AnTuTu ベンチマークスコア 40万越えとなることで人気のHelio G99を搭載するタブレットは、Android 13からAndroid 14への移行が進み、10インチ以上の製品においても複数ブランドから販売されています。
搭載のチップなどが同じであるため、概ね同様のスペックと機能となりますが、Amazonで販売の5製品をカタログスペックで比較してみました。
Helio G99のベンチマークスコア、レスポンス
当サイトでは、以下の4.3インチのスマホ、8.4インチ・11インチ・12インチのタブレットなど、Helio G99 / Android 13を搭載するタブレットを多数レビューしています(2024年7月14日現在、Android 14のモデルのレビュー実績はなし)。
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE 実機レビュー、Helio G99 / UFS 2.2の快適レスポンス、NetflixのWidevine L1対応により 更に充実度アップ
N-One NPad X1 実機レビュー、Helio G99搭載の11インチタブレット、NetflixでのWidevine L1対応も実機で確認済
DOOGEE T20 Ultra 実機レビュー、Helio G99、迫力の12インチと4スピーカー搭載でNetflixの高画質再生にも対応
DOOGEE T30 Ultra 実機レビュー、Helio G99 / RAM 12GBでキビキビ動作、11型 2.5K 解像度 / NetflixでのWidvine L1にも対応
OUKITEL WP27 実機レビュー、Helio G99搭載のタフネススマホ、RAM 12GB+拡張、64百万画素カメラ、33W 急速充電など機能充実
Blackview N6000 実機レビュー、Helio G99 / RAM 8GB搭載でキビキビ動作、4.3型コンパクトなタフネススマホ
上記のHelio G99を搭載するスマホ・タブレットのAnTuTu ベンチマーク v10のスコアは、多少のばらつきがあり 39万~42万ですが、その体感レスポンスは以下です。
- 負荷を要するゲームには向きませんが、Web サイトのブラウジング・YouTube 視聴・買い物やSNS関連のアプリなどは、遅さを感じることなく サクサクと動作します。
- 下位のUNISOC T616 / T606を搭載するタブレットと比較すると、(上記の普段使いでは大きな差ではないものの)、スリープからの復帰などで レスポンスがよいことを感じます。
- AnTuTu ベンチスコアが 80万超のスマホと比較した場合、ホーム画面の遷移やアプリの切替の基本動作においても キビキビ感に欠けますが、Helio G99の端末単体で使用している場合には(上位の端末を長時間使用後に Helio G99の端末を使用しない限りは)、遅さを感じるものではありません。
- ストレージは eMMCより高速なUFS 2.2を搭載している端末が多く、大容量アプリのインストールなどで速さを感じます(大きな相違ではありません)。
5製品のスペック・機能・価格の比較
2024年7月14日現在、国内で多くのタブレットを展開しているブランドのうち、、ALLDOCUBE / Blackview / N-Oneでは、Helio G99 / Android 14のタブレットの展開待ちとの認識です(私の見落としもあるかも)。これにより、Headwolf、Teclast、AGMのタブレット 5製品のスペック・機能・価格を比較してみました。また、発売直後の「Teclast T50 Max(Amazonはこちら)」も、比較対象としておりません。
なお、LenovoとBMAXの以下の製品は、コンセプト・機能が異なるために比較対象外としています。Lenovo Tab Plusは音楽重視、BMAX I11 Plusは価格重視です。
Lenovo Tab Plus、JBLスピーカーを8個搭載の Helio G99 11.5型 Android 14タブレット。キックスタンドも装備で音楽重視
BMAX I11 Power、Helio G99搭載、11インチ Android 14 タブレットのスペック。急速充電に対応し、460gと軽量
▼Helio G99 / Android 14を搭載の5製品の比較です(クリック、タッチで拡大できます)。いづれもLTE対応ですが、対応バンドなどの記載は省略しています。掲載の価格は、7/14現在のAmazon プライムデー先行セールの価格です。
比較における補足は以下です。
- スペック・機能は、Amazon イメージ画像・製品紹介の文言で異なることがあります。その場合には、AliExpressにおいて確認していますが、私の誤植・認識違いの可能性もあります(特に背面の素材)。
- いづれの製品も、動画配信サイトの動画を高画質再生可能なWidevine L1に対応、しかも Netflixにも対応しています(以前は、Netflixには未対応の端末が多数派でした)。
- タブレットのカメラはメモ書き代替との認識から、おすすめ判断の項目から外すつもりでいたのですが、「AGM PAD P2」の50百万画素が際立っています。
- ちなみに、AGMは国内通販での認知度は高くないのですが、海外通販では多くの製品を展開しています。
- いづれの製品も4スピーカーを搭載し、Widevine L1への対応も含めて、動画視聴にも適しています。ただし、音質重視の場合には「Lenvo Tab Plus(詳細記事はこちら)」がおすすめです。4万円台半ばと高価ですが、JBL スピーカーを8個も搭載し、キックスタンドも備えています。
- このクラスのタブレットでは、GPSを搭載し、一般的にはセンサーも充実しています。ただし、搭載するセンサーは実機を確認する必要があり(通販サイトの製品紹介では 概ね未掲載)、上表で記載していません。
おすすめ製品
上表での比較を踏まえて、私がおすすめする Helio G99 / Android 14を搭載するタブレットは、価格面での「Headwolf HPad 5」、機能・価格の双方にて「AGM Pad P2」の2製品です。なお、後日 「Lenovo Tab Plus」を追加しました。
Headwolf HPad 5
「Headwolf HPad 5」は、10.5インチの他の端末よりも小さなディスプレイですが、4スピーカー、20Wの急速充電などの全部入りで 7月14日のAmazon 価格は 23,500円と、コスパの高さは断トツです。Headwolfは、同スペック帯の他ブランドの製品よりも 低価格で販売していることが多く、Helio G99の端末においても同傾向です。
なお、多少気になるのが、背面のツートンの色が明確に異なること。デザイン面で敢えて色を変えているのだと思いますが。
▼製品の詳細情報はこちら
AGM Pad P2
Android タブレットは iPadと比較すると 液晶の輝度が低いのですが、本製品は最大輝度 480nitsと断トツに明るい液晶です。また、50百万画素のリアカメラは このクラスとしては珍しいほどに高画素です。また、上の画像のとおり、Netflixも含めた Widevine L1に対応、20Wの急速充電に対応と抜かりはありません。
さらに、ケース付きで 25,999円(2,000円オフクーポンの利用)、1047ptの付与と、実質価格は「HPad 5」よりも安価と言えそうです。
なお、当サイトでは 近々に「AGM Pad P2」の防水防塵モデルをレビュー予定です(7/14現在、製品受領待ち)。
▼製品の詳細記事はこちら
▼こちらは参考情報ですが、「AGM Pad 1」のレビュー記事です。
▼価格優先の場合には、以下のBMAXの製品も候補となります。2024年8月4日現在のAmazon 価格は 23,900円
Lenovo Tab Plus
2024年10月20日の追加となります。上記の製品と価格差があるためにスペック比較には未掲載ですが、音質重視の場合には「Lenovo Tab Plus」がおすすめです。
10月20日現在のAmazon プライム感謝祭セールの価格は 39,770円と、タブレットが2製品購入できる価格帯であり、また、LTEに未対応ですが、以下の大きな特徴があります。
- キックスタンドを装備する、高品質な筐体。
- JBL 8スピーカーを装備し、所有するM1 MacBook Airや、音質をアピールする Windows 11 ノートPC以上に高音質。
▼実機の右サイドからの撮影ですが、片側 4スピーカーの合計 8スピーカー。左側は「マトリックス ツイーター」、右側は「フォース バランスド ベース システム」の構成です。
▼キックスタンドは厚めの金属となり、Surface Goのキックスタンドよりも上質です。
▼製品の実機レビュー記事はこちら
▼購入を検討する際には、Lenovo 公式ストアの価格も要確認です。
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