LIFEBOOK U937/R、Core i5-7300U版 実機レビュー、メモリ増設・PCIe SSDに換装で更に快適仕様に。中古ながらも液晶も綺麗 | Win And I net

LIFEBOOK U937/R、Core i5-7300U版 実機レビュー、メモリ増設・PCIe SSDに換装で更に快適仕様に。中古ながらも液晶も綺麗

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ヤフオクにてジャンクと明記のある「富士通 LIFEBOOK U937/R」を 13,500円で購入したのですが、これが良い意味で大当たり。CPUはCore i5-7300U、メモリ 4GB、SSD 128GB(OSなし)、ACアダプターなしの商品ですが、目に付く傷もなく、液晶の程度も良好です。

また、私としては 第7世代 Core i5-7300UのPCは初めてでしたが、ベンチマークスコアは 第8世代のCore i3よりも高く、動作もキビキビしています。メモリを4GBから12GBに増設後、SSDをSATAからPCIe SSDに換装後となりますが、今回は中古で購入の「LIFEBOOK U937/R Core i5-7300U版」の実機レビューです。

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LIFEBOOK U937/Rのスペック

上の画像は、購入したU937/RのSSDをPCIe SSDに換装後のものです。法人向けのU937/R Core i5-7300U版のスペックは以下となりますが、黄色網掛の箇所は私が増設・換装・導入しています。

CPU Core i5-7300U、2コア4スレッド、最大 3.5GHz
GPU Intel UHD Graphics 620
メモリ 4GB オンボード +8GB、合計 12GB
ストレージ 256GB PCIe SSD
ディスプレイ 13.3インチ、IPS パネル、解像度 1920 x 1080、非光沢
WiFi 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.1
ポート類 USB A x 2、HDMI、有線LAN
サイズ 309 × 212.5 ×15.5mm(突起部含まず)、約799g
OS Windows 10 Pro
その他 約92万画素 Web カメラ

 

▲▼後継のU938/Rとの相違は、第8世代 CPUの組み合わせがないこと以外に、USB Type-Cがなく PD充電に対応していないこと(上の画像のとおり目隠しされています)。ただし、私は以下に記載のトリガーケーブルにより、USB Type-Cの電源アダプターから充電・給電しています。

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▼メモリの増設、PCIe SSDへの換装の記事はこちら。

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▼ヤフオクにてジャンクと明記のある中古を即決価格 13,500円で購入しましたが、唯一 ジャンクらしいものは、SSDが BitLocker エラーとなったこと。これもあり、PCIe SSDに換装しました。

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実機のシステム情報

当然ながらも上のスペックと同じとなりますが、実機から抽出のシステム情報を掲載します。

 

▼Windows 10のシステム情報。CPUはCore i5-7300U、メモリは12GB

 

HWiNFO、Windows PCのデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフトの概要。投稿数 約4万件のフォーラムも充実

▲以降のシステム情報はフリーソフト「HWiNFO」から抽出したものです。

 

▼システム情報のサマリー。必要に応じてクリック・拡大ください。

 

▼メモリはデュアルチャネルで動作しています。

 

▼後述のとおり綺麗な液晶ですが、シャープ製の型番「LQ133M1JW28」とあります。

外観

続いて、外観のうち サイドについて記載しますが、ディスプレイとキーボードは後段を参照ください。会社では、ほぼ同じボディのU938/Tを使用していますが、U938/TとU937/Rともに マグネシウム製のボディの質感は高く、約799gの軽量さと相まって よい製品です。

サイド

 

▼右サイドには カードスロット、USB-A、有線LAN ポートがあります。

 

▲▼LANポートは上の状態から、コネクタを引き上げて使用しますが 実によくできています。

 

▼右サイドを底面より

 

▼左サイドは電源端子、フルサイズのHDMI、USB-A、イヤホンジャック。LIFEBOOKのUシリーズは、サイドの前方が絞り込まれているため、サイズよりも薄く感じます。

 

▼左サイドを底面より

 

▼左サイドを拡大

 

▼ヒンジ側より

 

▲▼天板は以下の記事に記載のとおり「激落ちくん」を使用して汚れを落としていますが、中古としては かなり綺麗です。

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他の軽量ノートと簡易比較

私は12インチ〜13.3インチの1kg未満の軽量ノートして、以下の製品を所有していますが、そのうち、「NEC VeresaPro」と「MacBook 12」を簡易的に比較してみました。

 

▼2016年製の「NEC VersaPro VG-N(VK22TG)」との比較。同じ13.3インチですが、U937/Rは僅かに小さい。なお、写真は未掲載ですが、双方ともに同じくマグネシウム製でありつつも、底板の剛性はかなり異なります。VersaProを押せばへこみそうな底板ですが、U937/Rの底板の剛性は高いです。

 

▼横幅、厚みは同程度。VersaProは電源ボタンが左サイドにありますが、やや操作しづらいです。

 

▼キーボード面は、U937/Rの左右のベゼル幅が狭いです。タイピング感としては、軽やかな VersaProに対し、U937/Rは硬め。私としては VersaProがより快適・高速にタイピングできます。

 

▼こちらは 12インチのMacBook 2016モデルとの比較。MacBookの薄さが際立ちます。MacBook 12 2016モデルのCPUは 省電力のCore m5-6Y54となり、レスポンスは  操作して即わかるほどに U937/Rが快適です。

ディスプレイ

会社で使用のLIFEBOOK U938/T(Celeron搭載)のディスプレイは やや滲みを感じるものですが(他の社員の同端末の画面を見ても同様であり、個体差ではありません)、U937/Rのディスプレイは滲みもなく、明るさ・発色・視野角ともに良好です。

なお、中古でもあり、1ヵ所のみ数mmのコーテイング剥げがありますが、通常に使用していると生じるものですので、気にするほどではありません。

 

▼上の斜めから、下の正面から見ても綺麗な発色のディスプレイです。会社のU938/Tのディスプレイは文字を表示すると滲みを感じるのですが、その現象もありません。

 

▼ディスプレイを最大限開いた場合のヒンジ部分。デスクに接する部分には やや弾力性のある素材が使用されています。

 

▼当サイトのトップ画面を この角度から見ても、視野角・発色ともに良好です。

キーボード

U938/T、U938/Rで他の13.3インチのPCと比較して、劣るように感じるのがキーボードのタイピング感。U937/Rの場合、キーピッチ 19mm、キーストローク 1.2mmとなりますが、キーがやや硬く底打ち感があります。タイピング時の戻りも多少鈍いように感じ、高速タイピングは ThinkPad、MacBookほどではありません。

ただし、他サイトを参照すると、上記のようなコメントは多くなく(ごく一部にはあります)、一般的には万人受けするキーボードでしょう。

 

▼キーの配置は標準的となり、私が英数・かな切替で多用する「無変換・変換キー(キーの割り当てを変更しています)」が大きくありがたい。なお、タッチパッドは一般的なものよりも滑らかさに欠けます。

 

▼「無変換・変換キーの英数・かな切替への割り当て」は、以下の記事を参照ください。

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ベンチマークスコア

Geekbench 5、ドラクエベンチマーク、CrystalDiskMarkのみとなりますが、実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。

 

▲▼Geekbench 5のCPU ベンチマークのスコアは「シングルコア 938、マルチコア 1783」。こちらの記事に、これまで実機レビュー、あるいは製品紹介を行ったPCのスコアを一覧化していますが、シングルコアのみで見た場合、以下の記事でレビューのCore i5- 8279Uとほぼ同水準となり、私の想像以上の高いスコア。

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▼ドラクエベンチマークのスコアは「快適、5694」。メモリを4GBから12GBに増設し デュアルチャネル化していることにより、4GB搭載機と比較すると 2割ほど高いスコアになっていると思います。

▲▼メモリのデュアルチャネル化によるスコアアップは以下の記事を参照

古いThinkPad(T550)のメモリ増設、デュアルチャネル化でGPUベンチスコアが約44%アップ

 

▼SATA SSDからPCIe SSDに換装しているために参考程度ですが、Readのスコアは3342MB/s。この恩恵により、Windows 10 Proが5秒以内で起動します。

体感レスポンス

U937/Rを購入する際に、ヤフオクの同一出品者から販売のU938/S Core i5-8250版と迷ったのですが(U938/S、U937/Rともに即決価格で複数出品されていますが、U938/Sは即売り切れとなります)、U937/Rのベンチスコア・体感レスポンスでも十分です。

  • 私の普段使い(記事の編集、画像の編集、Web サイトの参照、YouTubeの視聴)では、第8世代のCore i5クラスと同様にキビキビと動作。
  • 体感としては、Core i3-8145Uよりも速いように感じます。
  • PCIe SSDに換装していることもあり、Windowsの起動・終了は爆速。瞬時に起動・終了するイメージです。
  • その他、BIOSの設定を確認すると、CPUファンの回転数を制御していましたが、Windowsの起動時以外は ほぼ無音と言えるほどで、体感レスポンス・快適性に繋がっています。

まとめ

会社で同型・後継のLIFEBOOK U938/T(ただし、Celeron 搭載モデル)を使用しており、私としては目新しさがないために、購入にためらいもありましたが、購入して正解でした。

ヤフオクでジャンクと明記されていたものの、ジャンクな箇所はなく、第8世代のCore i5と同水準のレスポンスで液晶も綺麗なうえに、最大の特徴となる約799gの軽量さは格別です。

この数カ月で携帯目的で、MacBook 12とLet’s note CF-SZ5 / RZ5の中古も購入したのですが、どれを携帯時のメインとするか悩ましくなりました。

 

▼以下の国内通販は割高なため、私としてはヤフオクをおすすめします。

 

2023年12月24日追記。増設したメモリ 8GBを16GBに換装し、合計 20GBとしました。なお、USB Type-Cにて充電可能なU938/Sも値下がりし、ヤフオクでも多く出回っています。今となってはU938/Sがおすすめです。
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2024年3月4日追記。U937/Rにて、HackintoshによるmacOSが動作しました。
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2024年3月4日現在、Hackintoshにより macOSを導入した ThinkPad X280 / T480s、Let's note CF-SV7のSSDを組替え中です。このなか、SSDが余っていたので「富士通 LIFEBOOK U9...
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