ALLDOCOUBEより、CPUに AnTuTu ベンチスコア 約55万となる Snapdragon 6 Gen 1を搭載する 8.4インチタブレット「iPlay 60 mini Turbo」が販売されています。
Helio G99を搭載の「iPlay 60 mini Pro」と比較すると、GPS未搭載・LTE未対応のWiFiモデルとなりますが、ストレージもUSF 2.2からUFS 3.1へのスペックアップし、CPUとあわせて基本スペックが大幅に進化しています。
ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turboのスペック
従来モデルでHelio G99を搭載する「iPlay 60 mini Pro」「iPlay 50 mini Pro NFE」の製品紹介 あるいはレビューは以下の記事にて投稿しています。
下表のスペックでは、「iPlay 60 mini Pro」との比較にて優位な事項に黄色網掛け、劣位な事項にピンク網掛けしています。
ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro、Helio G99搭載、人気の8.4型タブが待望の2スピーカーを装備し発売に。顔認証にも対応
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE レビュー、Helio G99 / UFS 2.2の快適レスポンス、NetflixのWidevine L1対応により 更に充実度アップ
CPU | Snapdragon 6 Gen 1、8コア、Cortex A78×4@2.2GHz + Cortex A55×4@1.8GHz |
GPU | Adreno 710 |
メモリ | 物理メモリ LPDDR5 8GB +ストレージから8GBまて拡張可能 |
ストレージ | 128GB 、UFS 3.1 |
ディスプレイ | 8.4インチ、IPS、解像度 1920 x 1200、In-cell |
WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 13百万画素 |
バッテリー容量 | 5500mAh 18W急速充電、充電ポートは USB Type-C(OTG対応) |
サイズ、重さ | 202.7 × 126 × 7.9mm |
OS | Android 14ベースのALLDOCUBE OS Lite |
その他 | Netflixも含めた Widevine L1に対応、GPS未搭載、6軸ジャイロ・モーター搭載、2スピーカー、顔認証に未対応 |
スペックの補足は以下です。
- 従来のiPad mini Pro シリーズは LTE対応ですが、本製品はWiFiモデルとなり LTEに未対応です。
- また、GPSを未搭載であり、顔認証にも未対応です。
- Netflixも含め、動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。
- タイトル下の画像には メモリ 16GBとありますが、「物理メモリ 8GB + ストレージの空き領域をメモリとして割り当てる 拡張メモリ 最大 8GB」の意です。
- 「iPlay 60 mini Pro」と同じく「6軸ジャイロ・モーター」を搭載し、ジャイロ操作のゲームもプレイ可能です。
- 充電ポートのUSB Type-Cは OTG(USB On-The-Go)に対応し、外部モニターへの映像出力にも対応しています。また、OTG対応により、イヤホンはUSB Type-Cポートへの接続となります(イヤホンジャックは未装備です)。
- 「iPlay 60 mini Pro」のバッテリー容量は 6050mAhですが、本製品は5500mAhと 8.4インチとしては標準的な容量です。
Snapdragon 6 Gen 1、UFS 3.1 ストレージの実力
CPUは AnTuTu ベンチスコア 約40万のHelio G99から スコア 約55万のSnapdragon 6 Gen 1にスペックアップ。Amazonの製品紹介には以下の記載があります。あいにく、私はAndroid 14 端末で、AnTuTu スコア 約40万と55万の端末を所有していないのですが、スコアに相違のある他の端末の感覚では、以下については 多少の改善があるように思います。
なお、普段使いにおいて、私のスコア 約55万の端末(Android 13)の使用感では、CPU単体ではレスポンスアップを体感できるか否かは微妙なところ。
処理速度と省電力性能が約40%向上します。例えば、ダブルタップで画面オンの速度が50%速くなり、電源ボタンを押すとすぐに画面が点灯します
▲▼UFS 3.1を搭載する端末は上の記事にてレビューしています。以下の画像はその読み書きのスコアですが(2つめの画像は、iPlay 50 mini Pro NFEのUFS 2.2)、Sequential Read / Writeは PCに搭載のエントリークラスのPCIe SSD並みの速度であり、大容量アプリのインストールなどで 速さを体感できます(劇的なレスポンスアップではない)。
先ほど、CPUでは「レスポンスアップを体感できるか否かは微妙なところ」と記載しましたが、CPUとストレージのスペックアップをあわせると、Helio G99 / UFS 2.2の組み合わせより 多少なりともレスポンスアップは体感できるかと思います。
まとめ
外観は上の画像となり、従来モデルと同様にアルミ製の背面となり、質感の高さも保持しています。「ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turbo」は LTEには未対応ですが、多くの方が自宅でのWiFi、外出先ではスマホからのテザリングを利用していると思われ、大きな影響はないとの認識です。
2024年10月13日現在のAmazon 価格は 33,999円。一方、Helio G99を搭載する「iPlay 60 mini Pro」は 21,999円と、価格差は1万円以上。私としては、「iPlay 60 mini Turbo」の今後の値下げに期待します。
なお、以下のとおり(10/12 11時現在)、楽天市場では「10/15~10/16 クーポンで23,999円」の表記があります(個数限定と思われます)。
▼こちらは比較対象の「iPlay 60 mini Pro」
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