2024年1月7日(日)23:59まで開催の「Amazon 初売りセール」。今回はセール対象のミニPCのうち、特におすすめの製品を少数ながらもピックアップしました。なお、製品はエントリーからハイエンドの順に掲載しています。
BMAX B4 Plus
安価ながらも、インテル 第8世代 モバイル向けのCore i5相当(2018年当時は、ハイエンド寄りのノートPCに搭載)の実力となる、Alder Lake-N N100、メモリ 16GB、M.2 SATA SSD 512GBを搭載する製品です。
▼N100の実力については、以下の記事を参照ください。当サイトでは、N100 / N95を搭載するミニPCを多数レビューしています。
Alder Lake N95 / N100 搭載PC 実機3製品、旧世代 Core i3 / i5とのベンチスコア比較のまとめ
▼同スペックのミニPCは多く販売されていますが、映像出力対応のUSB Type-C ポートを搭載する製品は珍しく、私が当製品をおすすめする理由の一つです。
▼上記のUSB Type-Cポートに加え、N100のミニPCではオンボードメモリの製品が多いなか、スロット形式であることもメリットです。このクラスでは、普段使いがメインとなり、32GBに換装する必要もないのですが、お遊び要素で換装できます。
▼製品の詳細記事はこちら
BMAX B4 Plus、Alder Lake N100、フル機能 USB Type-C搭載 ミニPCのスペックと特徴
▼今回のセール価格は 22,799円と、2023年9月の上の記事投稿時よりも700円ほど価格アップしていますが、映像出力対応のUSB Type-Cを搭載することが大きな魅力。なお、メモリ 8GB / SSD 256GBの他社製品は2万円ほどで販売されていますが、大きな価格差ではないため、メモリ 16GB / SSD 512GBモデルがおすすめです。
▼コンパクトなN100 ミニPCをお探しなら、こちらの製品がおすすめです。売れ筋の製品ではありませんが、スペック・レスポンスは他のN100 ミニPCと同じです。なお、レビュー記事の製品は、ブランド名は異なりますが同型となります。
T-Bao T8 Plus 実機レビュー、N100搭載 87.8mm角の超小型ミニPC。デザインよく静音性にも優れた おすすめ製品
N100搭載、ミニスクリーン付き
こちらは初売りセール対象ではありませんが、気になる存在のために掲載しました。N100、16GB DDR4 メモリ、PCIe SSD 512GB搭載は一般的ですが、上の画像のとおり、縦置きでの上にミニスクリーンを装備し、消費電力・CPU温度・メモリ使用量などを確認することができます。
また、内部の構成の画像を参照する限りは、メモリは1スロットのようですが、2280サイズのM.2 SSDポートを PCIe用 / SATA用の2ポート備えていることが大きな特徴。
▼こちらの画像のように、M.2 SSDポートを2つ備えています。電源ボタンとUSBポートを縦置き時の上に備える仕様です。
▼製品の詳細記事と販売情報はこちら。
CPU温度などをスクリーン表示可能な Alder Lake N100 ミニPCが販売中。2つのM.2 SSDポートも搭載
NiPoGi N95
価格重視では、NiPoGiのN95搭載のミニPC。N95 vs N100ではベンチマークスコア・体感レスポンスともに大きく変わりません。初売りセール対象ではありませんが、メモリ 8GB(換装可能)/ SSD 256GBのモデルが、クーポン利用により 17,998円での販売です。また、他の多くのミニPCと同様に、2.5インチ HDD あるいはSSDを増設可能です。
私は概ね同じ筐体の旧世代のCPUを搭載する製品を所有していますが、ファン音が他のN95 / N100 ミニPCよりも、やや喧しいと思われます(Amazon レビューにも記載されています)。
▼実機で計測の、N95とN100のベンチマークスコアの比較は、こちらで掲載しています。
Alder Lake N95 / N100 搭載PC 実機3製品、旧世代 Core i3 / i5とのベンチスコア比較のまとめ
▼製品の詳細記事と販売情報はこちら。
NiPoGi AK1 Plus、Alder Lake-N N95搭載 ミニPCのスペックと特徴。18千円未満の価格が大きな魅力
GMKtec NucBox 9
N100搭載のミニPCに心許なさがある場合、お手頃価格のAMD Ryzen 5 5600U(6コア 12スレッド)を搭載する製品もおすすめです。
GMKtecの場合、同スペックの他社製品よりも割安で販売されることが多いのですが、「NucBox 9」は、2スロット 8GB x 2枚のDDR4メモリとPCIe SSD 512GBを搭載し、映像出力対応のフル機能のUSB Type-Cを備えています。メモリがスロット形式ですので、ユーザーでメモリの換装も可能です。ただし、多くの他の製品と異なり、2.5インチ SSD / HDDの増設はできません。
▼同クラスのミニPCのレビュー記事はこちら。Ryzen 5 5600Uクラスの場合、Web サイトのブラウジング、在宅勤務でのオフィスソフトにおいては、上位機と遜色ないほどに動作します。
Beelink SER5 ミニPC 実機レビュー、AMD Ryzen 5 5560U / RAM 16GBを搭載しキビキビ動作、通常作業時には無音で作業効率もアップ
MINISFORUM MC560 実機レビュー、USB PD / Alt対応、Web Cam / スピーカー内蔵で利便性抜群、Ryzen 5 5625U搭載でキビキビ動作
▼製品の詳細記事と販売情報はこちら。今回のセールでは 36,720円での販売です。当製品の割安度がわかる事例としては、同スペック帯・上のリンク先記事でレビューのBeelinkの製品(Amazonはこちら)は 43,800円での販売です。
GMKtec NUCBox 9、Ryzen 5 5600U搭載のミニPC、RAM 16GB / SSD 512GB版が約36千円で販売中(4/25現在)
GEEKOM A5
上の写真は下の記事で実機レビューの「GEEKOM A5」です。こちらはセール対象ではありませんが、クーポンセールを行なっているために記載しました。
GEEKOM A5 ミニPC 実機レビュー、AMD Ryzen 7 5800H / メモリ 32GBを搭載し快適に動作。3基のSSDを搭載可能
CPUに8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 5800Hを搭載し、ミニPCとしてはミドルレンジとハイエンドの中間あたりに位置する製品です。このスペック帯の製品も多いのですが、本製品の大きな特徴は、以下の写真のとおり、ストレージを3基搭載することができること。
標準装備のPCIe SSDに加え、右中央の2242サイズのM.2 SATA SSD、左側の2.5インチ HDDあるいはSSDを増設することができます。
MINISFORUM NPB5
上の写真は下の記事で実機レビューの「MINISFORUM NPB5」です。
MINISFORUM NPB5 実機レビュー、Core i5-13500H / DDR5 メモリ搭載により快適動作。冷却対応にも優れた静音ミニPC
CPUにはインテル 第13世代 モバイル向けハイエンドのCore i5-13500Hを搭載し、メモリはDDR5 2枚組の32GB(レビュー製品は16GB)、PCIe 4.0 SSD 512GBのハイエンドな構成です。このクラスの製品、PCIe 4.0 SSDを搭載となると、発熱・ファン音量も気になりますが、以下の実機写真のとおり、SSDのヒートシンクにファンを備え、CPUも含めて発熱は少なく、全体のファン音量もほとんど気になりません。
▼なお、USB4ポートに2個装備し、以下の記事で確認していますが、本製品を外付けGPUに接続し、安定動作しています。
ミニPC 2製品にUSB4 外付けGPU ボックスを接続し安定動作。外付けグラボのシステム情報とベンチマークスコア
MINISFORUM UM780XTX
上の写真は下の記事で実機レビューの「MINISFORUM UM780XTX」です。同社のミニPCのなかでも、ハイエンドの製品となり、AMD Ryzen 7 7840HS、メモリはDDR 32GB、PCIe 4.0 SSD 1TBを搭載しています。直近の同社のミニPCは、OSがWindows 11 ProからHomeに変更となったのが残念ですが、OCulink アダプターが付属し、数千円の出費でボードを購入のうえ、お手持ちの電源でグラボを接続することができます。
なお、レスポンスは現在のメインPCである M2 Pro Mac miniと同等 もしくはそれ以上にキビキビと動作します。
MINISFORUM UM780 XTX 実機レビュー、Ryzen 7 7840HS / DDR5 RAMの快適レスポンス、静音性にも優れた 作業効率アップ確実のミニPC
MINISFORUM UM780 XTX、OCulink経由で外付けGPUを接続してみた。接続した機器と接続手順、動作状況
▲OCulink経由で外付けGPUを接続している様子。別途購入した数千円のボードに付属のケーブルがイマイチなのか、ベンチ測定時にやや不安定なこともあり、今ではUSB4経由で外付けGPUを接続しています。
ミニPC 2製品にUSB4 外付けGPU ボックスを接続し安定動作。外付けグラボのシステム情報とベンチマークスコア
▼セール価格は 98,980円