Blackviewより、CPUにHelio G99を搭載する 折りたたみスマホ「Blackview HERO 10」がリリースされました。6.9インチ 2.5K 解像度の液晶はAMOLED パネル、物理メモリ 12GBに256GBのUFS 2.2 ストレージを搭載し、背面の小さなスクリーンには時計やSNSなどの通知を表示することもできます。
引用元・販売元
AliExpressでは 5月20日から6月7日まで 発売セールを開催し、429ドルでの販売です。
Blackview HERO 10のスペック
折りたたみスマホ、AnTuTu ベンチ v10のスコアが約42万となる Helio G99を搭載すること以外では、フロントカメラとリアカメラの双方による顔認証に対応(指紋認証にも対応)、45Wの急速充電、108百万画素のリアカメラと、フル装備の様相です。
なお、Helio G99の実力については、以下の記事など 複数の製品をレビューしていますが、YouTubeの視聴、Web サイトのブラウジング、SNSや買い物関連のアプリなどの普段使いでは、遅さを感じることなく動作します。
CPU | Helio G99 |
メモリ | 物理メモリ 12GB LPDDR4X + 拡張メモリ 24GB |
ストレージ | 256GB UFS 2.2 |
ディスプレイ | 6.9インチ 折りたたみ、解像度 2560 x 1080、AMOLED(有機EL)パネル |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
LTE | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26
B28A/B28B/38/39/40/41/B66 |
カメラ | リア 108百万画素メイン + 8百万画素 ワイド
フロント 32百万画素 |
バッテリー容量 | 4000mAh、45W 急速充電 |
サイズ | 75.47 x 168.99 x 8.08mm、198g |
OS | Doke OS 4.0(Android 13 ベース) |
その他 | 顔認証・指紋認証に対応、折りたたみ、2スピーカー |
▼OSは、Android 13をベースに Blackviewの独自カスタマイズを施した「Doke OS 4.0」ですが、Android 14(今後のAndroid 16)までをサポートしています。
折りたたみの機能
折りたたみスマホの場合、ヒンジの耐久性と液晶中央の隙間が気になるところです。本製品では、25万回にも及ぶ耐久性のテストを行っており、別のイメージ画像では 液晶中央の隙間は 0.17mm 未満とあります。
▼折りたたみ式の画面2分割により、以下の画像のとおり、ビデオ通話時に机上に垂直にして、上は映像、下は操作パネルとして利用することができます。
6.9インチ、AMOLED 液晶
イメージ画像のために確からしさを確認できませんが、上述のとおり、中央のヒンジ部の液晶側の隙間は 0.7mm未満。6.9インチ、解像度 2560 x 1080の液晶は AMOLED(有機EL)パネルです。折りたたみスマホでなくとも、Helio G99 クラスを搭載するスマホで、AMOLED パネルを搭載する製品は多くなく、貴重な存在です。
背面スクリーン
背面には円型の有機EL スクリーンを搭載し、上の画像のとおり、スマートウォッチの基本機能と同等の以下などを表示することができます。通常のスマホでも背面スクリーンを搭載する製品がありますが、折りたたみスマホでは 一層 背面スクリーンの利便性が高まります。
なお、製品紹介のイメージ画像に置換可能な文字盤の一部が掲載されていますが、少なくとも20種類以上はあるようです。
- 時計、天気予報、バッテリー残量
- SNSなどのメッセージ受領の通知
- カメラのオンオフ
- 電話の受話など
- 歩数などの参照
顔認証、指紋認証に対応
顔認証と指紋認証の双方に対応しています。上の画像の最下段の英文によると、フロント・リアカメラともに顔認証に対応し、通常利用時にはフロントカメラ・折りたたみ時にはリアカメラが顔認証として機能するようです。
6.9インチの一般的なスマホでは、ズボンのポケットでの収まりがよくないのですが、取り出して 折りたたんだままでの顔認証の利便性は高いように感じます。
45Wの急速充電に対応
折りたたみスマホであり、4000mAhのバッテリーは 2700mAhと1300mAhの分割での搭載です。Helio G99クラスのスマホやタブレットでは、18Wの控えめな急速充電に対応の製品が多いなか、本製品は45Wの急速充電に対応しています。これにより、20分で、4000mAhのバッテリー容量のうち、48%も充電することができます。
外観
続いて外観について記載します。背面の色は、サクラパープルとブラックの2色展開。色のネーミングで「サクラ」がつく製品は、PCも含めて増えつつあります。
丸みを帯びたサイド、2つのレンズと背面スクリーン周辺のブラックの部分は、なかなか よいデザインです。
▼アルミフレームであり、剛性も確保しています。右の画像に「Anti-fouiling & Anti abrasive」とありますが、直訳すると「防汚・耐摩耗」。艶消し、レザー調の塗装とあわせて、指紋や油脂の付着が目立ちにくいように感じます。
まとめ
Android スマホ・タブレットにおいて、コスパ度の高いHelio G99を搭載し、折りたたみ、顔認証と指紋認証、45Wの急速充電など、多くの特徴を有する Blackviewの意欲作です。
私は iPhone 12 Pro Maxをメイン利用し、Android スマホもサブ的に持ち歩くことが多いのですが、ズボンの両ポケットがパンパンに塞がってしまい、折りたたみのコンパクトさは大きな魅力です。本製品は特に、バランスのよいスペックと機能で まとまっており、今後の国内通販での販売にも期待します。
引用元・販売元
AliExpressでは 5月20日から6月7日まで 発売セールを開催し、429ドルでの販売です。
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