M4 Mac mini ドッキングステーション、ORICO / Hagibis / Satechi / Raycueなど、6製品の特徴とまとめ | Win And I net

M4 Mac mini ドッキングステーション、ORICO / Hagibis / Satechi / Raycueなど、6製品の特徴とまとめ

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

続々と登場のM4 Mac mini向けの周辺機器ですが、従来のMac miniにおいても人気の高いパーツがドッキングステーション。M4 Mac miniにおいてはUSB-Aポートがないことからも、需要の高いものと思います。

私は上の画像の「Hagibis」の製品を購入しましたが、他ブランドも含めて これまで投稿済の個別製品の記事から、製品のポイントなどを整理しました。

Hagibis

私が購入(12月8日現在、受領待ち)したのは、こちらの「Hagibis」の製品です。AliExpressでは複数のブランド・ショップから販売されており、USB ハブなしのスタンドのみもあります。

大きな特徴としては、上の画像のとおり、底面にあるM4 Mac miniの電源ボタンを押下しやすくなること。その他の特徴は以下です。

  • ポート類は USB-A 3.2 x 2、USB-A 2.0、SD カードリーダー。M4 Mac miniと接続用、補助電源用のUSB Type-C ポート x 2
  • 2230/2242/2260/2280 サイズのM.2 PCIe SSDを増設可能。最大転送速度は10Gbps
  • スタンド形式により空流を確保。ハブとMac mini 設置面の空間に、Thunderbolt 4で接続のSSD ケース、その他の小型の周辺機器を収納することもできます。
  • 素材はアルミとABS

 

▼M.2 SSDは底板から取り付けるタイプです。蓋がフィン状になっており、ヒートシンクを兼ねているとも思えます(私は注文済、受領待ちですが、実機で確認してみます)。

 

▼製品の詳細記事はこちら。

M4 Mac mini向け スタンド式のドッキングステーションが販売に。SSD増設可能、電源ボタンを押下しやすいメリットも

 

▼複数ブランドから販売されていますが、2024年12月8日時点では Hagibis ブランドが最安です。日本円換算は約11千円。

AliExpress

 

2025年1月3日追記。以下の記事にて実機レビューしました。また、私が購入時よりも値下がりしています。
M4 Mac mini、Hagibis ドッキングステーション 実機レビュー、約8,300円の価格でアルミ製のスタンド、PCIe SSDの取付・動作も確認
今回レビューする製品は、「Hagibis」ブランドのM4 Mac mini スタンド型のドッキングステーションです。「Hagibisu」をはじめ、AliExpressでは複数のブランドから販売されており、スタンド部分はアルミ製(ハブは樹脂)...

 

Satechi

Apple 公式サイトに周辺機器として掲載されている事例もある「Satechi」の製品です。私は同社のキーボードとマウスを使用していますが、デザイン・色合いなども含めて、Macとのマッチングは上々です。

2024年12月8日現在、ドッキングステーションは販売予定(2025年春)となりますが、大きな特徴は以下です。

  • ポート類は、SD カードリーダー、USB-A 3.0 x 2 ポート、USB-A 2.0
  • 2230/2242/2260/2280 サイズのM.2 PCIe SSDを増設可能。最大転送速度は10Gbps
  • M4 Mac miniの下に設置するタイプ
  • アルミ製筐体

 

▼2025年春の販売予定であり、Satechi 公式サイトでの画像も少なく、M.2 SSD ポートへのアクセスなどは明らかではありません。

 

▼製品概要の記事はこちら

Satechiより M4 Mac miniのドッキングステーションが発売予定。USB-Aのほか、SSDも増設可能

 

引用元

Satechi 公式サイト

 

RayCue

2024年12月8日現在、他ブランドに先駆けて Amazonでも販売の「RayCue」の製品です。上の画像のとおり、M4 Mac miniの接地面はフィン状になっており、空流・冷却も考慮されています。

製品の特徴は以下です。USB-C ポートがあることも特徴の一つです。

  • ポート類は、USB-A 3.2 x 2、USB-A 3.0 x 1、USB-C 3.2 x 1、SD カードリーダー
  • Mac miniとの接続用のUSB-C(ケーブル付属)、補助電源用のUSB-C ポートあり
  • 2230/2242/2260/2280 サイズのM.2 PCIe SSDを増設可能。最大転送速度は10Gbps
  • M4 Mac miniの下に設置するタイプ、接地面はフィン状となり、空流を考慮
  • アルミ製筐体

 

▼M.2 SSD スロットには、Mac miniの接地面からアクセスします。前面にUSB-C ポートを備えており、同ポートを多用する場合には候補となります。

 

なお、私は「RayCue」の製品を購入寸前でしたが、上記の「Hagibis」の製品リリースを知り、後者のデザインと価格から「Hagibis」の製品購入とした経緯があります。

 

▼詳細記事はこちら。

M4 Mac mini向け ドッキングステーションが「RayCue」より発売に。アルミ製筐体、SSDが付属するモデルもあり

 

▼2024年12月8日現在のAmazon 価格は、クーポン利用により 15,299円。海外発送であり、納期を要します。

 

ORICO、VS10

こちらはORICOの縦置きドッキングステーションです。縦置きのために、底面の電源ボタンを押しやすく、また、冷却対応を心配する必要はありません。ポート類は以下となり、他製品では装備していない HDMIと有線LAN ポートを備えていることも特徴です。

  • ポート類は、USB-A 10Gbps、USB-A 5Gbps x 2、USB-C 10Gbps、SD カードリーダー、HDMI有線LAN (1000Mbps)
  • Mac miniとの接続用のUSB-C(ケーブル付属)、補助電源用のUSB-C ポートあり
  • M.2 PCIe / SATA SSDを増設可能。512GB / 1TB / 2TB / 4TBのSSDをビルトインするモデルもあり
  • 素材はアルミ / シリコン(Mac miniの挿入部分) / プラスチック

 

▼ブラックの部分は、M4 Mac miniの傷つき防止・滑りどめを考慮したシリコンです。SSDをユーザーにて取り付けるモデルの場合、底面からSSD スロットにアクセスします。

 

▼製品概要の記事はこちら。

ORICOより M4 Mac mini向け 縦置きドッキングステーションが販売に。10 in 1、M.2 SSDも増設可能

 

▼SSD ビルトインなしの「VS10」の価格(2024年12月10日現在)は 52.99ドル(約8,200円)。他の製品より安価です。

ORICO VS10 / VS10 Built-in SSD、AliExpress

 

ORICO、M47P

M4 Mac miniの周辺機器では、ORICOの製品が続々と発売されています。上記の縦置き型に対して、「M47P」と「M49P」は M4 Mac miniと同じフットプリント(縦横サイズ)の製品です。

上の画像のとおり、前面に電源ボタンを備え、12V3AのACアダプターでの動作、USB-A / カードリーダーを装備、M.2 SSDを取り付けることができます。

 

▼筐体の素材はアルミ、底面は樹脂と思われます。「M47P」は40Gbps / 2つのM.2 SSDを装着できるのに対して、「M49P」は10Gbps / M.2 SSD 1つのみですが、マイク / ヘッドホンジャックを備えています。

 

▲▼M.2 SSD スロットには底面からアクセスします。タイトル下の画像は、M4 Mac miniとの隙間が小さいのですが、円形の台座なしで運用すると、隙間が小さくなりそうです。

 

▼製品の概要記事はこちら。

ORICO M47P、M4 Mac mini ドッキングステーションが発売に。40Gbps、M.2 SSDを2基 搭載可能

 

▼「M47P」の2024年12月14日現在の販売価格は 159.99ドル、「M49P」は85.99ドルです。

ORICO M47P / M49P、AliExpress

 

PULWTOP

M4 Mac miniの電源ボタンを押下しやすくするパーツは複数販売されていますが、「PULWTOP」のドッキングステーションは、電源ボタンの部分がカットされています。私としては この発想はなかったのですが、理想的なデザインとも思えます。

ポート類としては、ドッキングステーションとしては一般的な、USB-A / SD カードリーダー / 増設用のM.2 SSD スロットのほか、HDMI ポートを備えていることが大きな特徴です。なお、筐体の素材はアルミ製です。

 

▼製品の概要記事はこちら。

M4 Mac mini ドッキングステーション、電源ボタン部分がカットされた製品が「PULWTOP」から発売に

▼2025年1月19日現在の公式ストアでの販売価格は 99.89ドル(発売セール価格)。

PULWTOP 公式ストア

Amazon USA

ORICO 外付けSSD(参考)

こちらはドッキングステーションではなく、M4 Mac miniと同フットプリントとなる増設用SSDであるため、参考情報です。

Mac / Windows PC向けのUSB ハブやSSD ケースなどを多く展開する「ORICO」の製品です。USB ポートやSD カードリーダーなどのポートはなく、SSDをビルトインしています。

公式ストアにて正式販売されていますが、2024年12月8日現在で販売のSSD容量は1TBと4TBのみ。前者の価格は約3万円です。

以下の記事にて掲載していますが、Thunderbolt 3/4対応のSSD ケースは1万円台前半であり、SSD 価格も考慮すると、約3万円の販売価格は それほど高くはない感覚です。

M4 Mac miniに外付けSSD、現在使用中、買替候補のThunderbolt 4対応 SSD ケース

M4 Mac mini、PCIe 4.0 2TB 外付けSSDを増設してみた。SSD、ケースなどの構成とベンチマークスコア

 

▼AliExpressにおいて販売となりました。2024年12月10日現在の価格は、SSD 512GB モデルの場合 83.99ドル(約13千円)です。

ORICO Mini mate、AliExpress

▼3.5インチ HDDを2台、M.2 SSDを搭載可能は周辺機器も発売されています。

ORICO Mini Tower、AliExpress

 

まとめ

今後のドッキングステーションの発売にあわあせて製品を追加しますが、2024年12月8日現在では、以下の棲み分けとなるとの認識です。

  • デザイン、電源ボタンの押しやすさなどの機能面では「Hagibis」の製品
  • M4 Mac miniとの色合いのマッチング期待値では「Satechi」の製品
  • USB Type-Cポートを多用する場合には「RayCue」の製品
  • 豊富なポート類、電源ボタンの押しやすさでは「ORICO」の縦置きスタンド
  • 40Gbpsの転送速度、M.2 SSDの読み書き速度では「ORICO M47P」
  • 電源ボタンの部分がカットされ、電源ボタンの押しやすさ優先では「PULWTOP」の製品

 

▼従来モデルのMac mini ドッキングステーションは、以下の記事に掲載しています。

Mac mini ドッキングステーション、9製品の特徴。統一感重視のSatechi、PCIe SSD ・映像出力 2ポートを装備のQwiizlab など