先の記事「13.3型,Core M3,SSD搭載のTeclast F6 Pro、実機の外観レビュー」に続き、ベンチマーク結果、レスポンスの体感レビューです。
CPUにCore M3、メモリ8GBを搭載するTeclast F6 Pro。ブログ記事編集・Webサイト閲覧などのライトユースでは、私がメイン利用のCeleron N3450搭載機、あるいはCore i7搭載機と大きな体感レスポンスの相違はないだろうと思っていたところ、Celeron N3450搭載機との比較では、操作して即感じるほどにキビキビしたものです。
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Teclast F6 Proのベンチマークスコア、体感レスポンス
参考までに、Teclast F6 Pro、ディスプレイの解像度以外はスペックの近いCUBE Thinker、私の所有するJumper EZBook 3 Proとのスペック比較です。
▼Geekbench 4より抽出のシステム情報
メモリ8GB搭載も十分なものですが、CPUにKaby Lake Core M3を搭載していることが、他のエントリークラスのPCよりも優位です。
▼ドラクエベンチマーク
CPUよりもGPUがスコアに影響しますが、上段はTeclast F6 Pro、中断はJumper EZBook 3 Pro、下段は「17.3型 ハイエンド機でコスパ抜群、m-Book Wの実機レビュー」にてレビューのマウスコンピューターMB-W875SN1-SH2(Core i7 7700HQ、メモリ16GB、グラフィックはGeGorce GTX 1050)のスコアです。
▲Teclast F6 ProのGPUはIntel HD Graphics 615であり、さすがにCore i7 7700HQ / GeGorce GTX 1050には敵いませんが、それほど大きな差ではなく健闘しています。
Jumper EZBook 3 Proには大差をつけているとおり、Core M3を搭載していることもあってか、Teclast F6 ProはWebサイト閲覧の画像表示においても、Jumper EZBook 3 Proと比較すると体感できるほど、意外なほどにサクサクと遷移します。
▼Geekbench 4
こちらも、Celeron N3450のJumper EZBook 3 Proに大差をつけています。
▼CrystalDiskMark
Teclast F6 ProはeMMCではなくM.2 SSDを搭載しているのですが、CrystalDiskMarkのベンチスコアはやや低めとなっています。
右はTeclast F6 Pro、左はJumper EZBook 3 Proに増設したM.2 SSD (Transcend TS120GMTS420)ですが、Writeのベンチマークが全般的に遅くなっています。ただし、eMMCよりは十分に速いものであり、体感できるほどの相違はありません。
▲▼Teclast F6 ProのSSDメーカーが気になり、デバイスマネージャーを起動したところ、以下のとおり「Teclast」となっており、メーカー名は確認できず。
▽私がJumper EZBook 3 Proに増設したM.2 SSD
▽Teclast F6 Proでは、他の多くの中国メーカーのPCと同様に、背面の扉からM.2 SSDスロットへアクセスでき、簡単にM.2 SSD (2242サイズ)を増設できます。
▼自宅のWifi環境(Nuro 光)での回線速度。十分な速度です。
▼なお、ベンチマークとは関係ないのですが、タッチパッドの滑り具合はほどよく、3本指・4本指のジェスチャー機能にも対応しています(しっかりと対応することを確認しました)。
まとめ
Core M3を搭載するTeclast F6 Proですが、Webサイト閲覧の軽めの作業では、Celeron N3450との体感レスポンスはベンチマークスコアほどの差はないだろうと想像していました。がしかし、意外にも操作してすぐにその表示スピードの速さを体感でき、Chromeのタブの切替・Webサイト表示の遷移は、操作していて心地のよいものです。
ドラクエベンチマークのスコアにおいては、GeGorce GTX 1050と劇的な差ともならず、価格的には2017年に中国メーカーPCの主流であったCeleron N3450よりも高めですが、Teclast F6 Proをはじめ、Core M3搭載機のコスパも十分に高いように感じます。
▼セールの状況等により価格は流動的ですが、2019年9月16日時点でのBanggoodの価格は47,109円。Amazonとはかなりの価格差があります。
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