インテル 第8世代 モバイル向けのCore i5クラスのパフォーマンスとなることで人気のAlder Lake-N N95/N100を搭載するミニPC。当サイトにおいても複数の製品をレビューしていますが、コスパを追求するために、機能を絞った製品も多いです。
この点において、今回紹介の「BMAX B4 Plus」は、フル機能のUSB-Type-Cを装備することを特徴とします。ただし、メモリはDDR5ではなくDDR4、M.2 SSDはPCIeではなくSATAです。
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BMAX B4 Plusのスペック
フル機能のUSB Type-Cを搭載すること以外は、一般的なN100 ミニPCの構成ですが、以下の記事で掲載のポータブルモニターへのケーブル1本で接続可能であるために、本製品の個別記事としました。
CPU | Alder Lake-N N100、4コア4スレッド、最大 3.4GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 16GB DDR4、スロット形式 |
ストレージ | M.2 SATA SSD 512GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI x 2、USB Type-C フル機能、有線LAN |
サイズ | 125 x 112 x 44mm |
OS | Windows 11 |
▼Alder Lake-N N95 / N100のベンチマークスコアや体感レスポンスは、以下の記事などに掲載しています。2018年に発売のハイエンド寄りのノートPCに搭載のCore i5相当の実力となり、Web サイトのブラウジングやYouTubeの視聴、データ量が極端に多くないExcelなどでは快適に動作します。
Alder Lake N95 / N100 搭載PC 実機3製品、旧世代 Core i3 / i5とのベンチスコア比較のまとめ
その他、スペックやデザインの補足は以下です。
- フル機能のUSB-Type-Cを装備し映像出力に対応している一方、メモリはLPDDR4、PCIe SSDではなく SATA SSDとなることで、他の機能充実したN100 ミニPCに劣ります。
- ただし、N100のPCIe SSDの仕様上、PCIe SSD vs SATA SSDでは体感できるほどの相違はありません。
- 他の多くのミニPCと同様に、2.5インチ SATA SSD / HDDを増設可能です。
- 樹脂製のボディです。天板の大きなロゴとイラストが気になる方も多いと思いますが、私は同社の数製品の使用で慣れてしまいました。
- Windows 11のHome / Proについては、他のBMAXの製品の傾向としては Windows 11 Pro。
▼メモリはオンボードと思いきやスロットですね。M.2 SATA SSD / メモリともに換装可能です。なお、N100の場合、DDR4 / DDR5メモリでは体感できるほどの差はありません。
▼映像出力は、USB Type-C、HDMI x 2の3系統。N95 / N100の場合、かなりの静音仕様であることも特徴とします。負荷をかけた場合にも、ファン音がほとんど聞こえない製品も多いです。
価格情報
2023年9月23日現在のAmazon 価格はクーポン利用により 22,099円。メモリ 8GB / SSD 256GBの場合、こちらの記事の「CHUWI HeroBox」のように2万円を切る製品もありますが、メモリ 16GB / SSD 512GB / フル機能のUSB Type-C搭載を考慮すると、本製品のコスパ度は高いです。
▼フル機能のUSB Type-C、DDR5 メモリ、PCIe SSD搭載の充実スペック・機能のN100 ミニPCとしては、以下の「Beelink EQ12」があります(Amazonの販売ページはこちら)。BMAX B4 Plusとは約8千円の価格差がありますが、予算が許せば「Beelink EQ12」もおすすめです。
▼こちらは上位の「BMAX B6 Pro」のレビュー記事です。
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