Amazon 価格では約14,000円、海外通販価格では11,000円前後から購入できる UMIDIGI A5 Pro。この価格でスナドラ 625相当のHelio P23と、背面にはSOMYのイメージセンサー(旧世代)をメインとしたトリプルカメラを搭載することが大きな魅力。
7月23日現在では、レビューもチラホラとWebやAmazon レビューで掲載されています。今回は同じく人気のA3 Proとのスペック比較も織り交ぜながら、A5 Proの特徴などを確認してみます。
▼UMIDIGI A5 Proの実機レビュー記事はこちら
UMIDIGI A5 Pro 実機レビュー、質感抜群・レスポンスも上々の100ドルスマホだが、カメラが惜しい
UMIDIGI A3 Pro、使用感の振り返り
- UMIDIGI A3 Pro 実機レビュー、安価ながらも質感よくレスポンスも実用的だが一部に課題も
- UMIDIGI A3 Pro 実機レビュー 外観編。約9,000円でこの質感は恐るべし。両面2.5D ガラス製で上位機と遜色なし
A3 Proについては、上記にて実機レビューを掲載していますが、あらためて最近の使用感も含めて、ポイントを記載します。
- 約9,000円のスマホとしては質感は高め。特に背面の質感は高い一方、サイドがやや太く、アルミ調とクロームメック調をミックスしたような塗装で上位機と差別化しているようなイメージ。
- 15,000円~20,000円あたりの中国製スマホ(AnTuTuベンチマークスコアが7~8万台)と比較すると、レスポンスはややモッサリ。Webサイト閲覧などのライトユースでは実用的ではあるものの、サブ的に常用できるかと言えば、やや厳しい。
- カメラには期待していなかったのですが、オートフォーカスのスピード・発色などは十分に実用的で、ブログ記事用の写真程度であれば活用できます。
▼全般的に、この価格としては質感が高いものの、サイドのデザインと処理が惜しい。
UMIDIGI A5 Proのスペック
上記のA3 Proの使用感も踏まえ、A5 Proとのスペック比較は以下です。A3Proは、Andorid 8とAndroid 9の端末が併売されていますが、Andorid 9.0としています。
なお、両機のLTE対応バンドは以下となり、B19のドコモのプラチナバンドに対応しています。
- TDD-LTE 38 /40 /41、FDD-LTE 1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /26 /28A /28B/66
A5 ProとA3 Proのスペックの相違は明白。以下にて、CPU、カメラ、ディスプレイに分けて記載しました。
なお、テザリングにおいて、Amazon レビューやYouTubeにて、5GHz帯ではテザリングできず、2.4GHz帯での対応となるとのコメントが散見されることを補足します。
CPU
搭載するCPU Helio P23はSnapdragon 625よりも高速とする、UMIDIGIの製品紹介画像です。実態よりも高めのスコアとなっているように感じますが、一般的には、Helio P23 AnTuTu ベンチマーク v.7.1のスコアはSnapdragon 625相当かやや上回る程度。
私の経験則では、サブ機として特に遅いと感じることなく操作できるスコアは5万台から。6万台後半から7万台とあればサブ機としては十分となり、A5 Proは遅いとは感じないレベル。
一方のA3 ProのAnTuTu ベンチマーク v.7.1のスコアは4万台半ば。ホーム画面の遷移でもカクツキを感じることもあります。
2019年8月18日 追記。A3 Proを購入してから半年以上を経過しましたが、当初以上にレスポンスの遅延を感じ始めています。詳細は以下の記事を参照。
カメラ
1万3,000円前後の価格にして 16百万画素のレンズはSONY IMX398を採用し、トリプルレンズです。
IMX398は2016年10月に発売のOPPO R9s / R9s Plusに搭載されたもの。旧世代のイメージセンサーであり、実写はUMIDIGIのチューニングによるところもあるため、価格以上の過度の期待は禁物。チューニングで言えば、上位機のUMIDIGI F1の場合、実写では赤味が強いなどのコメントも散見されます。
ただし、A3 Proの場合、オートフォーカスの速さや実写は価格以上であり、A5 Proもほどほどに期待できそうです。
ディスプレイ
私がA3 Proを購入した背景の一つとして、コンパクトな安価なスマホを求めていたことがあります。ただし、実際に5.7インチのA3 Proを使用すると、A5 Proやその他の製品でも主流の6.3インチクラスが視認性のよさからも無難な選択のように感じます。
また、解像度も2280 x 1080と上位機と変わらず、しずく型ノッチの採用により画面占有率が92.7%と高いのもUMIDIGIのスマホに共通する特徴。
▲デザインで気になるのが、サイドの処理。A3 Proと同デザインのようですが、背面の質感の高さと比較すると違和感もあります。
▼A3 Proと同様に、TPUケースが付属しています。
まとめ
UMIDIDI A5 ProとA3 Proで迷っている方は多くはないと思いますが、両者を比べた場合には、言うまでもなくA5 Proがおすすめ。Amazonでの価格差は約4,000円、以下の中国系通販サイト Tom Topの事例ではさらに価格差が小さくなりますが、CPU・カメラ・ディスプレイサイズ・バッテリー容量など全面的にA5 Proが優位です。
▼UMIDIGI A5 Proの実機レビュー記事はこちら
▼Tom Topでの2019年7月23日時点の価格は12,428円(送料無料)。
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