10インチ Android タブレット「M40」は多くの派生モデルが販売されていますが、今回紹介の「M40S」もその一つ。CPU(SoC)に AnTuTu ベンチスコアが約18万となる UNISOC T610を搭載し、メモリ 4GBにストレージは 128GBと、M40シリーズとしては エントリーからミドルレンジとなる製品です。
Teclast M40Sのスペック
TeclastのM40シリーズには、以下のリンク先記事の「無印のM40」、「M40 Pro」、「M40 Air」、「M40SE」と複数の製品があります。「M40S」は 2021年秋に発売の「M40SE」のOSを Android 10から11とし、専用キーボード端子を排したモデルのように思えます。
▼Teclasto M40シリーズの記事を、発売日順(無印のM40は 2020年 秋に発売)に掲載。「M40」と「M40 Pro」のCPU(SoC)は UNISOC T618、「M40SE」は「M40S」と同じく UNICOSC T610、「M40 Air」は 438gと軽量であることを特徴とし、CPUは Helio P60です。
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- Teclast M40 Pro、従来版からバッテリー増量、外観変更のAndroid 11 10.1型タブのスペックと特徴
- Teclast M40SE、UNISOC T610を搭載し AnTuTuベンチ 約18万の10型タブ。キーボード接続端子も装備
- Teclast M40 Air、430gの軽量 10.1インチタブレットのスペック。メモリ 8GBに4スピーカーを搭載
▼「M40S」のスペックはこちら。
CPU | UNISOC T610、8コア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPSパネル、解像度 1920 x 1200 |
WiFi、Bluetooth | 11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0 |
LTE | B1,B3,B5,B7,B8,B20,B34,B38,B39,B40,B41 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh、USB Type-C |
サイズ | 243 ×163 × 9.3 mm、527g |
OS | Android 11 |
その他 | 背面は金属製、GPS 搭載、ステレオスピーカー |
上のスペック表は「M40SE」の記事で掲載のものを編集しました。サイズは誤差の範囲で僅かに異なるものの、前述のとおり、「M40SE」のOSを Android 10から11とし、専用キーボード端子を排したモデルと言えそうです。海外通販サイトのAliExpressでは「M40SE」も販売されており、キーボードを利用する前提では「M40SE」がよいと思います。
- UNISOC T610は、中国ブランドの複数の製品で採用されていますが、AnTuTu ベンチスコアは約18万。
- 同水準のスコアのタブレットの使用感では、ブラウザや動画視聴では遅さを感じることなく動作します。
- 128GBのストレージは、スマホやタブレットの上位機に搭載されることの多い 高速なUFS 2.1 / 3.1ではなく、通常のeMMC。UFS 3.1の場合には、PCのSATA SSD並みの速度となりますが、Android タブレットでは eMMCと比較し体感できるほどではありません。
▼海外通販のAliEpxressの製品情報では 10コアのUNISOC 9863Aと比較されおり(T610が大きく優位)、私の使用感においても T610がキビキビと動作します。T610の上位のT618を搭載する10インチタブレットも多いのですが、AnTuTu ベンチのスコア差は3万程度。大きく体感できるほどではありません。
外観
シックな色合いの金属製のボディと Teclast らしい外観です。Teclast、BMAX、CHUWIなどの中国ブランドでは エントリー機以外は金属製の背面とする傾向があり、以下のBMAXの製品と同様に 質感・剛性ともに高いことが特徴の一つです。
▼こちらの画像ではグレイのように見えますが、実機はもう少しダークなグレイです(また、横幅も実機より狭くなっています)。
▼電源・音量調節ボタン、USB Type-C ポートは 横持ちでの左サイトに配置されています。
▼画像ではキーボードが掲載されていますが、専用キーボードの設定はありません。
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