Teclastから10インチクラスのAndroid タブレットとして「Mシリーズ」が多く展開されていますが、シリーズのなかでは エントリーとミドルレンジの中間あたりとなる「M40 Plus」がAmazonなどで販売されています。
CPUはMT8183の8コアですが、これは「Fire HD 10」や「CHUWI HiPad Plus」、「ASUS Detachable CM3(Chromebook)」と同じもの。Fire HD 10では、現行モデルや2019モデルも同CPUを搭載しているため、多少の古さを感じます。
Teclast M40 Plusのスペック
以下の記事にて、Teclast T50 / M40シリーズ(M40 Plusは未掲載)のスペック比較を行っています。同社の2021年以降のタブレットは、UNISOCのCPU(SoC)を使用する事例が多いのですが、本製品はあえて(なぜか) Media Tek MT8133 とやや古いCPUを搭載しています。
CPU | Mediatek MT8183、8コア |
GPU | Mali-G72 |
メモリ | 8GB LPDDR4X |
ストレージ | 128GB UFS 2.1 |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、解像度 1920 X 1200 |
WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 7000mAh |
重さ | 530g |
OS | Android 12 |
その他 | 金属製ボディ、GPS搭載 |
Amazon、AliExpressを参照しても、サイズやスピーカーなどの明確でない事項も多いのですが、スペックの補足・コメントは以下です。
- AnTuTu ベンチスコアは、約20万のUNISOC T618(Teclastを始め、中国ブランドのタブレットで搭載事例が多い)より 多少 劣る程度。普段使いでは、遅さを感じるものではありません。
- CPUは古いものの、メモリ 8GB、ストレージは通常のeMMCより高速な UFS 2.1となり、これらは最近の傾向をおさえたもの。
- Widevine DRMはL3との情報があり、Amazon Primeの動画はHD画質ではないことが厳しい。
- Teclastの製品はLTE対応の全部入りのことが多いのですが、本製品はLTE未対応です。
- スピーカーの情報がありませんが、おそらくは2スピーカー
▼他のCPU(SoC)とのパフォーマンスの比較表がありますが、比較対象が古いことも気になります。いづれもの MT8183と同世代とも言えそうですが。例えば、Snapdragon 660は 2019年あたりの製品に多く掲載されていたCPUです。
▼Teclastのタブレットは、グレイ・シルバー・ブラックの背面であることが多いのですが、金属製のブルーの背面は新鮮です。
まとめ
LTEに未対応であるために、ごく簡単にTeclast M40 Plusのポイントのみを掲載しました。
「Teclast M40 Plus」は、Amazonの実質価格(クーポン適用後)約2万円は魅力ですが、Teclsastの10インチクラスのタブレットとしては、以下の記事に掲載の「T50/T40シリーズ」「他のM40シリーズ」の製品がバランスのより製品です。また、「T50/T40シリーズ」「他のM40シリーズ」の競合としては、レスポンス面も含め、2つめのリンク先記事で掲載の「CHUWI HiPad Max」もよい端末です。
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