徳島での大量納入で話題のCHUWIのタブレット。久しぶりにHi10 Xを起動し動作状況を確認してみた | Win And I net

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徳島での大量納入で話題のCHUWIのタブレット。久しぶりにHi10 Xを起動し動作状況を確認してみた

徳島の教育現場(県立の学校)で大量導入、PCのバッテリーの膨張に起因して、何かと話題の「CHUWI」のPC。バッテリーが膨張したのは「UBook」のようですが、「Hi10 X」も納入されていたようですね。そこで、手元にある同製品を約2年ぶりに起動し、動作状況を確認してみました。

上の写真のように当初は起動し、普通に使用できていたのですが(それなりに快適)、2回目以降の起動は不安定。手元にある、あるいは既に手放した 数年前の中国製のノートPC、あるいはUMPCは電源・バッテリーに課題のある製品もあります。

今回のHi10 Xの、2回目以降の起動が不安定な現象は、電源・バッテリーの課題、あるいはWindowsの課題か見極めできていませんが、少なくとも、大量導入したうえで保守するには難しい端末のように感じます。

関連記事

徳島で納入のPCの、バッテリーの膨張に関する事項は、以下の他サイトの記事を参照ください。

徳島の学校に導入されたCHUWIタブレット端末のこと

徳島の「学校タブレット大量故障」にみる、GIGAスクールの“想定外” なぜそんなに壊れるのか(ITmedia)

 

CHUWI Hi10 Xのスペックなど

はじめに、「CHUWI Hi10 X」の概要を記載します。古くは、Windows 10とAndroidのデュアルブート 2 in 1として販売されていた Hi10シリーズ(Hi10 Pro、Hi10 Xの従来機)ですが、私も含めて 国内外の一部のマニアの方には人気の製品でした。

以下は、2020年3月から2021年10月に投稿の、当サイトでの関連記事です。今となっては低スペックの製品ですが、CPUには Celeron (Gemini Lake)N4100を搭載し、Surface Go 初代のPentium Gold 4415Y、あるいは、私の会社で現在でも使用中のLIFEBOOK U938/TのCeleron 3965Uと同程度のベンチマークスコアと体感レスポンスです。

 

CHUWI Hi10 X 実機レビュー、Gemini Lake N4100搭載でHi10 Pro / Airより快適さは大幅アップ、WiFiの安定度も大きく改善

CHUWI Hi10 X vs Surface Go、実機のベンチマーク比較。CPUスコアは同水準、価格は半値以下

CHUWI Hi10 XをWindows 11に更新し、タッチパネルなどの機能の動作状況を確認してみた

 

▼上の記事から抜粋の、「CHUWI Hi10 X」と「Surface Go 初代」のスペック比較。徳島で、バッテリー膨張の課題が生じた「UBook」も、ディスプレイサイズは異なりますが、同程度のスペックです。

 

2023年11月、CHUWI Hi10 Xの動作状況

CPUのCeleron(Gemini Lake)N4100は、バックグラウンドでWindowsの更新プログラムが動作している際には、CPU使用率が100%となる時間が長く、レスポンスが大幅に悪化します。それ以外の通常時には、Web サイトのブラウジングや、一般的な解像度の動画視聴、Wordやそれほどデータ量の多くないExcelでは普通に動作します。

今回、久しぶりに起動してみて、当初は課題なく レスポンスもよかったのですが、2回目の電源オンでは以下の状況で起動せず。今回の初回起動時に、スクショを撮影しておけばよかったのですが、まさか 2回目の電源オンで起動しないとは思わず、スクショなしの言葉のみでの記載です。

なお、以下はの多くはバッテリー駆動ではなく、ACアダプターに接続しての確認です。また、OSは Windows 10から11に更新しており、2021年10月に普通に動作することを確認済です。

  • 電源ボタンオンで、画面が一発で点灯せず。何回かの電源オンで点灯。
  • 多くの場合、PINコードの入力中、あるいはPINコード入力後の電源オンで、画面が消灯してしまう。
  • 画面消灯は強制終了となったのではなく、何度か電源ボタンを押下すると復旧。ただし、ログインでぎずに画面消灯の繰り返しが多い。
  • 時々、PINコード入力後のEnterキーでログインできるものの、ログイン中に画面消灯となってしまう。「Ctrl + Alt + Delete」キーの押下で、タスクマネージャーなどへの切替画面は表示されるものの、選択すると即ブラックアウト。
  • 全般的に電源ボタンの反応が鈍い。また、接続していた 純正のBluetooth キーボードの通電LEDは点灯していることもあれば、点灯しないこともあり。
  • 結果的に、2時間ほど対応していましたが、2回目の起動は諦めました。
  • なお、見た目では バッテリーの膨張はないのですが、今回の初回起動時に、フリーソフトでバッテリーの劣化を検出しようにも、検出できず(手元にある他のノートPCでは生じていない現象です)。

 

Chuwi Hi10 Proが充電・起動しない。現在の状況と海外での対応事例

「Hi10 X」の従来機「Hi10 Pro」においても、概ね同様の現象が生じたことがあります。上の記事にいただいたコメントで、以下のとおり Windowsに起因する可能性もあるのですが、現在のところ深追いしていません。

Hi10シリーズ最新機種のHi10XでもSleep中に予期せぬhibernate,さらに、そこから復帰不可能な事例が多発しています。原因はIntel MEI driverの不具合というのが最有力ですがWindowsの可能性も非常に高く、現実的な解決方法は出荷時点のOSに戻してWindows Updateサービスを止めることしかありません。お手持ちのHi10も電源が入る状態であればそれで回復したかもしれません。

 

その他、ハード面での従来から抱える課題、新たな課題は以下です。

  • キーボードの裏面が加水分解?で、ベタベタな状態。
  • 英語キーボードでもあり、10インチとしてはキーピッチも確保しており、タイピングは快適です。ただし、タッチパッドは敏感すぎて使用できず。
  • 液晶はやや暗く、多少青みが強いのですが、格安なPCとしては良好な部類です。

 

まとめ

特にCHUWIの製品に限定するのではなく、手元にある数年前の中国製ノートPCでは、バッテリー・電源周りに課題のある製品が多いように思います。また、サポート面が手薄なこともあり(レスポンスが遅い。製造元でないため、明確な回答を得にくい)、やはり 学校などで大量納入する製品ではないとの認識です。

以下は、私が使用していた格安ノート・UMPCでの、今回以外の不具合の事例です。CHUWIの製品が多いですが、たまたま、手元にあるのはCHUWIの製品を多く所有しているためだと思っています。同一製造元のOEM製品で他ブランドから販売されている事例も多いです。

 

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