UMIDIGI A3 Proを購入して半年以上経過しましたが、あらためてレスポンスなどのレビューです。購入当初も感じた動作の遅延ですが、最近ではより感じつつあります。約1万円のスマホですので仕方がないのですが、参考までに動作の遅延などの具体例を列挙します。
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参考、スペックとベンチマーク
今さらスペックとベンチマークを記載する必要もないかと思いますが、参考まで。下表は「UMIDIGI A5 ProのスペックをA3 Proと比較。その優位性をあらためて確認してみた」に記載のA3 ProとA5 Proのスペック比較です。近々に、A3 ProとA5 Proの実機比較ができるのですが(現在、A5 Proの受領待ち)、現時点ではスペックのみの比較です。
▼8月末からA5 Proをサブ機として運用しています。
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スペックは明らかにA5 Proが優位となりますが、A3 Proの参考情報としてのベンチマークスコアは以下。
▼AnTuTu ベンチマーク v7のスコアは46354。自宅のWiFi環境での46Mbpsと、他のスマホが80~95Mbps程度となることを考慮すると遅くなっています。
動作遅延の具体例
私が多くのスマホを操作してきたなかで、Google ChromeでのWebサイト閲覧や画像編集、SNSやブログ管理系アプリなどのライトユースで、遅いと感じることなく操作できるのは、AnTuTu ベンチマーク v7のスコアで55000以降。この基準では、A3 Proは遅いと感じる範疇となるのですが、動作遅延の具体事例は以下。なかには、A3 Proの個別課題、UMIDIGIのアプリのチューニングの適切でないこともあるかと思います。
- 特にスリープから復帰後のホーム画面の遷移が遅いことがあり、一瞬 フリーズしたかと思える時もあります。
- 私のスマホのレスポンス判断の一つはGoogle Chromeが極端なカクツキがなくスムーズに動くか否かですが、A3 Proはタブの切替時や、画像多めのサイトを開く際のカクツキ・モタツキを感じます。
- サイトのアクセス管理のために、WordPressアプリを頻繁に利用しているのですが、タブの切り替えや、グラフの表示など、フリーズしているように重たい。これは他の低スペックでのスマホでも生じることなのですが、A3 Proではより顕著。
- 文字入力時のソフトキーボードの表示が、他のエントリー機よりも遅れがち。
- 動作遅延とは関係ないのですが、購入当初に感じたエアータッチ・ゴーストタッチが今でもあります。
- こちらも動作遅延ではないのですが、WiFiの電波強度の掴みが弱い。他端末ではアンテナフル表示の場合にも、A3 Proはフル表示とならず 5段階中3程度の掴みとなっています。
▼こちらはAnTuTu ベンチマーク v7のスコアが56000ほどのCUBOT P20ですが、明らかにA3 Proのレスポンスよりも機敏で、これならライトユースのサブ機としては十分に機能します。ベンチマークスコアの差のみがレスポンスに直結するわけでもないのですが、スコア 46000のA3 Proとのレスポンスの差は大きくなっています。
まとめ
A3 Proを半年以上使用後の今さらながらに厳しいことを記載しましたが、レスポンス的にはそれなりに厳しいものがあります。一方、ディスプレイの解像度は高くないものの粗さは感じず、カメラにおいてはオートフォーカスや撮影後の処理もほどほどに速く、約1万円の価格としては十分に実用的。
安価なスマホとして総合的におすすめするか否かと言えば、仮にUMIDIGIのスマホならば以下の上位機、あるいは倍の価格となりますが、Huawei nova lite 3あたりが無難な選択。
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