M1 MacBook AirとM2 Pro Mac miniを「macOS Sequoia」に更新しました。Macでの「iPhone ミラーリング」を目的としたものですが、ミラーリングの記事に先立ち、ベンチマークスコアを計測してみましたので、参考までに掲載します。購入直後に計測のベンチマークスコアと比較していますが、当然ながらも スコア・体感レスポンスともに変わらず安心。
M1 MacBook Air
メモリ 8GBのM1 MacBook AirをmacOS Sequoiaに更新しました 。2020年の購入時には激速に感じたレスポンンスも、今となってはミドルレンジクラスです。
ベンチマークスコア
以降のベンチマークスコアは、上が macOS Sequoia、下が購入直後に計測の macOS Big Surでのスコアです。軽装時のバックグラウンドでのアプリ動作状況などの環境にもよりますが、マルチコアのスコアが若干アップしています。
▼過去のベンチマーク計測の関連記事はこちら
Apple M1チップのMacBook Air、実機ベンチマークスコアと短時間利用の使用感。ライトユースでも体感できる快適なレスポンス
Geekbench 6 vs 5のスコア、M2 / M1 Macなど、数台のPCで実測スコアの相関を確認してみた
▼Geekbench 5のスコアは「シングルコア 1752、マルチコア 7763」。マルチコアは macOS Big Surより高いですが、この程度の差は 計測時の環境等の影響もありそうです。
▲▼以下の記事に、これまで実機で計測のGeekbench 5のスコアを一覧化しています。シングルコアのスコアは、Windows 11 PCでは Core i5-13500HとCore i7-1360Pの中間あたりです。Core Ultra 5 125Hよりも高いスコアであり、普段使いでは 今後 数年間は使用できます。
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
▼Geekbench 6のスコアは「シングルコア 2394、マルチコア 8789」。こちらのマルチコアは誤差と言えないほどの差があります。
▲▼CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1502、マルチコア 7513」。マルチコアにおいて、Windows 11 PCでは、AMD Ryzen 7 5800H相当のスコアです。
CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 30製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
▼SSDの読み書きは、PCIe 3.0 SSD 相当です。
体感レスポンス
macOS Sequoiaでの体感レスポンスは、更新前と変わらず。OSにかかわらず、レスポンスについての直近での雑感は以下です。
- 2024年10月現在のWindows 11 PCとの比較では、ミドルレンジクラスの体感レスポンス。
- 普段使いでは遅さを感じないものの、macOSのアニメーション効果の影響もあわせて、ミドルレンジのWindows 11 PCが よりキビキビと動作するイメージ。
- メモリ 8GBでもあり、仮想環境(Parallels Desktop)でのWindows 11では、メモリ 16GB / M2 ProのMac miniとの比較において、体感できるレスポンスの相違があります。
- 体感レスポンスではありませんが、キーボードのリズミカルで軽快なタイピング感は、ThinkPadや Let’s noteに勝ります。
M2 Pro Mac mini / RAM 16GBに Parallels / Windows 11を導入。導入方法と体感レスポンス
▲▼私は M1 MacBook AirとM2 Pro Mac miniに、Parallels DesktopでのWindows 11を導入しています。以下は、そのスクショですが、macOS Sequoiaにおいての動作も確認済です。
M2 Pro Mac mini
メモリ 16GBのM2 Pro Mac miniもmacOS Sequoiaに更新しました。
ベンチマークスコア
過去のベンチマーク計測の関連記事はこちら。macOSの更新前後で、ベンチマークスコアの大きな相違はなく 同水準です。
M2 Pro Mac mini 実機レビュー、ベンチスコアとシステム情報編。SSD 512GBのスコアは M1 256GBよりも多少高くて一安心
▼Geekbench 5のスコアは「シングルコア 1964、マルチコア 12283」。2つめの画像は macOS Venturaだったと記憶ですが、誤差の範囲で同じスコアです。シングルコアのスコアは Core i9-13900HやRyzen 9 7940HSと同水準(前述のこちらのスコア一覧より)。
▼Geekbench 6のスコアは「シングルコア 2666、マルチコア 12800」。更新前との比較では、シングルコアは同水準ですが、マルチコアには誤差ではない差があります。ただし、計測時の環境にもよります。
▼CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1653、マルチコア 11778」となり、更新前と同水準です。マルチコアにおいて、Windows 11 PCでは Ryzen 9 PRO 6950Hと同水準。シングルコアにおいては、Ryzen 7 7840HSよりやや劣る程度ですが、マルチコアは大きな差をつけ Ryzen 7 7840HSが高いスコアです(前述のこちらのスコア一覧より)。
▼256GBのSSDの読み書きは、3000台半ば。ベンチマークスコアが同水準のミニPCでは 4000台となる製品が多く、若干 低いスコアです。
体感レスポンス
シングルコアのベンチマークスコアは、これまでレビューした 30製品以上のPCにおいて、現在もなお トップクラス。macOSの更新の影響もありません。
- 私はゲームを行いませんが、Windows PCで言えば、AMD Ryzen 7940HSなどのハイエンドクラスのノートPCやミニPCと同水準で動作します。
- WindowsのミニPCも静音な製品が多いですが、それにも増して静音であり、キビキビ動作とあわせて、作業に集中することができます。
- 普段使いにおいて、M1 MacBook Airよりキビキビと動作。大きな差ではありませんが、レスポンスの相違を感じることがあります。
- メモリ 16GBと相まって、仮想環境のWindows 11の動作は、M1 MacBook Air 8GB メモリとは明らかに異なります。
まとめ
私の備忘録的な記事となりましたが、M1 MacBook AirとM2 Pro Mac miniを「macOS Sequoia」に更新し、主に購入時に計測のベンチマークスコアを比較してみました。当然ながらも、ベンチマークスコア・体感レスポンスともに同水準となり安心。また、現在のところ、課題などもなく動作してます。
なお、iPhoneのミラーリングも試していますが、Mac上から iPhoneを操作でき、何かと便利な一方、接続切れとなるタイミングが早いように感じます(詳細は別記事にて)。
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