CPU(SoC)にHelio G99を搭載する8.4インチタブレットは人気製品の一つですが、Headwolfより 2.5K 解像度を特徴とする「Headwolf FPad6」が販売されていましたので、今さらながらにスペックとコメントを記載します。
LTE対応、 Netflixも含めたWidevine L1に対応し、2スピーカーを装備、2025年1月6日現在のAmazon 価格はクーポン利用により 22,999円と、同社の他の端末と同様にコスパに優れた製品です。
Headwolf FPad6のスペック
LTE対応にGPSと6軸ジャイロスコープ搭載、2スピーカーと、8.4インチのHelio G99 タブレットとしてはフル装備に近いのですが、6500mAhのバッテリーは急速充電に対応していません。
以下の記事に、従来モデルの「FPad5」と当時の人気機種「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE」とのスペック比較を掲載していますが、「FPad5」の急速充電は18W。18Wの場合には高速とは言えないため、急速充電に未対応でも、大きな影響はないとの認識です。
Headwolf FPad5、8.4型 Helio G99 Android 14タブレット。iPlay 50 Mini Pro NFEとのスペック比較
▼スペックにおいては、AliExpress サイトも参照し、UFS 2.1のストレージやサイズなどを補足しています。
CPU | Helio G99、8コア |
メモリ | 物理メモリ 8GB +ストレージから8GBまて拡張可能 |
ストレージ | 128GB 、UFS 2.1 |
ディスプレイ | 8.4インチ、IPS、解像度 2560 x 1600、明るさ 500 nits |
WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
LTE | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28AB/66、TDD: B38/39/40/41 |
カメラ | フロント 8百万画素、リア 16百万画素 |
バッテリー容量 | 6500mAh 、充電ポートは USB Type-C |
サイズ、重さ | 203.7 x 125.8 x 8.5mm、385g |
OS | Android 14 |
その他 | Netflixも含めた Widevine L1に対応、GPS搭載、6軸ジャイロ・モーター搭載、2スピーカー、顔認証に対応 |
▼Helio G99を搭載するタブレットのベンチマークスコアと体感レスポンスは、以下の記事などにて 多数 実機レビューしています。AnTuTu ベンチマークスコアは約40万となり、UNISOC T616などと比較すると、ワンランク上のスコアと体感レスポンスです。
ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro NFE レビュー、Helio G99 / UFS 2.2の快適レスポンス、NetflixのWidevine L1対応により 更に充実度アップ
N-One NPad X1 レビュー、Helio G99搭載の11インチタブレット、NetflixでのWidevine L1対応も実機で確認済
▼上のリンク先記事から再掲載ですが、Helio G99のAnTuTu ベンチマーク v10のスコアの事例です。私の複数製品の実機計測では、38万~42万と製品によって多少のバラツキがあります。
▼8.4インチクラスではFHDでも十分に綺麗ですが、本製品は2.5Kの高解像度。しかも、450 nitsと明るい液晶です(以下はAliExpressの画像ですが、Amazonでは500 nitsとあります)。
▲▼動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。製品紹介に配信サイトのロゴがあれば確実に対応していますが、Netflix / hulu / Amazon Prime Videoなどに対応しています。
Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた
▼このクラスの他製品と同様に、金属製の背面です。スピーカーは両サイドではなく、片側に2つ備えています。
まとめ
Helio G99を搭載する8.4インチタブレットでは FHD 解像度の製品が多いなか、「Headwolf FPad6」は 2.5Kの高解像度であることが大きな特徴です。
中国ブランドのタブレットは特に、実機を確認しないと液晶の色合いやタッチの精度を確認できないのですが(実際に、他製品では赤が強いなどの液晶も存在します)、お手頃価格で高解像度・LTEも含めたフル装備の8インチクラスのタブレットをお探しの場合には候補となる製品です。
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