ヤフオクで 富士通 LIFEBOOK U937/R Core i5-7300U版のジャンク品(メモリ 4GB / SSD 128GB)が 13,500円で販売されており、18,800円のU938/S Core i5-8250版と迷った末に、U937/Rを購入。早速、メモリ 4GBから12GBに、SATA SSDをPCIe SSDに換装しました。
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増設・換装後のシステム情報
はじめに、増設・換装後のシステム情報を記載します。冒頭に記載のとおり、Core i5-7300Uを搭載のU938/Rのほかに、Core i5-8250Uを搭載のU938/Sも多数販売されていたのですが、U938/Sは回転が速く(ヤフオクにて双方ともに定額販売)、迷っているうちに即売り切れ。また、U938/Sはファン音が気がかりなために、U937/Rを購入です。
▼Windows 10のシステム情報。CPUはインテル 第7世代の2コア4クロックのCore i5-7300U、メモリは4GB オンボードに、空きスロットに8GB追加し合計 12GB。
▲▼フリーソフトの「HWiNFO」から抽出の情報ですが、メモリはデュアルチャネルで動作しています。
LIFEBOOK U937Rの分解
分解と言うほどのものではなく、底板を開けるのみで M.2 SSD ポートとメモリスロットにアクセスできます。以下は LIFEBOOK U938/Tのメモリ増設の記事ですが、マザーボード・内部の構成は U937/Rも同じです。
▼底板の12個のプラスネジを外します。ThinkPadなどの場合には ネジとツメで固定されているのですが、LIFEBOOK U937 / U938はツメがなく、簡単に底板を外すことができます。
▼左上にメモリの空きスロット、右中央に標準装備のM.2 SATA SSDがあります。メモリスロットの左横の下には WANの空きポートがあるのですが、後述のとおり 2242サイズのPCIe SSDを挿入しても認識せず。私としては 2つのSSDを搭載し、Hacintoshによる macOSとのデュアルブートとしたいのですが、しばらくお預けです。
▲▼マグネシウム製の底板は、ある程度の剛性も保持しています。以下のNEC VersaProは、U937/Rとほぼ同じ重量ですが、底板は双方ともにマグネシウム製でも VersaProはよりペラペラ感が強く、押すと簡単にへこみそうです(実際にへこんでいる端末が多数あります)。
SATA SSDからPCIe SSDへの換装
128GB SATA SSD(OSなし)を装備していましたが、快適さを求め、使用していないPCのPCIe SSD(Windows 10 Proをインストール済)を移植しました。また、以下の記事のとおり、標準装備のSSDは BitLocker エラーが生じていたことも、換装の背景です。
▼標準装備の2280サイズ M.2 SSDは SanDiskの製品。
▲写真下が換装する addlinkのPCIe SSD。
▲▼たまたま 手元にあった PCIe SSDを使用しましたが、OSクローンを行う場合には、Crucial / SanDisk / WDなどの大手ブランドのSSDをおすすめします。大手ブランドでは 無料のOSクローンソフトを配布しています。
▼PCIe SSDへの換装完了。
▼実機・換装した PCIe SSDで計測のベンチマークスコアはこちら。Writeは控えめですが、Readは 3000MB/s超えの速度が出ており、Windowsの起動・終了などで速さを体感できます。
メモリの増設
私は他のPCで使用していた Kingstonのメモリを利用しましたが、Crucialサイトでは U937/Rにマッチする 8GB メモリは以下とあります(富士通公式サイトには 規格の明記なし)。ただし、以下のメモリは やや割高なため、同規格の割安な製品でよいと思います。
▼写真の上にあるのが空きスロット。
▼メモリ増設後。メモリの右にKingSpecとあるのは 2242サイズのM.2 PCIe SSDですが、WANポートに挿入したところ認識せず。
▲▼以下の記事にてコメントいただきましたが、LIFEBOOK S935/Kでは半田のブリッジで 2242サイズのM.2 SATA SSDが装着できた事例もあります(コメントのリンク先記事(半田ブリッジの記事)はこちらです)。
▲メモリ増設後のGeekbench 5のCPUベンチマークスコアは「シングルコア 938」と、以下でレビューのCore i5-8279UのミニPCと同水準のスコアとなり(マルチコアは大きく劣ります)、キビキビと動作します。
まとめ
中古で購入のU937/Rの詳細レビューは後日対応ですが、取り急ぎ メモリの増設、SSDの換装の記事でした。ヤフオクで「ジャンク」との記載があったのですが、液晶やボディも含めて傷らしきものもなく、会社で2~3年使用している U938/Tよりも使用感の少ないもの。
▼単なるヤフオクへのリンクですが、「LIFEBOOK U937/R」で検索してみてください。即決価格 13,500円の製品が私が購入したものですが、6月24日時点では複数 出品されています。
▼ヤフオクと比較すると割高ですが、通販サイトの中古情報はこちら。
▼2023年12月26日追記。USB Type-Cポートで充電可能なU938/Sが値下がりしており、今となってはこちらがおすすめです。