Lenovoより、CPUにAMD Ryzen 5 8500GEを搭載する スモールデスクトップの「ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(AMD)」が、最安構成 74,800円にて販売されています。
最安構成においても、メモリ 16GB / SSD 256GB、キーボードとマウス付属となりますが、WiFiとBlutoothはオプション扱いです。サイズは 約 36.5 x 182.9 x 179mmと、Mac miniより小さく、一般的なミニPCより 縦横が4~5cmほど大きな筐体です。
引用元・販売元
ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(AMD)、直販ストア
ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(AMD)のスペック
公式サイトには「ツールレス設計」とありますが、簡単に内部にアクセスできるメンテナンス性のよさも特徴の一つです。コンパクトな筐体であり、グラボの接続はできませんが、2280サイズのM.2 SSDを増設可能です。
なお、最安構成では 上の写真の左下のとおり WiFi カードがなく、オプション あるいはユーザーで追加する必要があります。
CPU | AMD Ryzen 5 8500GE、Zen 4、6コア 12スレッド |
GPU | Radeon 740M |
メモリ | DDR5 5200MHz 16GB |
ストレージ | 256 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 |
WiFi | オプション |
Bluetooth | オプション |
ポート類 | USB Type-C 3.2 Gen 2、USB-A 3.2 Gen 2 x 3、USB-A 2.0 x 3、HDMI、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | 約 36.5 x 182.9 x 179mm |
OS | Windows 11 Home |
その他 | モノラルスピーカー、USB フルサイズキーボード・マウス付属 |
CPUのRyzen 5 8500GEのベンチマークの指標ですが、CINEBENCH R23の場合は(数値は丸くしています)「シングルコア 1800、マルチコア 11000」。以下の記事にて、これまでに実機レビューしたノートPC / ミニPCのスコアを一覧化しています。
このなか、ざっくり言えば Core i7-1360Pと同水準。ハイエンドのミニPCでの搭載事例の多い Ryzen 9 7940HSとの比較では、シングルコアは同水準であるものの、マルチコアでは劣ります。いづれにしても、重いゲーム向きではありませんが、普段使いではキビキビと動作します。
CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 30製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
カスタマイズの事例
ポート類の構成は以下です。ただし、74,800円のエントリー構成では、標準装備のポートが不明瞭であるように思われ、注意が必要です。
- ② USB Type-C 3.2 Gen2
- ③④⑧ USB-A 3.2 Gen2
- ⑤ マイク入力 / ヘッドフォン出力コンボ ジャック
- ⑥ 電源コネクター
- ⑦ DisplayPort
- ⑨ HDMI
- ⑩ USB-A 2.0 x 3
- ⑪ 有線LAN
- ⑫ セキュリティホール
- ⑬ オプショナルポート
▼以下の画像は、最安構成でのオプションとなる事例です。上にて「標準装備のポートが不明瞭であるように思われ、注意が必要」と記載しましたが、下の画像では「USB-C ポートなし、DisplayPortなし」となっています。使用する周辺機器の構成によりまりますが、USB-Cは 追加すべきかと思います。
▲▼2280サイズのPCIe M.2 SSDを増設することができます。ただし、かなり高価であるため、以下の事例など ユーザーでの増設をおすすめします。
▼WiFi / Bluetooth アダプターもオプション扱いとなります。
まとめ
ミニPCが人気の昨今ですが、オプションでの追加、メンテナンス性、保証などを考慮すると、本製品も候補の一つとなります。なお、「CPUファンの音量がやや大きい」とのユーザーコメントが散見されることに、注意ください。
なお、最安構成は 74,800円となりますが、5,000円ほどの追加出費で ワンランク上のスペックのミニPCが購入できることも 悩みどころです。
引用元・販売元
ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(AMD)、直販ストア
▼こちらは上記で引用の、約5,000円高でワンランク上のスペックのミニPCの事例です。
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