2020年10月に発売の製品となりますが、CPUに AMD Ryzen 5 PRO 4650GEを搭載する「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」が、2021年9月24日まで開催のLenovo 半期決算セールにて、59,950円で販売されています。詳細スペックを確認してみると、海外通販やAmazonで販売の中国 新興ブランドの製品と同等にコスパ高の製品です。このため、今さらながらとなりますが、「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」のスペックと特徴を記載します。
ThinkCentre M75q Tiny Gen2のスペックと特徴
上の画像のモニターは別売りですが、有線のキーボードとマウスは付属しています。トップ下の画像は横置きに編集していますが、36.5 x 182.9 x 179mmのスリムなボディを活かすべく、上の画像のように縦置きで使用するのがよさそうです。
さて、ThinkCentre M75q Tiny Gen2のスペックは以下となります(今回のセール対象のモデルです)。
CPU | AMD Ryzen 5 PRO 4650GE、 6コア 12スレッド |
GPU | Radeon Graphics 7コア |
メモリ | 8GB DDR4、空きスロットあり、最大64GBまで増設可能 |
ストレージ | 256GB PCIe / NVME対応 SSD |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB 3.1 x 4(うち、1つはUSB Type-C)、USB 2.0 x 2、HDMI、DP、VGA、有線LAN、シリアルポート |
サイズ | 36.5 x 182.9 x 179mm 、1.32kg(最大構成時) |
OS | Windows 10 Home |
その他 | モノラルスピーカー内蔵、有線キーボード・マウス付属 |
ミニPCを多く紹介している当サイトですので、一般的なミニPCとの比較も含めた「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の特徴・コメントは以下です。
- Ryzen 5 PRO 4650GEのベンチマークスコアは多く出回っていないため、4650Gのスコアを探ってみると、Geekbench 5のCPUベンチマークスコアは Single Core 1169 / Multi Core 6336
- 手元にあるPCとの比較では、Single Coreはインテル 第10世代のCore i3-1005G1と同水準、Multi Coreは Core i5 9500F / Geforce GTX1050 Tiのスコア 5361よりも大きく優位です。
- このクラスとなると、在宅勤務やWeb ブラウジング、動画視聴、画像編集程度では、かなりキビキビと動作します。
- 一般的なミニPCとの拡張性の比較では、M.2 SSD、2.5インチ SSD / HDDを増設できないことがマイナスポイント。
- 厚み 36.5mmでは、2.5インチ SSD / HDDを増設できないことは止む無しですが、厚さと長辺がアンバランスのようにも感じます。ここは10mm~15mm 厚くして増設可能とすべきだったかも。
- モノラルスピーカーを内蔵する一方、マイクは未搭載。昨今の在宅勤務環境では、マイク搭載だとよかったのですが。
▼上記2で引用した Core i3-1005G1を搭載のPC(CHUWI CoreBox Pro)、Core i5 9500F / Geforce GTX1050 Tiを搭載のPC(MINISFORUM H31G)のレビュー記事はこちら。
▼底面を外すと内部にアクセスできる仕様になっています。
価格情報
Lenovo 公式ストアで2021年9月24日まで開催中の「半期決算 在庫一掃セール(即納!駆け込みセール)」では、税込・送料込の59,950円で販売されています。2020年10月の発売とそれほど古い製品ではないため、在庫一掃による終売ではないと思いますが、この価格は魅力ですね。
▼公式ストアの販売情報はこちら
Lenovo 販売ページ
▼同世代のCPUを搭載するミニPC「MINISFORUM X400」のAmazonでの販売事例です。CPUの型番、メモリ・SSD搭載量や拡張性ともに以下の製品が優位ですが、コスパ度では「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の今回のセール品が優れています。
コメント