ハイエンドクラスのミニPCのうち、CPUにAMD Ryzen 7840HSを搭載する製品は、価格とスペックのバランスからも おすすめするモデルの一つです。上の画像の製品は、国内外通販での認知度は高くないものの、複数ブランドから販売されており、同スペックの他製品よりも安価です。また、安価であることのみならず、CPUファンとメモリ・SSDを冷却するファンを装備し、冷却対応も考慮されています。
スペック
私としては天板のRGBライトをなくし、より安価での提供がありがたいのですが、上の画像のとおり、ブラックモデル・ホワイトモデルの双方が販売されています。
海外通販のAliExpressではメモリ・ストレージ・OSなしのベアボーンも販売されています。ただし、DDR5 メモリを入手しにくく、ベアボーンとメモリ 16GB / SSD 512GBのセットモデルの価格差は約13千円と大きくないため、セットモデルがお得です。
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS、Zen4 アーキテクチャ、8コア 16スレッド |
GPU | AMD Radeon 780Mグラフィックス |
メモリ | DDR5 5600 16GB(8GB x 2)、最大 64GB |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 512GB / 1TB、2242サイズ M.2 SATA SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi6 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | 2 x USB-A 2.0、2 x USB-A 3.2 GEN2、USB4.0、HDMI、DisplayPort、2 x 有線LAN |
サイズ(実測) | 13.2 x 13.2 x 5.5cm、約550g |
OS | Windows 11 Pro |
その他 |
MINISFORUM UM780 XTX 実機レビュー、Ryzen 7 7840HS / DDR5 RAMの快適レスポンス、静音性にも優れた 作業効率アップ確実のミニPC
GEEKOM A7、Ryzen 9 7940HS / Ryzen 7-7840HS搭載 ミニPCのスペックと特徴
▲▼CPUにAMD Ryzen 7 7840HSを搭載するミニPCの実機レビュー記事と紹介記事は、上のリンク先記事他で掲載しています。
下の画像は、Ryzen 7 7840HSのミニPCと M2 Pro Mac miniのGeekbench 5 ベンチマークスコアですが、スコア・体感レスポンスともに M2 Pro Mac miniと同水準となり、キビキビと動作します。macOSとWindowsのアニメーション効果の相違などから、Ryzen 7 7840HSのPCが 一層 快速に感じることもあります。
▲▼USB4ポートを前面に備え、100W PD給電・映像出力のほか、上のリンク先記事のように、外付けGPU ボックス・グラボを接続することができます。
▼直径9cmの大型ファンにより風量を確保し、低回転による静音性を確保しています。また、DDR5 メモリとPCIe 4.0 SSD(Amazonサイトによると、速度は3500MB/sと、標準装備のSSDとしては高速な部類)の冷却のため、小さなファンを装備するブラケットを備えています。ただし、このブラケットのために、2.5インチ SSD/HDDを増設することができない仕様です。
また、天板のネジを外して内部にアクセスし、大型ファンを外して M.2 SSDとメモリを換装する仕様です。
▼以下の画像は、同筐体の他のモデルのヒートシンクですが、上の画像のFin double cooper tube radiatorの表面は同様の仕様です。
価格情報
同製品は、国内外通販の複数ブランド・ショップから販売されています。AliExpressよりもAmazonが安く、メモリ 32GB / PCIe SSD 1TBのセットモデルの2024年2月17日現在のAmazon 価格は、クーポン利用により 80,800円。
GEEKOM A7、Ryzen 9 7940HS / Ryzen 7-7840HS搭載 ミニPCのスペックと特徴
先日、上の記事にて紹介の「GEEKOM A7」の同スペックモデルの価格が 95,680円であり、約15千円の価格差は大きいですね(ただし、アルミ製筐体 vs 樹脂製筐体、A7はSSDを増設可能などの相違もあります)。
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