N-One NPad X1 実機レビュー、Helio G99搭載の11インチタブレット、NetflixでのWidevine L1対応も実機で確認済 | Win And I net

N-One NPad X1 実機レビュー、Helio G99搭載の11インチタブレット、NetflixでのWidevine L1対応も実機で確認済

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今回レビューする製品は、多くのAndroid タブレットを展開する「N-One」から新にリリースされた「NPad X1」。先行して Helio G99を搭載する「NPad X」が販売されていますが、「NPad X1」は Netflixも含めた「Widevine L1」に対応となりました(NPad Xは、Widevine L3)。

その他の基本スペック・機能としては、物理メモリ 8GB + 拡張 8GB、128GBのUFS 2.2 ストレージ、18W 急速充電に対応の8600mAh バッテリー、4スピーカーと、前機種を踏襲し、他ブランドの上位機と同水準です。

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N-One NPad X1、Amazon

 

N-One NPad X1のスペック

スペックについては以下の記事においても記載していますが、あらためての掲載です。AliExpressのユーザーレビューでは、「動画配信サイトの動画を高画質再生可能なWidevine L1ではなく、L3だった」との書き込みもありますが、同サイトでは従来版の「NPad X」が併売されているように思います。「NPad X」はL3ですが、「NPad X1」はL1であることを実機で確認済、NetflixにおいてもL1に対応しています。

N-One NPad X1、Hellio G99搭載 11インチタブレット。NetflixでのWidevine L1に対応し、従来製品から機能アップ

 

CPU MediaTek Helio G99、6nm プロセス、最大 2.2GHz
GPU Mali-G58 MC2
メモリ 8GB LPDDR4 + ストレージから最大 8GBを割り当て
ストレージ 128GB UFS2.2
ディスプレイ 10.95インチ、解像度 2000 x 1200、IPSパネル
WiFi 11a/b/g/n/ac
Bluetooth / GPS Bluetooth 5.1、GPS搭載
LTE 対応、デュアル SIM
カメラ リア 20百万画素(+マクロ 2百万画素)、フロント 8百万画素
バッテリー容量 8600mAh、18W 急速充電
サイズ 250.38 x 162 x 7.6mm、470g
OS Android 13
その他 4スピーカー、金属製の背面、Widevine L1対応(Netflixにも対応)

 

 

実機のシステム状況

アプリ「Device Info HW」から抽出の実機システム情報を掲載します。

 

▼下から2行目のとおり、物理メモリは LPDDR4X 8GB。その下に「フラッシュ=UFS」とありますが、ストレージはeMMCより高速なUFSです。ベンチマークの段落に掲載しましたが、ストレージの読み書きは、PCでのSATA SSDと同水準です。

 

▼Helio G99は、Cortex-A76 x 2とCortex-A55 x 6の8コア。GPUは Mali-G57 MC2

 

▼ディスプレイの解像度は2000 x 1200、リフレッシュレートは 60Hzでの固定です。

 

▼メモリを大量消費するアプリを起動していないのですが、8GBの物理メモリ中、5.5GBを使用と意外とメモリを消費しています。システム情報には拡張メモリが表示されていませんが、最大 8GBを仮想的にメモリとして割り当てられており安心です。

 

▼バッテリー容量は仕様どおりの8600mAh。稀に製品情報と抽出値が異なることがあります。

 

▼センサーの情報です。左のグリーンは搭載、レッドは未搭載を示しています。このクラスとなると、「バロメーター」以外を搭載していることが多いのですが、本製品では 「磁気センサー」と「ジャイロスコープ」が未搭載です。ナビとしての使用を目的の方は留意ください。

 

Widevine L1への対応状況

huluやAmazon プライムビデオなどの高画質再生が可能な「Widevine L1(詳細は以下の記事を参照)」の対応状況を実機にて確認しました。なお、繰り返しとなりますが、多くの端末では対応していない「NetflixでのWidevne L1に対応」していることも、本製品の特徴の一つです。

Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた

 

購入した Android タブレットのWidevine L1対応の確認なら「DRM Check」アプリが便利。起動後に即視認可能

▲▼上の記事で紹介のアプリ「DRM Check」で確認のWidevineへの対応は、仕様通りのL1。

 

▲▼こちらはNetflix アプリで確認の対応状況ですが、Netflixにおいても Widevine L1 / FHDでの再生に対応しています。私は動画の画質には鈍感なのですが、NetflixのL1 再生においては、L3との相違を感じます。

 

メモリ拡張の手順

本製品は、最大 16GBまでの拡張メモリ(ストレージの空き容量のうち、仮想的にメモリに割り当てる)に対応しています。以下の記事に記載のとおり、Android タブレットの製品に応じて、拡張メモリの設定項目は異なりますが、本製品は「設定」の大項目の「Memory Expansion」にあり、わかりやすいです。

Android タブレットのメモリ拡張機能、複数パターンの設定項目と設定方法のまとめ

 

▼初期設定で既に最大の8GBが割り当てられていました。特に変更する必要もありませんが、変更する場合には横のバーを6GBなどの任意の割り当てに変更。変更すると端末の再起動を求められ、再起動後に変更完了となっています。

 

外観

ディスプレイについては後段で記載していますので、ここでは開封、付属品、背面について記載します。

 

▼N-Oneのタブレットは今回は4製品目ですが、いづれも白地の外箱です。

 

▼ACアダプターなどの付属品は、輸送時にズレることがないよう しっかりと収納されています。過去の製品では、ケースとガラスフィルムが付属していることもありましたが、本製品では付属せず。

 

▼付属品は、日本語も含め 多言語表記の説明書、日本仕様のコンパクトなACアダプター、充電用のUSB-C to USB-C ケーブル、SIM ピン。

 

▼ACアダプターのサイズがわかるよう、マウスを並べて撮影しました。

 

▼他製品と同様に、本体はビニールで梱包されています。

 

▼背面は、カメラのある色違いの部分を除き、保護用のフィルムが貼り付けられています。

▲NPAD X1のモデル名はシールです。私は気になりませんが、N-Oneのタブレットのモデル名はシールの貼り付けであることが多いです。

 

▼背面とカメラ周りは、同社の他のタブレットと同様に、丁寧な作りで質感は高いです。なお、製品説明では強調されていませんが、同社の他製品と同様に、アルミ削り出しのユニボディであり、見た目の美しさと軽量化に貢献しています。

 

以降は背面のフィルムを剥がしての撮影です。

 

▼従来製品のNPad Xと同様に、アンテナなどがある上側の色はあえてツートンにしていますが、違和感はありません。このクラスの中国製タブレット 全般的に言えることですが、アルミ製の背面の質感は高く、特に本製品はユニボディ(アルミ削り出し)のため、より一層 質感は高いです。

 

▼横持ちでの左サイドより。スピーカーは、横持ちでの左右両サイドに2個づつ配置の4スピーカーです。照明の関係で、上の写真とは色合いが異なりますが、下の写真が実機に近いです。

 

▼カメラ周りを拡大。透明樹脂のカメラ周辺の質感は高い一方、高さがあり、机上に置いた際には多少 不安定です。

 

▲▼横持ちでの右サイドは、SIM トレイ、2スピーカー、中央に充電のUSB Type-C ポート。

▲拡大するとツートンの端(右側)の部分に浮きがあるように見えていますが、実機の目視・手触りではわかりません。

 

▼電源・音量調節ボタンは同系色で操作性も良好。

 

ディスプレイ

続いてディスプレイについて記載します。他製品と比較すると、明るさ控えめのようにも感じますが、一般的には十分な明るさです。ちなみに、私は他のタブレットでは、明るさ 70%ほどで使用することが多いのですが、本製品では80%程度で使用しています。

 

▼上下左右のベゼル幅(アルミ製のフレームを除く)は、実測8mmほど。このクラスとしては標準的なベゼル幅です。なお、他のタブレットでは壁紙を変更して撮影・レビューすることが多いのですが、本製品のデフォルトの壁紙は明るく 見栄えのするものです。

 

▼さすがにこの角度から見ると、明るさ・色合いともに変化しますが、視野角は良好です。

 

▼当サイトを表示して撮影。実機は写真よりも明るいです。多少の淡さを感じるものの、自然な色合い・発色で、気になる箇所もない よい液晶です。

 

▼原色系の広告もギラつき感のない、落ち着いた色合いで好感がもてます。なお、写真では青白いように見えていますが、寒色・暖色寄りでもなく、中間的な色合いです。

 

▼極端な角度から見ても、視野角は良好です。

 

ベンチマークスコア

実機で計測のAnTuTu ベンチマーク、Geekbench 6、ストレージのスコアを掲載します。なお、比較対象は、以下の記事で実機レビュー、CPUにFire HD 10と同じを搭載している「N-One NPad Plus」です。

N-One NPad Plus 実機レビュー、MT8183を搭載し AnTuTu スコアは約23万 。金属製ユニボディで上質なAndorid タブレット

 

▼AnTuTu ベンチマークは v9からv10に更新されています。v10のスコアは 394,724となり、他のHelio G99を搭載するタブレットと同水準です。MT8183のスコア 228,471とは大きな差があり、スリープから復帰時の画面表示などでも相違を感じます。

 

▼Geekbench 6のスコアは「シングルコア 711、マルチコア 1864」。MT8183のシングルコアのスコアは320であり、倍以上の開きがあります。

 

▼UFS 2.2 ストレージは、Writeが411.92MB/s、Readが554.48MB/s。概ね PCのSATA SSDと同水準の速度です。従来のタブレットで多く搭載のeMMCの読み書きは 100MB/s台の半ばですが、(私は慣れてしまいましたが)大容量アプリのインストールなどにおいて、速さを実感できると思います。

 

体感レスポンス

Helio G99を搭載するタブレット・スマホのレビュー記事は複数投稿しており、同じコメントとなってしまいますが、体感レスポンスは以下です。

  • AnTuTu ベンチスコアが80万超となるスマホと比較すると、アプリの起動・画面遷移などでキビキビ感に欠けるものの、Web サイトのブラウジング、ショッピング・SNS系のアプリ、FHDクラスの動画視聴においては、十分に快適に動作します。
  • 10インチクラスのタブレットでは、UNISOC T618 / T616 / T606など、AnTuTu ベンチスコア 約25万〜30万クラスの端末が多いです。これらと比較すると、前述のMT8183(Fire HD 10に搭載)との相違と同様に、スリープから復帰時の画面表示、アプリの切替、その他において、もたつきを感じず、サクサクと動作します。
  • 私はタブレットで記事に掲載用の写真・画像の編集を行うことが多いのですが、PCと同様にキビキビと動作します。
  • 私は慣れてしまいましたが、eMMCより高速な UFS 2.2のストレージを搭載していますので、大容量アプリのインストール時には、多少なりとも速さを体感できると思います。

 

カメラ

10インチクラスのタブレットでは、リアに8百万画素、あるいは13百万画素のカメラを搭載する製品が多いなか、本製品は20百万画素のカメラを搭載しています。

ただし、スマホのカメラほどではないために、やはり本製品も含めて タブレットではメモ書き代替の機能となります。UFS 2.2のストレージを搭載していることもあってか、写真の保存は速いものの、室内撮影では、やや淡く白飛びの現象もあるように感じます。

 

サウンド

過去にレビューしたN-Oneのタブレットでは、音量の大きな製品(NPad Pro)もありましたが、4スピーカーを搭載する本製品においては課題となる事項はありません。

  • 音量としては、一般的なタブレットよりも僅かに大きい程度。室内でNetflixの動画を音量最大で聴くと、それなりの大きな音量となります。ただし、音量調節は程よいものであり、課題となるものではありません。
  • 音質的には、私が苦手なスマホのシャカシャカしたものではなく、落ち着いて聴くことができます。一般的な音量では、大きな音割れを感じることもありません。
  • 4スピーカーの端末としては、他のタブレットと概ね同様です。シングルスピーカーとの相違はもちろんのこと、2スピーカーと比較すると、音の広がり・効果は十分に感じることができます。

 

まとめ

Helio G99を搭載する従来製品のNPad Xでは、他社よりも先行して発表したこともあってか、Widevine L1に未対応のデメリットがありました。NPad X1では、他社製品でも未対応なことの多い NetflixでのWidevine L1に対応している(実機においても確認済み)メリットがあります。

Helio G99によるレスポンス、色合いなどにクセのない液晶、高品質な筐体、4スピーカーを搭載、控えめながらも18Wの急速充電に対応など、基本スペックもバランスがとれており、Helio G99を搭載するタブレットをお探しなら候補となる製品です。

なお、LTE接続については未掲載ですが、後ほど追記します。