私としては やや意外ですが、2024年9月22日現在のAmazonでは、BMAX ブランドの低価格なAndroid 14 タブレットが人気製品となっています。今回はこのうち、CPU(SoC)に UNISOC T606を搭載する「I10 Plus」のスペックについて記載します。
WiFi 専用、液晶がHD 解像度でもあり、クーポン適用後のAmazon 価格 12,400円と低価格であることが人気のポイント。
関連記事
BMAX I9 Plus、Widevine L1対応の10インチ Android 14 タブレットが 11,900円で販売中。基本スペックは従来機と変わらず
BMAX I10 Plusのスペック
下表のスペックでは、上の関連記事にて掲載の「I9 Plus」と比較して優位な事項に黄色網掛けしています。I9 Plus、I10 Plusに共通ですが、「WiFi 専用(LTEに未対応)、液晶はHD画質(10インチクラスではFHDが主流)」であることに留意ください。
なお、冒頭に「BMAX ブランドの低価格なAndroid 14 タブレットが人気製品となっていることは やや意外」と記載しましたが、これは以下によるものです。
- 同スペック帯のAndroid 端末は、Teclastや他の準大手ブランドから多数展開されていること
- 私としては、「BMAXはタブレットよりもPCに重きを置いている」との認識であること
CPU | UNISOC T606、8コア |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1280 x 800、輝度 300 nit |
WiFi、Bluetooth | WiFi Dual Band 対応、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh |
サイズ | 厚み 8.6mm、重さ 535g |
OS | Android 14 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1対応、顔認証に対応 |
DOOGEE T10S 実機レビュー、UNISOC T606 / RAM 6GB / UFS 128GBを搭載のAndroid 13 タブ。Widevine L1にも対応し2万円未満
▲▼UNISOC T606を搭載するタブレットは、上記の「DOGEE T10S」他で実機レビューしています。実機で計測のAnTuTu ベンチマーク v10のスコアは 247,959。10〜12インチクラスのタブレット(価格 3万円前後まで)に搭載のHelio G99のスコア 約40万と比較すると、控えめなスコアです。
UNISOC T606の体感レスポンスとしては、画面遷移などの基本動作においても 多少の引っ掛かりを感じることもあります。ただし、極端な遅さを感じることはなく 普通に動作します。なお、「BMAX I9 Plus」に搭載のCPU「Rockchip RK3562」よりも上位です。
その他のスペックの補足は以下です。
- WiFi 専用、HD解像度の液晶であることが、低価格・コストカットの源泉とも言えますが、10インチのHD画質では、FHDと並べてみると 文字の粗さなどが多少 気になります。
- 動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。製品紹介のテキストでは「Amazon Prime ビデオ、Netflix、Disney+、huluなどが対応」との記載があります。ただし、イメージ画像での表示がなく(huluなどのロゴがあると確実に対応)、NetflixのWidevine L1には未対応の可能性もあります。低価格なタブレットでは Netflixに未対応の端末もあり、この場合にはWidevine L3のSD画質です。
- 128GBのストレージには、eMMC or UFS(eMMCより高速)の記載がなく、前者と思われます。
- トップ下の画像には「メモリ 12GB」とありますが、物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 8GB」です。拡張メモリは、ストレージの空き領域をメモリとして割り当てる機能であり、万一のメモリ不足となった際の補助的な機能です。
- 急速充電には未対応です。
外観
低価格な製品ですが、背面は上位機と同様に金属製となり、他の中国ブランド・金属製背面の製品と同様に、質感は高いものと思われます。
下の画像のとおり、2スピーカーは横持ちでの下部に配置されています。4スピーカーの場合には 横持ちでの左右 両サイドに配置の事例が多いです。なお、3.5mm イヤホンジャックを装備していることは、個人的にはプラス要素との認識です。
まとめ
2024年9月22日現在のAmazon 価格 12,400円と、低価格であることが特徴となる10.1インチ Android 14タブレットです。低価格であるために、WiFi 専用、液晶はHD 解像度と妥協すべき事項もありますが、CPUにUNISOC T606を搭載し、Web サイトのブラウジング・動画視聴・SNS / 買物関連のアプリでは、極端な遅さを感じることなく動作します。
私としてはCPUの相違により、BMAXの低価格な製品としては「I9 Plus」よりも「I10 Plus」がおすすめです。
▼こちらは引用した「BMAX I9 Plus」の情報です。
BMAX I9 Plus、Widevine L1対応の10インチ Android 14 タブレットが 11,900円で販売中。基本スペックは従来機と変わらず
コメント