ThinkPadが「Detection error on Storage Device (M.2)」により起動せず。エラーの状況と復旧した対応方法 | Win And I net

ThinkPadが「Detection error on Storage Device (M.2)」により起動せず。エラーの状況と復旧した対応方法

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ThinkPad X1 Carbon 2016モデルを使用中に、突然 PCが再起動のプロセスとなり、「2100: Detection error on Storage Device (M.2)」の初めて見るエラーにより、 Windows 10が起動しない状況になりました。

BIOSにてストレージの状況などを確認したのですが、英語のエラー通知のとおり M.2 SSDを認識していないようです。私のX1 CarbonはPCIe SSDに換装したのですが、熱で故障したかと思いきや、「Lenovo diagnostics」の「Storage test」をパスし無事復旧。今回はこのエラーの状況と対応について記載します。

Detection error on Storage Device (M.2) エラーの状況

エラーとなった状況は以下ですが、復旧後にブルー画面のWindows 更新となったことから、Windows 自動更新の再起動の過程で、何等かの理由でM.2 SSDを認識せずエラーとなったようです。直接の原因ではないのですが、エラーとなった状況は以下です。

  • エラーの直接の要因ではないのですが、Windowsを通常どおり起動し、Microsoft Officeのインストール中に突然 Windowsが再起動のプロセスとなる。
  • 再起動プロセスにて、「Detection error on Storage Device (M.2) 」のメッセージにより、Windowsが起動せず。
  • LenovoのBootメニューとなるF12を押下して Boot 順位を確認すると、Windowsの起動ドライブである PCIe M.2 SSDを認識していない状況。
  • 5回ほど電源オンオフを繰り返したものの、同メッセージによりエラー解消せず。

エラーが解消した対応

今回のエラーの概要・エラー解消の対応は以下の記事が詳しく、私はこの記事の手順に従ったのみです。このため、詳細は以下の記事を参照いただければと思います。

ThinkPad で 2100: Detection error on HDD0 (Main HDD) 発生時の対応

 

どうやら ThinkPadに固有のエラーのようですが、F10を押下しつつ「Lenovo diagnostics(診断の意味)」を起動し、「Storage test(瞬間的に終わります)」にて異常がないことを確認して終了。再起動すると何事もなかったかのように起動します。

ただし、起動プロセスでWindowsの更新画面となったため、Windows 更新時の再起動がトリガーとなった可能性もあります。

 

▼F10を押しつつの起動により「Lenovo diagnostics」を起動。左の上から8番目の項目「Storage test」を実行します。

 

▼右下に「Total time of test」としてテストに要した時間が掲載されていますが、約5秒と即完了しました。右の緑網掛けのとおり「PASSED(課題なし)」との結果に。その後、再起動するとエラー解消し、(Windowsの更新画面を経て)通常どおりの起動となりました。

 

2023年2月12日追記。その後、Storage testを行っても 起動エラーとなり、セーフモードでの起動・不要なアプリの削除で、通常起動となりました。詳細は以下の記事を参照。
Windows PCの起動エラー、セーフモードでの起動で復旧した事例、セーフモードの起動方法
Windows 10をインストールしている「Lenovo ThinkPad X1 Carbon 2016モデル」にて、自動修復などの起動エラーが頻発。当初はThinkPadのストレージテスト後に通常起動していたのですが、この対応や自動修復で...

 

2023年4月9日追記。さらにその後、時おり起動エラーが生じていました。これまでPCIe SSDを搭載していましたが、他のPCとのSSD入替の目的があり、SATA SSDに換装したところ、正常起動で安定しています。エラーの生じていた PCIe SSDも普通に使用できており、ThinkPadでの起動エラーの原因は不明な状況です。発熱とThinkPad側でのチェックのよるものでしょうか?