ELEPHPONEからリリースされたPX Pro。CPUにHelio P70を搭載し、Banggoodでの予約注文価格は 149.99ドルと、同CPUを搭載するUMIDIGI F2よりも50ドル(F2の最安時との比較では30ドル)も安くなっています。50ドルの開きがあるだけに、メモリ搭載量やバッテリー容量に差がありますが、「200ドルクラスのレスポンスのスマホをより安く」とのことでは、候補となる製品です。
ELEPHPONE PX Proのスペック
Helio P70を搭載する製品としては、UMDIGI F2との相違が気になるため、簡易的にスペックを比較してみました。
ELEPHPONE PX ProとUMIDIGI F2との差額は、冒頭のとおり、30~50ドル相当。200ドル未満のスマホでこの価格差は大きく、スペックも価格なりに異なります。
- UMIDIGI F2のメモリ 6GBに対して、PX Proは4GB。私としては、メモリ 6GBも使用しないため、4GBでも十分。
- UMIDIGI F2のリアの4カメラに対して、PX Proは今となっては珍しい2カメラ。しかも、PX Proの5百万画素側は深度計測用のため、実質的には48百万画素頼り。UMIDIGI、ELEPHONEなどの新興ブランドのカメラの評価は、実写してみないとその実力は未知数ですが、ここは素直にF2が優位でしょうか。
- PX Proのバッテリー容量 3300mAhはやや少ないように感じます。4000mAh前後あるとよいのですが。
- 指紋認証は、サイドのUMIDIGI F2の利便性がより高いものに。
- F2に限らずですが、UMIDIGIのマイナスポイントはその重量。概ねどの製品も200g超えとなっています。
全般的に、やはり30~50ドルの価格差なりのスペックの相違はあります。決定的な相違としては、バッテリー容量の相違。サブ利用ではなく、メイン利用も想定している場合には、バッテリー容量の大きいF2が優位との認識です。
なお、Helio P70のAnTuTu ベンチマーク v7のスコアは14万台。メジャーなスマホとの比較では、以下のHuawei P30 liteと同程度のレスポンスとなり、劇的な速さはないものの、普通に使うには十分。
▼ワイヤレス充電にも対応しています。
ELEPHPONE PX Proの外観
ポップアップ式のフロントカメラにより、画面占有率が93.1%と高いPX Pro。公開されているイメージ画像は多くないのですが、その一部を掲載します。
▼グリーンとグレイの2色展開。グリーンがより綺麗に見えますが、ケースが付属しないことを考慮すると、無難にグレイでしょうか。
▼ポップアップ式のフロントカメラ。この恩恵により、ノッチレスでスッキリとしたディスプレイ面。
▲▼多くのスマホと同様ですが、持ちやすいようにカーブのかかった背面。指紋認証の形状はカメラから連続し、スマートです。
まとめ、価格情報
UMIDIGI F2と同じく、CPUにHelio P70を搭載するELEPHPONE PX Pro。Banggoodでの予約注文価格(当初399個まで)は149.99ドルとなり、UMIDIGI F2よりも30ドル~50ドル安い設定です。この価格差が、メモリ・バッテリー・カメラなどに影響し、価格としては妥当なものでしょう。UMIDIGI F2のように、バランスのとれたスペックではないものの、サブ的に使用するには十分な構成です。
▼引用した UMIDIGI F2の記事はこちら。
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