2020年1月2日現在、AliExpressにて「Infinix Zero 8」が 188.99ドル (19,857円)で販売されています。6.85インチ 90Hzのリフレッシュレートのディスプレイに、AnTuTu スコア 28万超えのHelio G90T、メモリ 8GB、SONY IMX686による64百万画素のリアカメラ、48百万画素のフロントカメラを搭載しています。このスペックで2万円未満とは、同CPUを搭載し私がサブ運用している「Xiaomi Redmi Note 8 Pro」以上、あるいはPOCO X3以上のコスパの高さです。
Infinix Zero 8のスペック
Infinix Zero 8のスペックを記載する前に、私としてはInfinixの製品を取り扱うのは初めてのため、公式サイトにて同社の概要を確認してみました。
Infinix社の概要
公式サイトとウィキペディアからピックアップした概要は以下です。公式サイトは英語となりますが、サポートページやFAQもあり、しっかりしたサイトです。
- 香港をベースとし、2013年に設立。現在の本社は中国 深圳。
- フランスの会社を買収したこともあり、デザインなどはフランスでも(他国もあり)開発されている(デザインはフランスの影響を受けている)。
- 主な展開国は、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ、東南アジア。
- 公式サイトのスマホ一覧では20以上がラインナップされているが、2021年1月時点のメインとなるのは6製品。
- OSはAndroidベースのXOSを独自展開。
Infinix Zero 8のスペック
ミドルレンジからハイエンド寄りのスマホとなるInfinix Zero 8のスペックは以下となります。
CPU | Helio G90T、8コア |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.85インチ、 90Hz refresh rate、180Hz touch sampling rate、解像度 2460 x 1080 |
リアカメラ | 64百万画素(IMX686) + 8百万画素 + 2百万画素 + 2百万画素 |
フロントカメラ | 48百万画素 + 8百万画素 |
WiFi | 11 a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | Nano SIM x 2 |
バッテリー | 4500mAh Battery、33W Fast Charging、USB Type-C |
サイズ | 168.74 x 76.08 x 9.07mm、208g |
OS | XOS 7 (Android 10ベース) |
その他 | ケース付属 |
LTE対応バンドは割愛しましたが、ソフトバンク回線のY! mobileの場合には実用上 問題ありません。その他の留意事項としては、Android 10 ベースの独自OS「XOS 7」を搭載していますが、Google Playと日本語対応が不明瞭なこと。通販サイト、公式サイトともに明記がありません。
CPUはHelio G90Tを搭載
私は同じくHelio G90Tを搭載する「Xiaomi Redmi Note 8 Pro」をサブ運用していますが、アプリの起動や画面遷移は、つい最近までメインで使用していた iPhone XS Maxよりもサクサクと動作します。現在は iPhone 12 Pro Maxをメイン利用していますが、アプリの起動に限って言えば同等のレスポンス。
メモリも8GBと大容量ですが、欲を言えばストレージに高速なUFSを搭載して欲しかったところです。Helio G90TのSoCではUFSに未対応かも(未確認)。
6.85インチ、90Hz リフレッシュレートのディスプレイ
POCO X3など(POCO X3、Redmi Note 9 Proとのスペック、外観の簡易比較)、230ドル前後のスマホでも、リフレッシュレートを特徴とするスマホが増えてきましたが、Infinix Zero 8は200ドル未満で90Hzのリフレッシュレート。Webブラウジングなどのスクロールや、ゲームでの動きが滑らかになり、目の疲れも軽減。
リアカメラはSONY IMX686の64百万画素
Xiaomi Redmi Note 8 ProもHelio G90Tと64百万画素カメラの組み合わせですが、Note 8 Proと異なるのは、Infinix Zero 8はSONYのイメージセンサー「IMX686」を搭載していること。Note 8 Proではやや暗めの描写ですが、定評のSONYのイメージセンサーであり、Infinix Zero 8には期待できます。
また、PCパーツなどの小物の拡大写真を撮影することの多い私としては、2.5cmまでよれるマクロレンズもありがたい。
▼フロントカメラは48百万画素、8百万画素ワイドの2カメラ
33W 急速充電に対応
50W超のハイエンド機と比べると見劣りしますが、33Wの急速充電に対応し、4500mAhの大容量バッテリーを30分で70%も充電することができます。コロナ禍により外出する機会は減っているものの、朝の忙しい時間などを利用しても短時間で充電可能です。
Infinix Zero 8の外観
AliExpressサイトでは、上の画像のような実機の写真が複数掲載されていますので参照ください。背面のカメラのデザインが特徴となる本製品ですが、その他はオーソドックスな構成です。
▼画像では3色ありますが、AliExpress / Banggoodともにブラックとホワイトの2色展開。製品紹介では指紋認証の位置の記載がないのですが、サイドにあるように見受けられます。
▼ベゼル幅は狭いようです。フロントは2カメラであるために、パンチホールが2つ繋がっているようなイメージです。
まとめ
これまでInfinixのスマホはノーマークでしたが、今回紹介のInfinix Zero 8、メインカメラを48百万画素としたInfinix Zero 8iのコスパの高さはかなりなもの。冒頭にも記載しましたが、コスパ度ではPOCO X3よりも優れているように感じます。
重ねて記載しますが、注意すべきは 独自のXOS(Androidベース)を掲載することによる Google Playと日本語への対応が不明瞭なこと。アプリのインストールはGoogle Playがなくとも可能ですが、日本語対応の是非には要注意です。
▼AliExpressでの 2021年1月2日時点のセール価格は188.99ドル(19,857円)と格安。ただし、送料無料であるものの、納期が36日〜43日となっていることに注意が必要。なお、Banggoodでも販売されていますが、1月2日時点ではクーポン配布がないために価格情報は省略します。
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