人気の「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini」シリーズから、UNISOC T606を搭載の通常版(ストレージ 64GB / 128GB)、Helio G99を搭載するPro版に続き、廉価版となる「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Lite」が、AliExpressにて 69.99ドル(10月9日時点の円貨換算 約1万円)で販売予定です。
シリーズの廉価版の位置づけとなりますが、FHD+ではなくHD画質、CPUもエントリーとなり、私としては iPlay 50 Miniシリーズとは別物とのイメージです。
引用元
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Lite、AliExpress
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Lite、Banggood
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Liteのスペック
2023年10月9日時点では、上の画像2つのみがAliExpressサイトに掲載され、詳細スペックも公開されておらず、以下は現在 確認できる速報ベースでのスペックです。
CPU(SoC) | Allwinner A523、8コア |
GPU | ARM Mali G57 MP1 |
メモリ | 4GB + 仮想 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 8インチ、IPS、解像度 1280 x 800 |
WiFi、Bluetooth | Dual Band WiFi、Bluetooth 搭載 |
LTE | 未確認(おそらく未対応) |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 4000mAh、充電ポートは USB Type-C |
サイズ、重さ | 211 x 126 x 9.2mm、322g |
OS | Android 13 |
その他 | GPS搭載か否かは未確認、Widevine L1対応、Dual Box スピーカー |
▲▼上のスペック表では、以下の1つ目の記事で実機レビューの「iPlay 50 Mini, UNISOC T606モデル」よりも優位な事項に黄色網掛、劣位な事項にピンク網掛しています。
▼CPU(SoC)にAllwinner A523を搭載する8インチタブレットとしては、直近では以下の「Teclast P85T」があります。AnTuTu ベンチスコアは約16万となり、ライトユースでも引っ掛かりを感じることもある水準です。
その他のスペックの補足は以下です(詳細スペックが不明なため、現在のところは推定です)。
- 低価格で、64GBの小容量のストレージでもあり、高速なUFSではなく eMMCだと思われます。
- おそらくですが、「Teclast P85T」から推定するとLTE未対応、GPS未搭載。
- iPlay 50 Mini 通常版 / Pro版と異なり、8インチの液晶の解像度はFHDではなく HD。また、8.4インチではなく、8インチと一回り小さなもの。
- 8インチでHD画質の場合、文字のドットは目立ちませんが、こちらの8インチ 同解像度の使用感から、多少の粗さを感じます。
- シングルスピーカーのiPlay 50 Mini 通常版 / Pro版に対して、本製品は2スピーカーです。
- Amazon プライムビデオなどの動画の高画質再生が可能な「Widevine L1」に対応していますが、Netflixには未対応でしょう。Netflixの高画質再生に対応しているタブレットはごく少数です。
▼iPlay 50 Mini Proはリリースを急ぎすぎたのか、課題も散見されますが、本製品のSoCは新しくはないため、課題は大きくないものと推察します。
まとめ
iPlay 50 Miniシリーズでは、Helio G99のPro版が販売されているため、UNISOC T606 モデルもLite版と言えそうですが、本製品はエントリーに寄りすぎているように思います。
本製品のAliExpress 価格 約1万円に対して、UNISOC T606 モデルのAmazon 価格は クーポン利用後 12,999円。この価格差なら UNISOC T606 モデルをおすすめします。
販売元 Banggoodにおいても、クーポン「BGNU50LITE」の利用により 69.99ドルでの販売です(クーポンは10月31日まで有効)。
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