T90Chi、2年使用後の再レビュー。今なお感じる省スペースでのテキスト入力にはベストな端末 | Win And I net

T90Chi、2年使用後の再レビュー。今なお感じる省スペースでのテキスト入力にはベストな端末

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8.9インチのWindows 10 2 in 1タブレットである「ASUS T90Chi」。CPUにAtom Z3775、メモリ 2GB、USBポートは1つのみと、今となってはかなり非力で拡張性に乏しい端末ですが、2016年7月に中古で購入して2年が経過。キーボードの扱い易さと携帯には絶妙なサイズ感から、今でも、通勤電車内、会社の昼休み、出張時にとバリバリ使用しています。

この2年間で携帯用端末として、MacBook Air 11(中古)、Chromebook ASUS C101PA、Chuwi Hi10 Proを購入したのですが、このうち最も使用頻度が高いのがASUS T90Chi。

以下の過去記事の繰り返しとなりますが、このT90Chiを今なおバリバリと使用している背景、メリット、デメリットなどを記載します。

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低スペックでもライトユースでは十分

私のT90Chiの使用目的は、外出先でのWebサイト閲覧とブログ記事編集。簡単な画像編集も含めて使用していますが、これらのライトユースではAtom Z3775、メモリ 2GBでも十分に機能します。具体的には以下となります。

 

  • 他のアプリは使用することなく、ほぼGoogle Chromeのみを使用しているのですが、確かにタブの切り替え、画像の表示などでは、Apollo Lakeクラスと比較するとややモタツキがあるものの、ほとんど気にならない程度。
  • 上記の利用範囲では、Atom Z8350搭載機(GPU性能はZ3775より優位)よりも速く感じることもあります。ディスプレイの解像度、T90ChiのOSは32ビット(比較対象は64ビット)であることも影響しているかと思います。
  • Windows、OneDriveファイルの更新時にはCPU使用率が100%になることもありますが、メモリは2GBながらも、なんとかメモリ不足とならずに踏ん張っています。

 

▼メモリは2GBと少ないものの、Chromeのタブを13個とFXアプリを開いた状態で、メモリ使用率は81%と踏ん張っています。

タイピング感抜群のキーボード

キーボードに求める要件、タイピング感は人それぞれなのですが、私にとっていはT90Chiのキーボードのタイピング感はこのうえなく心地のよいものです。

心地よさのポイントは以下となりますが、指の移動距離が少ない分、定評のあるMacBook Airのキーボードよりも快適に感じるほど。

 

  • 本体よりもキーボードありきで開発されたのでは、と思わざるを得ないほどに絶妙なサイズ感のキーボード。
  • 「絶妙」とは、タイピングの際に指・手の移動の少なさと、窮屈に感じないギリギリのラインのサイズ感。
  • 人によっては、ペタペタ感が強すぎると感じることもあるかと思いますが、このペタペタ感がたまりません。
  • 一般的なノートPCよりも打鍵音は静かであり、都内に向かう混雑した通勤電車内でも、タイピング時に周囲に気兼ねする必要はありません。

ディスプレイはほどほどに

ディスプレイはどちらかと言えば暗めとなるのでしょうか。1280 × 800と解像度が高くないために高解像度の機種との比較では、老眼鏡越しに見るとテキストのシャギーさもありますが、普段使いには十分です。

以下の記事で紹介の10.1インチのChromebook 「ASUS C101PA」も同じ解像度ですが、この端末と比べるとT90Chiはディスプレイが小さいため、粗さは目立ちません。

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デメリットは拡張性とバッテリー持ち

デメリットはUSBポートが一つしかないことによる拡張性の乏しさとバッテリー持ち。

タッチパッドがないことによる不便さをデメリットとする方が多いようですが(私も以前は同感でした)、私の他端末でのタッチパッドの使用感(通販サイト、メーカーさんからお借りしたノートPCも含め、この1年で10台程度)では、タイピング中にタッチパッドに触れてしまい、思いがけない操作となることが多く、ほとんどの場合、タッチパッドの機能をオフにしています。

このため、逆にタッチパッドのないT90Chiは潔く、タッチパッドの機能をオフにする手間が省けます。移動距離が大きい場合にはディスプレイへのタッチで対応できますし。

拡張性

これは、T90Chiを購入した時点で仕方がないと諦めています。平日昼休みにUSBマウスを繋げて使用することが多いのですが、同時に充電できずに困ることもしばしば。

ここは以下のような充電可能なUSBハブを購入するしかないかと。リンク先ではT90Chiでの使用可能とのレビューコメントもあり、同一製品か確認していないのですが、秋葉原のヨドバシカメラ店頭でも販売しています。

 

 

▼2019年2月16日 追記。給電機能、電流・電圧チェッカー付きの上記製品を購入しました。しっかりとUSB機器を使用しながら充電できています。

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バッテリー持ち

正確に計測したことはないのですが、感覚的にはフル充電から使い切るまで、Webサイト閲覧・ブログ記事編集で4時間程度のバッテリー持ちでしょうか。

私の手持ちのWindows端末では、ディスプレイサイズの違いはあれど概ねこの程度のバッテリー持ちであり、以下のような大容量の携帯バッテリーは必須かと。

https://winandinet.jp//entry/imuto-z2-review/

ところで今購入するなら、どこがいい?

上のリンク先のとおり、Amazonや楽天市場にて中古が流通しており、秋葉原のソフマップなどでも店頭に並んでいますが、概ね25,000円前後と強気の価格設定。

ここはヤフオクで程度のよいものを探すのがベストかと思います。もし仮に、私が現在使用のT90Chiが壊れた場合にはヤフオクで探すこととなるでしょう。

まとめ

今となっては非力なCPUながらも、使い易いキーボードありきの、携帯するには絶妙なサイズのASUS T90Chi。UMPCの範疇では、以前レビューしたことのあるGPD Pocketよりも断然扱い易く、通勤電車内などの狭いスペースでのテキスト入力には、今なおベストの端末との認識です。願わくは、同サイズでスペックアップし、LTE通信可能となればさらに最強となるのですが。

個人的に悩ましいのは 、手元にあるT90ChiとASUS C101PAのどちらを携帯用のメイン機種とするか。キーボードが使い易いT90Chiか、よりサクサクなC101PAか。このあたりは別記事にて整理したく思います。

 

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