もりを感じる程度。PCIe 3.0 SSDでは ファンなしのSSDケースで十分とも思えます。
▲▼以下の記事にて、PCIe 4.0のSSDに置き換え後のレビューを投稿しています。
M4 Mac mini、PCIe 4.0 2TB 外付けSSDを増設してみた。SSD、ケースなどの構成とベンチマークスコア
おすすめのThunderbolt 4 対応 SSD ケース
下記は私が物色している、冷却ファンを備えた Thunderbolt 4 対応のSSD ケースです。特におすすめの製品は、冒頭ACASISのケース。
ACASIS、ファン付きアルミ製筐体
サイズ感と色合いは所有する製品に近いものがありますが、ACASIS ファン付きアルミ製(型番 TBU405Pro M1)は、以下を大きな特徴とします。ただし、2280サイズのM.2 SSDのみのサポートです。
- 全面アルミ製のファン付き、ファンは上の画像のスイッチにより、オンオフの切替可能。かつ、ファンは静音仕様です。ただし、風量の調整はできません。
- ケースの上蓋は、ネジなしで脱着可能。
▼筐体・上蓋ともに厚めのアルミ製です。私のように、SSDのテストも兼ねて SSDの換装が多い場合、上蓋の脱着が煩わしくなりますが、本製品はネジなしでの脱着が可能です。
▼サイドのスイッチによりオンオフ可能な小さなファンを備えています。底面に取り付けたSSDの熱をファンを通じて、サイド上面より外部に排出する仕様です。
GRAUGEAR、銅製ヒートパイプ・ファン付き
上の画像のとおり、以下を特徴とする「GRAUGEAR」のSSD ケースもおすすめです。なお、上の製品と同様に、2280サイズのM.2 SSD 専用、かつM Keyのみに対応しています。
- ケースの高さは26mm、厚めのヒートシンクを搭載
- 2本の銅製ヒートパイプを装備、ケースはアルミ製
- 30mm 冷却ファンを装備
▼アルミ製の筐体に、厚めのヒートシンク、銅製のヒートパイプ、30mmの冷却ファンと、冷却は十分に考慮されています。なお、ファンのオンオフには未対応のようです。
GRAUGEAR、SSD 縦置き 50mm ファン付き
上の製品と同じく「GRAUGEAR」ブランドのSSD ケースです。M4 Mac miniとの組み合わせにおいては、見た目・デザインも重要なポイントとする方も多いと思いますが、本製品はデザイン・冷却対応を兼ね備えた製品です。
SSDを縦置き・スタンドに装備するファンにて冷やすタイプのため、M.2 SSDの全サイズに対応、かつお好みのヒートシンクを取り付けることができます。
不安な事項としては、Amazonの製品レビューが「Amazon Vine先取りプログラム」におけるサンプル提供でのレビューのみであること(2024年11月9日現在)。ドイツの方のレビューでは、SSD スロット周り・取付箇所が弱く、SSDがぐらつくとの記載があります。確かに構造としては記載のとおりかと思われます。
▼ヒートシンクとファンの距離があること、およびSSD固定用の小さなパーツにやや不安もあります。
まとめ
2023年2月にThunderbolt 4対応のSSD ケースの購入時には、製品数はそれほど多くなかったのですが、2024年11月現在では多数の製品が販売されています。
私としては、手元にあるケースを活かし、必要に応じてファンを追加する方向性ですが、上記の製品のうち、おすすめは「ACASIS、ファン付きアルミ製筐体」の背品です。ファンのオンオフスイッチを備え、スリープ時にはオフ、使用時にはオンとすることができます。
なお、Thunderbolt 4 対応のSSD ケースでは、安定動作のためにケーブルも重要なポイントです。ケースに付属のケーブルは 40Gbps 対応と明記されていますが、 予算が許せば Thunderbolt 4の正式な認証ロゴのあるケーブルがおすすめです。
▲▼Thunderbolt 4の正式な認証ロゴのあるケーブルとしては、上のCable Mattersの製品がおすすめです。私は、外付けGPU ボックスへの接続用に1mのケーブルを購入しました。
Cable Matters Thunderbolt 4ケーブル。外付けGPU ボックス、NVMe SSD ケース、4K モニターでの使用感。いづれも即認識