Core Ultra搭載のThinkPad T14s Gen 5、T14s Gen 4とのスペックと外観の比較 | Win And I net

Core Ultra搭載のThinkPad T14s Gen 5、T14s Gen 4とのスペックと外観の比較

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先日、CPUにAMD Ryzenを搭載する「ThinkPad T14s Gen 4」を実機レビューしましたが、Core Ultraを搭載する「ThinkPad T14s Gen 5」の存在が気になります。

外観としては、上の画像のとおり Web カメラ周りの形状が、Gen 4のフラットなデザインから、E14 Gen 5と同様のデザインとなっています。

今回は、インテル CPUを搭載の「ThinkPad T14s Gen 5とGen 4」のスペックと外観を比較してみました。

引用元・販売元

ThinkPad T14s Gen 4、直販サイト

ThinkPad T14s Gen 5、直販サイト

 

ThinkPad T14s Gen 5 / Gne 4、スペックの比較

ThinkPad T14s Gen 5 / Gne 4ともに、インテル CPU搭載のエントリーモデルのスペックを比較しました。双方ともに、CPU・メモリ・液晶・OSなどをカスタマイズ可能であり、単純比較はできませんが、ご参考程度の情報です。

 

CPU以外でのスペックの補足は以下です。

  • 双方ともにメモリはオンボードのDDR5。体感レスポンスに影響しないまでも、Gen 5は7500MHzの高速なメモリです。
  • 液晶の色域は双方ともに同じですが、明るさが異なります。Gen 4のカスタマイズでは、Gen 5の45%NTSC(sRGB比の60~70% 程度に該当)、輝度 400 nitの液晶の選択肢はありません。なお、私としては、色の再現性に優れた 100% sRGBの液晶へのカスタマイズをおすすめします(E14 Gen 5では、100% sRGB / 2.2K 解像度の液晶をカスタマイズで選択・購入しました)。
  • 双方ともに、顔認証に対応するIRカメラは、カスタマイズでの搭載となります。私のT14s Gen 4とE14 Gen 5の顔認証の使用感では ほぼ確実に認証できていおり、指紋認証を使用せずに済んでいます。T14s Gen 5は +4,400円、Gen 4は +1,100円で IR カメラを搭載できます。このため、T14sを候補としている方は、カスマイズをおすすめします。
  • サイズのうち、奥行きは約7.5mmほど、Gen 5が短くなっています。これは、Web カメラ周りのデザインが変更となった要因が大きいと思います。

 

Core Ultra 5 125Uの実力ですが、国内外サイトから引用すると CINEBENCH R23のスコアは以下となっています。なお、AI関連のベンチマークではないので、参考程度の指標です。

  • Core Ultra 5 125Uは「シングルコア 1581、マルチコア 9553」
  • Core i5-1335Uは「シングルコア 1698、マルチコア 7422」

 

普段使いでの体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアは Core i5-1335Uが 7.4%ほど高いスコア、マルチコアでは Core Ultra 5 125Uが 28.7% 高いスコアです。

以下の記事に、これまで実機レビューしたPCのCINEBENCH R23のスコアを一覧化しています。CINEBENCH R23の結果のみの判断では、Core Ultra 5 125Uの実力は、Core i5-1340PとCore i7-1360Pの中間あたり。いづれにしても、普段使いでは キビキビと快適に動作します。

 

CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 25機で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標

 

外観の比較

上の写真は、先日 以下の記事にて実機レビューの「T14s Gen 4」です。ディスプレイのベゼル幅、特に上のベゼル幅が太くなっています。

ThinkPad T14s Gen 4 AMD 実機レビュー、Ryzen 7 PRO 7840Uを搭載しキビキビと動作。E14 Gen 5とのベンチスコア・外観比較も

ThinkPad E14 Gen 5 実機レビュー、Core i7-1360P / 2.2K 解像度モデルは快速・快適、タイピング感も上質

 

▼こちらは「T14 Gen 5」ですが、「E14 Gen 5」と同様に、上のベゼルはWeb カメラ周りのみが太く、それ以外は細いベゼルに変更となりました。なお、Core Ultraを搭載の「X1 Carbon Gen 12」も同スタイルに変更されています。

▲▼スピーカーと電源ボタンは、下の写真のGen 4ではキーボード上に配置されていましたが、Gen 5では スピーカーはキーボード面の両サイドに、電源ボタンは右サイドに変更となっています。

また、スピーカー位置の変更に伴ってか、ヒンジの構成も変わっています(E14 Gen 5と同様に、回転・稼働部分が長い)。

 

▼上はGen 5、下はGen 4のインターフェースです。USB4 x 2個、USB-A 3.2 Gne 1 x 2個、HDMIの総数は変わらず。USB-Aは、Gen 4の左右両サイドから、Gen 5では右サイドに2個に変更されています。ここは、左右両サイドがよかったように思います。

なお、Gen 5での⑦のSIM カードスロット(カスタマイズ扱い)は、Gen 4ではヒンジ側のサイドにあります。

▲Gen 4では右サイドに配置の通気口は、Gen 5ではありません。おそらく、ヒンジ側に移動したものと思います(以下のE14 Gen 5のスタイル)。Gen 4では、右サイドの通気口からの熱風の排出量は多くないものの、負荷をかけた際には少なからず マウスを持つ手に熱風が直撃しますので、通気口の位置の変更はよいことです。

 

2024年5月4日現在の、T14s Gen 5のイメージ画像からの想定ですが、Gen 4との比較で変更となった事項は以下です。全般的には、E14 Gen 5に近いスタイルです。

  • スピーカーはキーボード上から キーボードの両サイドに。
  • 電源ボタンはキーボードの上から 右サイドに。
  • Web カメラ周りのデザインが変更となり、カメラ周り以外のベゼル幅は狭くなった。
  • USB-Aの配置が変更。右サイドに2個の構成に。
  • サイドの通気口が、ヒンジ側に移動。

 

まとめ

先日、ThinkPad T14s Gen 4を実機レビューしたこともあり、私の興味本位で Gen 5のスペック・外観を Gen 5と比較してみました。

想定する体感レスポンスは同水準ですが、T14s Gen 5のデザインは E14 Gen 5(Core iシリーズを搭載の旧世代。現行は Core Ultra搭載のGen 6)と近くなり、Web カメラ周りのデザインは X1 Carbon Gen 12やその他のThinkPadとも概ね同デザインです。

2024年5月4日現在の、Gen 5とGen 4のエントリー構成のモデルの価格差は 約3万円。この価格差をどう判断するか。Gen 4は旧モデル、Gen 5はCore Ultraを搭載しているために単純比較もできないのですが、個人的には 3万円の価格差は大きいように感じます。

引用元・販売元

ThinkPad T14s Gen 4、直販サイト

ThinkPad T14s Gen 5、直販サイト

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