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ThinkPad X280、バッテリー交換の過程と使用感。5千円弱のバッテリーとしては十分

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バッテリーが充電しないと明記のあった中古のThinkPad X280を購入し、バッテリーの脱着や放電、ソフト面の調整で動作するかも、と淡い期待を抱いていたものの、やはり充電せず。そこで、AliExpressにてバッテリーを購入し交換しましたので、交換過程と使用感を記載します。

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購入した X280のバッテリー

ThinkPadのバッテリーを購入する場合、機種によってはAmazonでも販売していますが、種類の豊富さと価格ならAliExpress。納期は販売店により異なり、安価な小物パーツの場合には1ヵ月以上の納期を覚悟する必要がありますが(DHLなどの業者による配送ではないため)、今回のバッテリーは注文から約2週間で受領しました。

 

▼本体 33.74ドル、送料 9.47ドルの商品を購入(合計5,000円弱)。もちろん純正ではないため、実際のバッテリー持ちには不安もありましたが、私の場合、2時間程度でも持てば十分との意向から安価な製品を購入。

AliExpress, ThinkPad X280 バッテリー

 

▲▼外箱とラベルを拡大した写真。

 

▼後段に純正と並べた写真を掲載していますが、X280専用のバッテリーであり、右上の端子やネジの位置はもちろん純正と同じです。

ThinkPad X280、バッテリーの交換過程

ThinkPad X280の底板を外すのは、以下の記事で記載のSSD増設時、液晶の交換時、バッテリーの交換方法の確認時に続き、今回で4回目。慣れもありますが、10分ほどでバッテリーの交換完了です。

 

▼周囲のネジを緩め(緩めるのみで、外れない仕様になっています)、隙間にカードなどを差し込み、ツメを外して底板を開けます。X280以前のThinkPadと比較すると(所有する端末では、X220、X1 Carbon 2016モデル、T550)、簡単に外れます。

 

▲▼純正のバッテリー。以下の位置(「X280 ハードウェア保守マニュアル」より)にネジがあるので、これを外してバッテリーを取り出します。ケーブルはなく、端子のメス側はバッテリーと一体化しており、ネジを外し上側を持ち上げると外れます。

 

▼新旧バッテリーの比較。

▲純正と比較すると、表面と側面の繋ぎ目がやや雑な造りとなっています(写真は掲載していません)。

 

▲端子の部分を拡大。下の純正とは形状が少し異なるようにも見えますが、取り付けたところ全く問題ありません。

 

▲▼取付完了し電源オン。もちろん、普通に動作しています。

バッテリー交換後の使用感

バッテリーを交換したからには当然のことですが、普通に充電できるとはどれほど便利なことか。

 

▼「Lenovo Vantage」で確認した状況。右側の残存容量に注目ですが、交換前の上の画像の0.04Whに対して、交換後の下の画像では定量の47.88Wh。現在のところは、交換直後にバッテリー駆動で当記事を編集していますが、バッテリーの節約機能をオフにし、ディスプレイの明るさ最大にして約1時間20分の利用で残容量 82%。計算上は6時間ほど持続することになりますが、現時点では期待以上。今後の劣化の状況を注視することとします。

 

2021年11月3日追記。交換したバッテリーを約11ヵ月使用していますが、以下の「BatteryBar」の画像のとおり、バッテリーが約12%劣化しています。劣化のスピードは速いように感じたのですが、Lenovo Vinatgeアプリの設定で 電源オフ時も激しくバッテリーを消費していたことが原因のようです(詳細は文末のリンク先記事を参照)。
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