Redmi Go 実機レビュー、8千円・RAM 1GBでもサクサク動作のAndroid Go端末の軽快さを実感 | Win And I net

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Redmi Go 実機レビュー、8千円・RAM 1GBでもサクサク動作のAndroid Go端末の軽快さを実感

新興国マーケットを開拓するために開発されたAndroid 8.1の軽量版「Android Oreo Go edition(Android Go)」。そしてこのAndroid Goを搭載するスマホ「Xiaomi Redmi Go」をGearBestさんよりサンプル提供いただきましたので、1週間 サブ的に利用した範囲での使用感などをレビューします。

全般的には、Android Goの軽さもあり、メモリ 1GBながらも意外なほどにサクサクと動作し、1万円前後の通常のAndroid 8端末よりもよいのでは、とのイメージです。

Android Goのコンセプト

Xiaomi Redmi Goのレビューにあたり、Android Goのコンセプトとスマホとしての要件(スペックの上限あり)を認識しないと、Redmi Goの評価をミスリードしますので、簡単におさらいです。

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やや詳細には上記リンク先記事に掲載していますが、ポイントを記載すると以下となります。

  • 通信環境が整わない新興国において、スマホをはじめて所有するユーザーに最適化されたOSがAndroid Go。
  • 通信環境の整わない状況でも、アプリを快適に動作できるよう仕様を制限。
  • 仕様の制限とは、ハード的には解像度はHD、メモリは1GB。ソフト的にはアプリの容量は40MB、メモリの使用は50MBまで。
  • アプリの容量制限のため、YouTube Go、Chrome Go、Gmail Go、Google Maps Goなど、軽いアプリが提供されている。

Xiaomi Redmi Goのスペック

Android Goを搭載するスマホとしてハード的な制限があるために、通常のAndroid 8を搭載する端末とのスペック比較は意味がないために単体表示です。

  • OS : Android Go
  • SIM Card Slot : Dual SIM
  • CPU : Qualcomm Snapdragon 425、4コア
  • GPU : Adreno 308
  • RAM : 1GB
  • ROM : 8GB
  • ディスプレイ : 5.0インチ、解像度 1280 x 720
  • カメラ : フロント 500万画素、リア 800万画素
  • ネットワーク : 対応バンドは割愛
  • WiFi : 11b/g/n
  • Bluetooth : 4.2
  • Battery : 3000mAh
  • サイズ : 15.56 x 7.21 x 0.95 cm、155g

 

メモリ 1GB、ディスプレイの解像度はHDの制限があるのですが、CPUにSnapdragon 425を搭載していることは立派。また、5インチと小振りなディスプレイでもあり、155gの重量(軽さ)は新鮮です。

システム情報

Android Go端末としてのRedmi Goでは、その外観よりもシステム情報・レスポンスが気になるところ。このため、外観より先にこれらを記載します。

 

▼CPU-Zで抽出のシステム情報。

私は既にGoアプリではない通常のアプリを複数インストールしているため、右下のAvailable Strage(残容量)は3.56GBとなっています。

▲右下から3番目のAvailable RAMは、9個のアプリが起動している状態ですが、メモリ1GBながらも残量 230MBと踏ん張っています。

 

▼設定画面は、通常のAndorid 8と変わらないように見受けられます(各項目の詳細までは確認せず)。この設定画面は軽快に推移します。

 

▼アプリ一覧より。

2行目にGmail Go、3行目にGoogle GoとMaps Go、最終行にYouTube Goがありますね。

なお、私は大きな勘違いをしていたのですが、Android Goの場合にはインストールできるアプリも制限されるものと思いきや、私が試した範囲のアプリは普通にインストールできます。従来のアプリに加えて、Android Goに最適化されたYouTube GoなどのGoアプリもインストールできるとのことでしょう。

ちなみに、私がインストールした通常のアプリは以下です。

  • Twitter
  • Amazon、GearBestの通販系
  • WordPress、アナリティクスのブログ管理系
  • Geekbench、CPU-Z、Google 日本語入力、OneDriveのシステム・ファイル系

 

▼全てのGoアプリについて、通常版との相違を確認するほどに使い込んでいないのですが、例えば、Maps GoはChromeのWebサイトで表示、YouTube Goでは以下の画像のとおりにストリーミングの画質の選択画面が表示となります。その他については、必要に応じて別記事にて記載します。

ベンチマーク

Android Goの端末でベンチマークを計測すること自体が間違いかもしれませんが、参考までに容量少なめのGeekbench 4を走らせてみました。

 

▼Geekbench 4のスコア。

左はRedmi Go、右はAmazonで約9,000円で購入のUMIDIGI A3 Pro (CPUはMTK6739)のスコア。Multi Coreでは差がありますが、Sigle Coreではほぼ同じ。スコア的にはWebサイト閲覧程度では、1万円クラスの端末と同程度の動きとなるでしょうか。後述のとおり、体感的には差がない程度です。

体感レスポンス

体感レスポンスを一言であらわすと、想像以上に意外とサクサクです。これは、Android Goの軽さとXiaomi / Redmi Goのチューニングの上手さの双方の要因があるかと思いますが、ポイントは以下となります。

全般的には、約9,000円で購入したUMIDIGI A3 Proと同等もしくは同等以上、あるいは古い機種ですがNexus 5クラスよりはかなりサクサクと動作するように感じます(ベンチマーク的にはNexus 5が優位です)。

ただし、決して「速い」わけではなく、「想像よりも速い」との表現となります。

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サクサクに感じる事項

サクサクに感じる事項と、やや遅く感じる事項に分けて記載します。サクサクに感じる事項は以下。

  • ホーム画面、設定項目の遷移
  • Goアプリ、プレインストールアプリの起動
  • カメラのフォーカス、シャッタースピード、画像の保存

 

カメラの試し撮りの写真は未掲載ですが、800万画素と低めの解像度でもあり、シャッタースピードと画像の保存は、しっかり撮れているのかと不安になるほどに速いです。

また、OneDriveへの画像のアップロードは、画像のサムネイル表示がないために、画面遷移・表示が快適。このあたりのさりげないところにもAndroid Goの恩恵があるように感じます。

やや遅めに感じる事項

使用し難いほどに遅く感じることはないのですが、引っかかりを感じることもある事項は以下です。このあたりはメモリの少なさが影響していることでしょう。

  • Chromeでの縦スクロール。Webサイトのメニュー項目など、子画面的なものの表示。
  • Gmail Goのメニュー項目の呼び出し、受信メール一覧の縦スクロール。

 

なお、私が使用しているアプリのなかでは、レスポンスとスペックが直結しがちなFXアプリ(Lion FX)では意外と踏ん張っており、上位機と比較して顕著な遅延はありません。

外観

普段のレビュー記事とは順番が逆になりましたが、外観について記載します。全般的には高級感はないにせよ、質感としては80ドル前後の価格以上です。背面がプラスチック・上下のベゼルが太めであること以外は、他のXiaomiの端末と比較しても大きく見劣りするものではありません。

なお、以降の画像は 安価な端末との比較として、約9,000円で購入したUMIDIGI A3 Proとの比較をメインとしています。

 

▼付属品は簡単なマニュアルに、EU仕様のアダプターとケーブル

 

▼ノッチ・狭縁ディスプレイ全盛の昨今では、懐かしさも感じるディスプレイ。

▲▼このディスプレイで感じる事項は以下です。

  • 解像度はHDとなるものの、5インチのディスプレイのため粗さは全く感じません。
  • 背景の白が際立つ感覚もありますが、鮮やかな液晶で明るさ最大にするとまぶしいほど。
  • 設定に「読書灯」の項目があり、夜間使用の目に優しい「読書灯」の項目がありますが、黄色がやや強め。

 

▼背面はブルー・ブラックの2色展開のうち、ブルーを選択。写真では実機よりも濃いめのブルーとなっていますが、プラ製の背面の質感はわるくありません。また、僅かにザラツキのある塗装で、手にして滑るようなこともなく、コンパクトさを活かすためにケースなしでの運用もありです。

 

▼右サイドより。

下のUMIDIGI A3 Proは、約9,000円と安価ながらも背面はガラス製で頑張っているのですが、サイドの処理が武骨。半面、Redmi Goはオーソドックスな造りで好感。

 

▼下側より。

両機種ともにスピーカーはモノラル。価格・コンセプト的にステレオを求めるのは酷です。

 

▼Redmi Goのイヤフォンジャックは上部にあり。

 

▲▼手前がボケていますが、SIMカードとTFカードスロット。安価なAndroid Go端末でもしっかりとDual SIM (Nano SIM)対応です。

まとめ

メモリ 1GBと低スペックながらも、Googleのマーケット開拓の思惑どおりに、想像以上にサクサクと稼働するAndroid Go、そしてXiaomi Redmi Go。

私が1週間使用した範囲では、Webサイト閲覧やSNS系をメインとして使用する場合には、通常のAndroid 8の1万円前後の端末よりも心地よいものです。

Android Go端末としての珍しさもあり、サブ運用として、Webサイト閲覧・SNS系アプリをメイン利用とした安価な端末を探している場合には候補となる端末となるかと思います。

私の場合には、通勤のお供として、購入して間もないUMIDIGI A3 ProよりもRedmi Goを持ち歩く機会が多くなっています。

 

▼2019年3月10日時点のGearBestでの価格は、ブルーが79.99ドル(9,039円)、ブラックは73.99ドル(8,361円)となっています。

Gearbest Xiaomi Redmi Go
Xiaomi Redmi Go

 

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