2024年4月に、2011年5月に発売の、インテル 第2世代のCore i5-2520Mを搭載する「ThinkPad T520」を久しぶりに起動してみると、さすがに設定画面の遷移などの基本動作も遅く感じます。そこで、少しでも速く感じることができるよう、「設定」の「アニメーション効果」をオフにしてみました。
ベンチマークスコアが向上するものではないものの、何となく速くなったような錯覚もあります。ただし、アニメーション効果オフによる見え方に違和感を感じる方も多いように思います。
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ThinkPad T520のスペック
設定を変更した、約13年前の2011年に発売の「ThinkPad T520」のスペックを参考までに記載します。上の記事に記載のとおり、ハードオフにてジャンク品を2,200円で購入したのですが、TNパネルながらもFHDの液晶であり、クラシカルな7列キーボードと相まって、私としては大当たりの製品でした。
なお、下表の黄色網掛けは、中古で購入後に換装・増設した事項です。メモリを16GB、HDDからSSDに換装、mSATA SSDを増設し、Windows 11 ProとWindoows 10 Proのデュアルブートとしています。
CPU | Core i5-2520M、2コア4スレッド |
GPU | Intel HD Graphics 3000 / NVIDIA NVS 4200M |
メモリ | DDR3-1600 16GB(8GB x 2、デュアルチャネル) |
ストレージ | 2.5インチ SATA SSD 256GB、mSATA SSD 128GB |
ディスプレイ | 15.6インチ FHD 1920 x 1080、IPS パネル |
WiFi | 11a/b/g/n |
Bluetooth | 3.0 |
ポート類 | USB 2.0×3、Powered USB 2.0、VGA、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | 372.8 x 245.1 x 31.8mm |
OS | Windows 10 Pro / Windows 11 Pro デュアルブート |
その他 |
▼Geekbench 5のベンチマークスコアです。「遅い」と言えども、Alder Lake-Nの前世代のCPUとも言える(現行のエントリーPCにも搭載されることのある)Jasper Lake N5100と同水準のスコアです。
▼ちなみに、7列キーボードの同世代のThinkPadとしては、以下の製品も所有しています。いづれも中古で購入しましたが、ThinkPadのなかでも特に快適なキーボードであり、今でも時おり 記事編集で使用しています。
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アニメーション効果をオフにする手順
Windows PCに限らず、Android / iPhone / Macともに、「アニメーション効果」は、ウィンドウやアプリケーションを操作する際の視覚的なエフェクトのことです。
最大化などの押下により スムーズに最大化となる「アニメーション効果のオン」に対して、極論すると押下でサクッと最大化となる「アニメーション効果のオフ」です。
アニメーション効果は初期設定でオンとなっており、オフにした場合、動き方に違和感を感じる方も少なくないのでは、と思います。
▼「設定」の「アクセシビリティ」「視覚効果」へと進みます。
▼「アニメーション効果」の項目がありますので、これをオフにします。なお、「透明効果」も同時にオフにしている状態です。
体感レスポンスについて
アニメーション効果のオフによる体感レスポンスは、速くなったような、そうでもないような微妙な感じです。以下などにおいては 速くなったように(速くなったような錯覚)感じますが、ブラウザでのサイトの画像表示では、やはりスペックが低いために 遅さを感じます。
なお、記載するまでもなく、ベンチマークスコアの向上に貢献するものではなく、あくまで速くなったように見せかけるうえでの効果です。私のように、古いPCに Windows 11を導入した場合など、試してみる価値はあります。
- Windows 11 サインイン後の画面表示
- 設定画面などのマシンパワーを必要としない画面の表示・切替
- ブラウザなどのソフトの最小化・最大化
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