Amazonでも、ようやく製品数が増えてきた Windows 10のミニPC。海外通販サイトで頻繁にチェックしている私としては、製品を概ね知っているつもりでしたが、Amazonを巡回していると初めて見るモデルに遭遇。天板がヒートシンク状のミニPCは多いのですが、上の写真のように高さのあるヒートシンク状の天板は珍しい。
CPUにはCeleron 4205U、メモリ 8GB、ストレージ 128GB SSD、ファンレスでWindows 10 Proの本製品のAmazon タイムセール価格は 29,741円。なかなかのコスパです。
スペック
今回の中国直販系のミニPCの場合、名称はあってないようなものですが、このミニPCのスペックは以下のとおり。
CPU | Celeron 4205U (2コア/2スレッド 1.8GHz ) |
GPU | Intel UHD Graphics 610 |
メモリ | 8GB SO-DIMM DDR4L |
ストレージ | 128GB M.2 2280 SSD 、2.5インチHDDを増設可能 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
ポート類 | USB Type-C (3.1)、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、HDMI、DP、有線LAN |
サイズ | 13.3 x 12.6 x 3.6 cm、646g |
OS | Windows 10 Pro |
その他付属品 | WiFi 用アンテナ、リカバリー用のUSBメモリー、ブラケット、HDDケーブル、ACケーブル |
ファンレスであることも大きな特徴ですが、ポイントとなるのはCPUのCeleron 4205U。Whiskey Lake 第8世代、2019年1月に発表の比較的新しいCPUですが、実力としては、Gemini Lake N4100とCeleron 3865Uの中間レベル。私のN4100と3865Uの使用感では、Webサイト閲覧や容量軽めのオフィスソフトでは十分に快適、データ量の多いExcelやAccessでは多少 モッサリした動きとなります。
▼本製品と概ね同水準のCPUである、Gemeni Lake N4100 (上)、Celeron 3865U(下)を搭載するPCの使用感はこちら。
その他、以下も特徴となっています。
- 深さのあるアルミ製のヒートシンク状の天板を採用することにより、ファンレスを実現。
- OSはWindows 10 Pro。
- リカバリー用のUSBメモリが付属するとは珍しい。
- 他のミニPCと同様に、M.2 SSDはより大容量の製品に換装可能、2.5インチ SSDを増設可能。
外観と機能性
モバイル用の発熱を抑えた Celeron 4205Uにヒートシンク状の天板も含めた、ボディ全体での冷却対応となる本製品ですが、さすがにファンレスでも十分でしょう。
▼高さ 3.6cmからすると、天板のヒートシンクは 1.2cmほどでしょうか。Y字型のフィンが多数備わっているため放熱効果も十分。ワンランク上のCPUでもいけそうです。
▲▼ポート類は、USB Type-C (3.1)、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、HDMI、DP、有線LAN。USBは合計7個と、持て余すほどに多くなっています。ミニPCでは、HDMI x 2とする製品が多いのですが、本製品はHDMIとDisplay Port。「4Kディスプレイへの接続はDisplay Portの使用をおすすめ」と記載があり、好感を持てます。
まとめ
AliExpress、Banggood、GearBestなどの海外通販サイトと比較すると、Amazonで販売のミニPCは割高となるなるのですが、本製品の場合には タイムセール価格であるものの、 29,741円と価格は抑えられています。
悩ましいのは、ほぼ同スペック・同価格帯となる CHUWI HeroBoxと競合すること。デザインとブランドイメージも含めると、CHUWI HeroBoxが優位との認識です。
▲▼CHUWI HeroBoxの実機レビュー記事はこちら。
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