ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro 実機レビュー、Helio G99のAnTuTuスコアは約40万、メモリ 8GB、UFSストレージで快適動作の8.4インチタブレット | ページ 2 | Win And I net

ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro 実機レビュー、Helio G99のAnTuTuスコアは約40万、メモリ 8GB、UFSストレージで快適動作の8.4インチタブレット

 

液晶

従来版のiPlay 50 Miniと同様に明るく鮮やかな液晶ですが、同じ液晶を搭載と思っていたものの、色合いが異なります。どちらが好みかは人それぞれですが、感覚としては以下の相違があります。

  • 黒の背景がより引き締まり、壁紙のブラックとレッドがより鮮やかなのは Pro版
  • 白を背景とした場合、従来版は寒色系、Pro版は暖色系

 

▼当サイトのトップページを表示した際の色合いの相違。左の従来版は寒色、右のPro版は暖色です。私はどちらかと言えば、従来版の色合いが好みです。なお、従来版では色温度を調整できますが、Pro版は現在のところ、色温度の調整項目が見当たらず。

▲▼色温度の相違は以下の記事においても掲載しています。

ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro vs 50 Mini 、スペック・実機で計測のベンチスコア比較と液晶の色温度の相違

Android スマホ・タブレットで液晶の色温度を変更する方法。3パターンでの変更手順

 

▼他のタブレットと同様に周囲の物の映り込みは大きいですが、明るく鮮やかな液晶です。私はスマホ・タブレットともに明るめで使用することが多いのですが、明るさ調節 7割でほどよい明るさです。

 

▼この角度から見ると色合いは変化しますが、視野角は広いもの。

 

▼当サイトのトップページを表示。画像を圧縮しているため、文字は滲んでいますが、実機ではクリアです。単体ではそれほど気にならないものの、上述のとおり 従来版と並べてみると暖色系の色合いです。

 

Widevine L3での動画再生

繰り返しとなりますが、iPlay 50 Mini 従来版は、動画配信サービスのHD画質(1280×720)再生が可能な「Widevine L1」に対応していますが、Pro版の本製品は SD画質(720×480)に対応の「Widevine L3」です。以下の記事にも記載していますが、Widevine L1とL3の再生画質を、huluにてあらためて確認してみました。

結果として、動画の画質に鈍感な私には 画質の大きな差を体感できず。iPlay 50 Mini vs Mini Proでは、コントラストの相違もあり、iPlay 50 Mini Proが より綺麗に感じることもあります。

Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた

 

▼アプリ「DRM Check」で確認の iPlay 50 Mini ProのWidevineは L3

 

ベンチマークスコア

続いて実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。比較対象は以下の記事にて実機レビューの、本製品と同じく Helio G99を搭載する「N-One NPad X」と、UNISOC T606を搭載する「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini」です。

N-One NPad X 実機レビュー、Helio G99搭載でキビキビと動作の10.95インチ Android 13タブレット
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▼AnTuTu ベンチ v10のスコアは「395,127」。上の記事で掲載のHelio G99を搭載する「N-One NPad X」のスコア「392,606」より、僅かに高いスコアです。画像2つめの iPlay 50 Mini 従来版とのスコアの差は明らかです。

 

▼Geekbench 6のスコアは「シングルコア 710、マルチコア 1848」。2つめのUNISOC T606のiPlay 50 Miniとは相応の差があります。

 

Androidでストレージの速度計測なら「CPDT Benchmark」、メモリの速度も計測可能で、機種により大きな相違も

▲▼上の記事で紹介のアプリ「CPDT」にて計測のストレージの読み書きは「Write 383MB/s、Read 560MB/s」。ReadはPCのSATA SSD並みの速度であり、2つめの画像の従来版と比較すると大きな差があります。

 

LTE接続

サブ運用のドコモ回線・OCN モバイル ONEのSIMを挿入し、自宅近辺でのLTE 回線速度を計測してみました。電波強度の強くない千葉市郊外の自宅近辺ですが、以下のとおり実用的には十分な、他のスマホやタブレットと同等の速度が出ています。なお、プリセットのAPNは多くなく、手動での設定です。

 

 

▼OCN モバイル ONEは、NTTドコモとの合併により、新規申し込みを停止しています。繋がりやすさとタブレットでも使用できる汎用性では、私の家族が利用中の「ahamo」、あるいは「Y!mobile」がおすすめです。

ahamo

Y!mobile

 

体感レスポンス

私のAndroid タブレットの用途は、Web サイトのブラウジング、YouTube / hulu / Netflixの動画視聴、画像加工を含む記事の編集、ショッピングやSNSのライトユースです。この範囲では、AnTuTu ベンチスコア 約24万のUNISOC T606 / iPlay 50 Miniと スコア 約50万のHelio G99 / iPlay 50 Mini Proでは、著しいレスポンスの相違はありません。それでも以下の点などにおいて、Helio G99の本製品の優位性を感じます。

  • スリープからのロック解除、ホーム画面や設定画面など、CPUパワーを要さない場面でも、より一層キビキビと動作する感覚。
  • 私の普段使いにおいては、メイン利用のiPhone 12 Pro Max、その他の上位のAndroid スマホと比較しても遜色ないレスポンスです。
  • AnTuTu スコア 10万台後半の端末では、スリープからの復帰時に 多少カクカクすることもありますが、スムーズに動作します。
  • UFS ストレージの恩恵により、大容量アプリのインストールも速く、待たされ感はありません。

 

サウンド

シングルスピーカーの本製品ですが、シングルスピーカーから想像するほどに音質・音量はわるくないです。

  • ステレオスピーカーと比較すると迫力に欠けるものの、中高音ともにわるくない音質です。
  • ジャンルの異なる製品との比較ですが、少なくとも先日レビューした ポータブルモニターのステレオスピーカーと比較すつと、大きな差はない感覚。
  • 音量を大きくすると、ボディ内部にこもりがちな音質となり、また、音量は多少割れてしまいます。
  • 上記により、音楽にはやや難があるものの、音楽以外のYouTubeやhuluのドラマなどでは実用的です。

 

カメラ

8百万画素のリアカメラを搭載する製品も多いなか、本製品は13百万画素のリアカメラを搭載しています。タブレットにおいては、低画素のシングルカメラでもあり、あくまでメモ書き代替となりますが、短期間使用する範囲ではわるくない感覚です。

室内外での撮影ともに、実際の色よりも多少淡い描写となりますが、メモ書き代替としては十分、大きくない画像なら、記事掲載も何とか使用に耐えるもの。UFS 2.2のストレージと低画素カメラであるために保存は速いものの、近距離のフォーカスはややあまくなります。

 

まとめ、価格情報

私個人の感覚によるものですが、懸念していた Widevine L3のSD画質の動画再生は普通に綺麗なもの。8.4インチ FHD+のAndroid タブレットは複数販売されており、iPlay 50 Mini / iPlay 50 Mini Proはシングルスピーカーのマイナスポイントがあるものの、Helio G99 / RAM 8GB / UFS 256GBの基本スペックにて秀でていることを、実機の操作であらためて認識しました。

 

2024年2月3日追記。以下の記事にて実機レビューしていますが、基本スペックは変わらず Netflixの高画質再生も含めて Widevine L1に対応の「iPlay 50 Mini Pro NFE」が販売されています。メモリ拡張機能の不具合もなく、NFEモデルがおすすめです。
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE 実機レビュー、Helio G99 / UFS 2.2の快適レスポンス、NetflixのWidevine L1対応により 更に充実度アップ
今回レビューする製品は、CPUにHelio G99を搭載し、8.4インチ FHD 解像度のAndroid 13 タブレット「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE」です。 従来版の同CPUを搭載する「iPlay 50...

 

▼ケースは以下の記事にてレビューしています。

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先日 実機レビューの、Helio G99を搭載の8.4インチタブレット「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Proのレスポンスや使い勝手がよいため、通勤電車内での使用に備えて ケースとガラスフィルムを購入しましたので、簡易的にレ...

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