ノートPCを多く展開するT-baoから、おそらくは初のミニPCとなる「TBOOK MN25」が登場です。その大きな特徴は、CPUにAMD Ryzen 5 2500U、GPUにRadeonTM Vega 8を搭載すること。 今回はこの「TBOOK MN25」のスペックとコスパ度を確認してみました。
T-bao TBook MN25のスペック
CPUにAMD Ryzen 5 2500U、GPUにRadeonTM Vega 8を搭載すること以外に、SSDはSATAより高速なPCIe / NVME対応のSSDを搭載することも特徴の一つ。その他のスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 5 2500U (4コア 8スレッド, 最大3.6GHz) |
GPU | RadeonTM Vega 8 |
メモリ | 8GB / 16GB DDR4 |
ストレージ | 256GB / 512GB PCIe / NVME対応 SSD、2.5インチ SATA SSDを増設可能 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB 2.0 x 2、HDMI、DP、有線LAN |
サイズ | 12.8 x 12.8 x 5.0 cm、1.2kg |
OS | Windows 10 プレインストール |
2017年にリリースのAMD Ryzen 5 2500U、Radeon Vega 8の実力はいかがなものかと、CPUベンチマークとなりますが、Geekbench 5のスコアを比較してみました。
▼上から順に、Core i5-8250U、Core i5-7200U、Ryzen 5 2500Uのスコアです。
▲体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアでは、第7世代のCore i5-7200U相当。マルチコアでは、Radeon Vega 8の恩恵もあり Core i5-7200Uより優位です。他サイトを参照すると、AMD Ryzen 5 2500U / Radeon Vega 8を、Core i5-8250Uと比較する記事も多いのですが、一歩及ばず。
▼こちらは同世代のRyzenのGeekbench 5 シングルコアのスコアを比較したもの。
▼SSDがPCIe / NVME対応であることを示すイメージ画像はありますが、Gen.2なのかGen.3対応なのかの明記はありません。おそらくは前者でしょう。この場合、SATAと比較して大きく体感できるほどではありませんが、Windows 10の起動や大容量のアプリをインストールする場合には、何となく違いがわかる程度の体感差です。
T-bao TBook MN25の外観と機能
外観、ポート類などの機能は、ミニPCとして標準的なものです。
▼他のミニPCと同様に、USB 3.0 x 4、USB 2.0 x 2、HDMI、DP、有線LANと、豊富なポート類。通風用のスリットが少ないような感覚もあります。
▲▼12.8cm角のボディは、以下のBMAX B2 Plusと同程度。ミニPCとしては小さな部類です。ボディの素材の記載がありませんが、プラスチックとスチールの組み合わせでしょうか。
▼6月17日追記。TecTabletsにて、レビュー動画が公開されました。レスポンス・静音性など、クリスさんの評価も高くなっています。2分あたりから内部の構成を確認できます。
価格、コスパ度
T-bao TBook MN25の、2020年5月6日時点のBanggoodの価格は419.99ドル(45,550円)。AMDのCPUを搭載するPCの価格に疎い私ですが、上位のCPU AMD Ryzen 5 3500Uを搭載する14インチノートのLenovo IdeaPad S540 (公式 直販サイト)の価格は、クーポン適用後 55,176円。
約1万円の差で上位の Ryzen 5 3500UのWindows ノートが購入できることを考慮すると、T-bao TBook MN25はやや割高感があります。3万円台まで下落するとよいのですが、そのうちBanggoodからクーポンが配布されるものと思います。
▼クーポン「BGNETK」の利用により279.99ドル、10個限定 6/24まで。メモリ 8GB、SSD 256GB版。
▼こちらは、メモリ 16GB、ストレージ 512GB版。クーポン「BGJPMN651」の利用により 349.99ドル。6月6日時点で有効です。
T-bao TBook MN25, RAM 16GB / ROM 512GB
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