Geekbench AI ベンチマークがリリース、早速 インストールし、AI対応のPC 3製品にてスコアを計測してみた | Win And I net

Geekbench AI ベンチマークがリリース、早速 インストールし、AI対応のPC 3製品にてスコアを計測してみた

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2024年8月15日に、PCやスマホのAIにおけるベンチマークスコアを計測可能な「Geekbench AI」がリリースされましたので、PCにインストールし スコアを計測してみました。インストール方法、および AI対応のWindows PC 3製品にて計測のスコアを掲載しています。

なお、ベンチ項目の詳細を記載する記事ではなく、インストールとスコア事例の掲載に限定しての掲載です。

 

Geekbench AIのインストール

Geekbench AIは公式サイトにアクセスしインストールしますが、インストール方法は他のソフトと同じです。以下は Windows PCでのインストール方法ですが、Macも同様です。

 

▼ダウンロードサイト(海外)はこちら

Geekbench AI インストール

 

▼以下の画面がありますので、「Download for Windows」をクリックします。

 

▼Google Chromeの場合、以下の「未確認のダウンロードをブロックしました」の画面となりますので、上の画像の矢印、および 下の画像の「未確認のファイルをダウンロード」を押下し、ダウンロードを続行します。

 

▼2024年8月17日現在のダウンロード容量は、約583MBです。

 

▼他のソフトがインストールされるなどの現象はないため、インストールのプロセスは省略しますが、画面指示に従いインストールします。

 

▼無料版の場合、スコアが公式サイトにアップロードされることになります。私はGeekbench 5 あるいは6において、Geekbenchを多用していますが、アップロードされることによる課題は生じていません。無料版でよい場合には「Later」を押下します。

 

▼参考情報ですが、以下の画像の赤枠(GEEKOM AE7 ミニPCの事例)は、私が計測のデータが公式サイトにアップロードされた事例です。上のメニューの「Geekbench AI」を押下すると、ユーザーがGeekbench AIを使用し計測したスコアを確認できます。

なお、メニューの「Search」にて、例えばPCのモデル名などを入力すると、他のユーザーが計測した結果を確認・比較でき便利です。

 

▼インストール後のホーム画面はこちら。使用中のPCの概要(事例では、Core Ultra 5 125U、メモリ 16GB、Windows 11 Pro)が表示されます。

 

Geekbench AIの計測事例

AI対応のWindows PC 3製品にて、Geekbench AIを計測してみましたので、参考までに計測結果を掲載します。

 

公式サイトのこちらに、スコア判定のベースが記載されています。「Core i7-10700を搭載するPCのスコア 1,500をベースとして スコアを判定している」とあります。

 

AMD Ryzen 9 7940HS、GEEKOM AE7 ミニPC

以下の記事にてレビューの、AMD Ryzen 9 7940HSを搭載する「GEEKOM AE7」ミニPCにて計測のスコアです。

GEEKOM AE7 実機レビュー、Ryzen 9 7940HSを搭載しキビキビ動作、静音で作業も捗るミニPC
今回レビューする製品は、CPUにAMD Ryzen 9 7940HSを搭載するミニPC「GEEKOM AE7」です。セットモデルは、メモリ 32GB、PCIe 4.0 SSD 1TBと、CPUに応じたハイエンドな仕様です。 CPUファンの音...

 

▼以降のPCも同様ですが、掲載のスコアは「AI Backend = CPU、DirectML」の順に掲載しています。

 

▼CPUのスコアは「Single Precision Score(単精度スコア) 3645、Half Precision Score(半精度スコア) 959、Quantized Score(量子化スコア) 4587」

 

▼DirectMLのスコアは「Single Precision Score(単精度スコア) 8144、Half Precision Score(半精度スコア) 11705、Quantized Score(量子化スコア) 5714」

 

AMD Ryzen 7 7840HS、MINISFORUM UM780 XTX

以下の記事にてレビューの、AMD Ryzen 7 7840HSを搭載する「MINISFORUM UM780 XTX」ミニPCにて計測のスコアです。

MINISFORUM UM780 XTX 実機レビュー、Ryzen 7 7840HS / DDR5 RAMの快適レスポンス、静音性にも優れた 作業効率アップ確実のミニPC
今回レビューする製品は、CPUにAMD Ryzen 7 7840HS、DDR5-5600 メモリ 32GB、PCIe 4.0を搭載する、ハイエンド構成の「MINISFORUM UM780 XTX」です。基本スペックが高いことにより、快速なレ...

 

▼CPUのスコアは「Single Precision Score(単精度スコア) 3376、Half Precision Score(半精度スコア) 893、Quantized Score(量子化スコア) 4430」

 

▼DirectMLのスコアは「Single Precision Score(単精度スコア) 7698、Half Precision Score(半精度スコア) 10143、Quantized Score(量子化スコア) 5334」

 

Core Ultra 5 125U、ThinkPad X1 Carbon Gen 12

2024年8月17日現在 レビュー中の、Core Ultra 5 125Uを搭載する「Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 12」のスコアです。

 

▼CPUのスコアは「Single Precision Score(単精度スコア) 2067、Half Precision Score(半精度スコア) 557、Quantized Score(量子化スコア) 2982」

 

▼DirectMLのスコアは「Single Precision Score(単精度スコア) 1831、Half Precision Score(半精度スコア) 4159、Quantized Score(量子化スコア) 1410」

 

3製品のスコア比較

上記 3製品のベンチマークスコアを簡単な表にしてみました。DirectMLは、Core Ultraに最適化されていないのか(深追いしていません)、ThinkPad X1 Carbon Gen 12のスコアが異様に低いため、CPUのみの比較としています。

上記のレビュー記事にて(Core Ultra 5 125UのThinkPad X1 Carbon Gen 12は、レビュー中のため未掲載)、AI対応のGeekbench 6のスコアを掲載していますが、順当なスコアです。AMD Ryzenの高いスコアが際立ちます。