今回レビューする製品は、「Hagibis」ブランドのM4 Mac mini スタンド型のドッキングステーションです。「Hagibisu」をはじめ、AliExpressでは複数のブランドから販売されており、スタンド部分はアルミ製(ハブは樹脂)、PCIe SSDを増設することができます。
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AliExpressの販売店・セールの状況によって価格が異なり、1月3日現在では2つめのリンク先が安いです(約 8,300円)
Hagibis、M4 Mac mini ドッキングステーション(AliExpress)
製品の概要
製品については以下の記事においても紹介していますが、あらためて概要を記載します。私は「Hagibis」ブランドの製品を購入しましたが、同製品は複数ブランドから販売されています。
M4 Mac mini向け スタンド式のドッキングステーションが販売に。SSD増設可能、電源ボタンを押下しやすいメリットも
▼ポート類は、USB-A 3.2 x 2、USB-A 2.0、TF カードリーダー、SD カードリーダーの構成です。
▲背面のUSB-C ポートは、補助電源用とM4 Mac miniとの接続用です。
▼Thunderbolt 4での接続ではなく 10Gbpsとなり、実際に速度はそれほど出ませんが(後述しています)、底面に、2230 / 2242 / 2260 / 2280サイズのM.2 PCIe SSDを増設することができます。
外観(単体)
ドッキングステーション単体での外観を記載します。
▼コンパクトなM4 Mac miniと同様に、小さな外箱です。
▼本体以外の付属品は、簡易的な説明書、M4 Mac miniと接続用のUSB-C ケーブル、補助電源用のUSB-C ケーブル、SSD 取付用のドライバー 2本、2280サイズ M.2 SSD用の冷却パッド 2つ。冷却パッドも付属していることは想定外でした。
▼正面 やや上から撮影。スタンドおよび本体の底面はアルミ製、それ以外は樹脂です。SD カードの下あたりに 多少のバリのようなものがありますが、目視では目につかず、私としては許容範囲です。
▼ポート類は左から、USB-A 3.2 x 2、TF カードスロット、SD カードスロット、USB-A 2.0。USB-C ポートを未装備ですが、M4 Mac miniの本体に備わっているために不要ですね。
▼上から背後のスタンドは厚みのあるアルミ製であり、質感は高いです。一方、ハブの部分は樹脂製ですが、実機と写真ではアルミ・樹脂の区別がつきにくいもの。ただし、樹脂の部分の塗装には艶があり、M4 Mac mini、スタンドのアルミの部分との色合いは微妙に異なります。
▲▼背面のアールの部分も滑らかな作りです。
▼背面右のUSB-C ポートとM4 Mac miniを付属のケーブルで接続します。左の5V/2Aとある USB-C ポートは補助電源用ですが、M.2 SSDを取り付けた場合にも補助電源なしで大丈夫でした。DVD ドライブなどを接続しない限りは、補助電源なしでも問題ないと思われます。
▼背面より。中央のプラスネジ 2本を外すと、M.2 SSD スロットにアクセスできます。
PCIe SSDの取り付け、読み書き速度
PCIe SSDを取り付けてみました。
▼ヒートシンク状の蓋は金属製となり、付属の冷却パッドを通じて放熱することができます。写真で明らかなように、内部は樹脂製です。2230 / 2242 / 2260 / 2280サイズに合わせたネジ穴があり、4つのサイズのPCIe SSDを取り付けることができます。
▼蓋は厚みのある金属製・ヒートシンク状です。
▼2280サイズのPCIe 3.0 SSDを取り付けてみました。
M4 Mac miniに外付けSSD、現在使用中、買替候補のThunderbolt 4対応 SSD ケース
▲▼取り付けたPCIe 3.0 SSDでの読み書き速度です。2つめの画像は、上の記事にて掲載のThunderbolt 4対応のSSDケースに取り付けての速度ですが、当ドッキングステーションの場合には やはり速度は控えめです。
M4 Mac miniとのドッキング
M4 Mac miniとドッキングした写真の掲載です。フットプリント・サイズはM4 Mac miniとピッタリな一方、ハブの色合いは M4 Mac miniのアルミ / ハブの樹脂の素材の相違もあり、微妙にあわない(クリア塗装のハブは より艶やか)ように感じます。ただし、ハブ上のスペースがあるために 大きな違和感はありません。
▼ハブの上のスペースに、USB メモリなどを置くことができます。後述していますが、私はThunderbolt 4対応のSSD ケースを置く予定だったのですが、スペースの高さが合わずに断念。
▼写真の右サイドから、ハブの塗装に艶があることがわかるかと思います。
▼M4 Mac miniの円型の台座と上手くかみあっていないのか、M4 Mac miniとの接地面は前後で微妙な隙間のズレがあります。ただし、私にとっては気になるものではありません。
▲▼M4 Mac miniと付属のケーブルで接続。USB-Cでの補助電源用ケーブルを接続していませんが、M.2 SSDを取り付けた場合にも、電力不足となることはありませんでした。
▼M4 Mac mini 底面の電源ボタンの位置は、ぴったりと合っています。スタンドが厚みのあるアルミであり、多少の押しにくさはあります。ただし、私の場合には、ほぼ電源を入れっぱなしであり、電源ボタンを時々操作する程度では十分に実用的です。
▲▼私にとって誤算(しっかりと調べなかった)だったのが、以下の記事で掲載のThunderbolt 4 対応のSSD ケースが、ハブ上のスペースに入らなかったこと。ちなみに、薄いケースを装着のスマホは、何とか収納することができます。
使用感
あらためて、全般的な使用感を記載します。スタンドとハブの微妙な色の相違、ごく一部にバリがあるものの、1月3日現在のAliExpressでの販売価格 約8,300円であることを考慮すると おすすめできる製品です。ただし、こちらの記事に記載しましたが、台湾ルートでの配送でもあり、納期は約3週間と遅いです。
- 約8,300円の製品としては質感高め。スタンドは厚みのあるアルミ製で高品質である一方、ハブは樹脂製となり 一般的な質感です。
- 樹脂製の部分(ハブ)は、M4 Mac miniよりも艶があり、色は微妙に異なるのですが、ハブ上にスペースがあることにより、色違いが際立つことはありません。
- M.2 SSD(ハブ全体)はThunderbolt 4 / USB4ではないため、増設したSSDの読み書き速度は控えめ。
- M.2 PCIe 3.0 SSDの取り付けでは、ハブにほんのりと温もりを感じる程度。排熱にそれほど気遣う必要はありません(PCIe 3.0 SSDの場合)。
- M.2 SSD / USB キーボード / USB メモリの同時使用において、補助電源なしで運用できています。
▼AliExpressの販売店・セールの状況によって価格が異なり、1月3日現在では2つめのリンク先が安いです(約 8,300円)
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