国内外通販において、コスパに優れた Alder Lake-N N95/N100を搭載するミニPCが多数販売されており、どの製品がおすすめか悩ましいところです。このなか、AmazonとAliExpressを参照すると、CPU温度などの状態を示すミニスクリーンを備えた製品が販売されていますので、製品の特徴について記載します。
ACEMAGIC S1 ミニPCのスペックと特徴
Amazon / AliExpressともに、N95 / N100の2つのモデルが販売されています。省電力のCPUですので、システムの状態を示すニーズは大きくないと思いますが、時刻表示は便利かも。メモリはDDR5ではなくDDR4ですが、AliExpressのイメージ画像を見る範囲ではスロット形式、M.2 SSDスロットはPCIeとSATAの2ポートです。
MINISFORUM UN100L、Alder Lake N100搭載のミニPCが発売に。Altモード USB-C、LPDDR5 RAM、PCIe SSDを搭載
▲現時点(2024年1月2日現在)での、N100を搭載するミニPCのおすすめは、上記のミニPC 大手ブランドの「MINISFORUM UN100L」と「Beelink EQ12」。以下のスペックでは、これらと比較して本製品の優位となる事項に黄色網掛けしています。
なお、上の実機レビュー記事に記載していますが、N100はインテル 第8世代 モバイル向けのCore i7-8565Uと同水準のベンチマークスコアと体感レスポンスです。
Amazonで販売のN100モデルのスペックを掲載しています。
CPU | Alder Lake-N N100 あるいはN97 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | DDR4 3200MHz 16GB |
ストレージ | M.2 PCIe 3.0 SSD 512GB、M.2 SATAの空きポートあり |
WiFi | WIFI 6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | HDMI x 2、USB-A 2.0 x 2、USB-A 3.0 x 2、有線LAN x 2 |
サイズ | 124 x 136 x 41mm、441g |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | システム状態を表示のミニスクリーンを装備 |
▼電源ボタンは縦置きでの上に配置されています。全てのUSB ポートが上にあるため、ケーブル接続の場合には、ケーブルの取り回しが煩雑となりそうです。
▼Amazon / AliExpressともに文字での明記はありませんが、画像を参照すると、メモリはオンボードではなく、スロット形式(おそらく 1スロット)。N95 / N100のミニPCではオンボードのメモリが多いなか、また、2.5インチ SSDを増設できる製品が多いなか、スロットのメモリ、M.2 SSDポートを2個搭載はメリットとなります。
▲サイドの取り外しはマグネット式であり、内部へのアクセスは容易です。
▼スクリーンのサイズを確認できませんが、ファンの回転数・消費電力・CPU温度・メモリ使用量・時計を表示できるようです。また、背景も変更可能です。
▼Alder Lake-N N97を搭載するミニPCは、1月14日現在は多くありませんが、N100 / N95よりもベンチマークスコアは若干高いです。ただし、体感レスポンスで相違を感じるほどではありません。
まとめ
N100 / メモリ 16GB / SSD 512GBモデルの場合、2024年1月2日時点のAmazon 価格は 8,000円オフクーポンの利用により 23,998円。AliExpressは 約3万円であり、Amazonは大幅に低価格で販売されています。
機能としては、文中に掲載の「MINISFORUM UN100L」が、AltモードのUSB-Cポートを搭載するほか、HDMIに加え DisplayPortも搭載している点で優位です。ただし、本製品もシステム状態表示を示すスクリーンを抜きにしても、M.2 SSD ポートを2個装備する点で、Alder Lake-Nを搭載するミニPCでは購入候補となる製品です。
▼こちらはおすすめの「MINISFORUM UN100L」
コメント