ThinkPad X280にて、バッテリー残量があるにもかかわらず、バッテリー起動できない状態となっていました。この課題に対応すべく、通販サイトにてCMOS 電池を購入し交換。通常どおり、バッテリー起動できるようになりました。今回は、ThinkPadのCMOS 電池交換の手順について記載します。
購入したCMOS 電池
購入したのは以下のCMOS 電池です。より安価な製品も販売されていますが、ThinkPad X280と明記のある製品を購入。「Thinkpad X1 Carbon 5th Gen、6th Gen、X280、A285と互換性あり」と記載されています。
私の他の古いThinkPad(X220やT420sなど、10年以上前の製品)や他のノートPCでは、COMS 電池を交換することなく、バッテリー起動できており、以下のPCを除いて CMOS 電池に起因しての日時の狂いはありません。ThinkPad X280の場合、深く追求していませんが、CMOS 電池の消耗が早過ぎます。
CMOS 電池の交換手順
他のノートPCやThinkPadも同様ですが、CMOS 電池の交換手順の大きなフローは以下です。
- 底板を開けて、バッテリーを外す。
- CMOS 電池を取り外して交換。
- CMOS 電池の取り外しにより、BIOSの日時(やその他の設定)が初期化されていますので、日時などを設定。
- Windowsが起動することの確認を経て、底板を取り付け。
▼底板のネジを緩めて外します。ThinkPadの場合、ネジは外れない仕様になっていますので、緩めるのみです。ツメが硬い製品もありますが、ネジを緩めた後、隙間にカードなどを差し込み、ツメを外すことにより底板を外すことができます。
▲▼CMOS 電池はバッテリーの裏に固定されており、バッテリーを外します。X280やX1 Carbonは、バッテリーを固定しているネジを外すことにより、バッテリーを外せます。
▲▼ちなみに、M.2 SSDを2個取り付けていますが、Windows 11とmacOSのデュアルブート仕様です。
▼新旧のCMOS 電池。右上の端子で接続されており、CMOS 電池は粘着力の弱い両面テープで取り付けられています。
▼古いCMOS 電池のコネクターが黒いためにわかりにくいですが、CMOS 電池のコネクターを外しました。
▼新しいCMOS 電池の取り付け後。
▼別の角度より。
CMOS 電池の交換後、以下を確認のうえ、底板を取り付けて 作業完了です。
底板を取り付ける前に
- ACアダプターを接続しての Windows 起動の確認。CMOS 電池の交換により、BIOSの設定が初期化されているため、Windows 起動エラーとなります。BIOSにて、日時などを設定のうえ再起動。Windowsが起動することを確認します。
- バッテリーでWindowsが起動することの確認。
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