CPUにDimensity 700を搭載し、AnTuTu ベンチマーク v8のスコアが約30万となる「POCO M3 Pro 5G」。このスコアのスマホは珍しくはないのですが、メモリ 4GB / ストレージ 64GBを搭載する最小構成は 169ドル(約19,000円)と安価なことが最大の特徴。
さらに、6.5インチのディスプレイのリフレッシュレートは 90Hz、リアカメラは48百万画素をメインとした 3カメラとなり、バランスのとれた製品です。POCOは、4月に「F3」と「X3 Pro」をリリースしたばかりであり、これらの人気度も高いのですが、169ドルの「M3 Pro 5G」も侮れない存在です。
POCO M3 Pro 5Gのスペック
私としては、上の画像のカメラ周りのデザインにも惹かれる「POCO M3 Pro 5G」。そのスペックは以下となります。
CPU | Dimensity 700、8コア |
メモリ | 4GB / 6GB |
ストレージ | 64GB / 128GB |
ディスプレイ | 6.5インチ、解像度 2400 x 1080、90Hz リフレッシュレート |
リアカメラ | 48百万画素 + 2百万画素 + 2百万画素 |
フロントカメラ | 8百万画素 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | Nano SIM x 2 |
バッテリー | 5000mAh、18W Fast Charge |
サイズ | 製品情報に明記なし |
OS | 製品情報に明記なし |
その他 | サイドの指紋認証 |
▲私が気になるのは、上の記事で実機レビューの 上位機となる「POCO X3 Pro」との相違。X3 ProのCPU Snapdragon 860(AnTuTu ベンチ v9のスコアは約55万)に対して、M3 Pro 5Gは Dimensity 700、エントリー構成のメモリ・ストレージも異なりますが、その他の相違は以下などがあります。
- リアカメラは X3 Proの4カメラに対して、M3 Pro 5Gは3カメラ。メインの画素数 48百万画素(イメージセンサーは異なるはず。X3 ProはSONY IMX 582)は同じですが、X3 Proは8百万画素のワイドカメラを搭載しています。
- フロントカメラは X3 Proの20百万画素に対して、M3 Pro 5Gは8百万画素。
- X3 Proの6.67インチ リフレッシュレート 120Hz対応のディスプレイに対して、M3 Pro 5Gは 6.5インチの90Hz対応。
- X3 ProのUFS 3.1のストレージに対して、M3 Pro 5GはUFS 2.2。
私はM3 Pro 5Gに近いスペックのスマホとしては「realme 7 5G」を所有していますが、ブラウザや軽いアプリでの体感レスポンスは、上位機のPOCO X3 Proと大きく変わりません。一方、X3 Proと体感できる相違は、ストレージの読み書き速度。大容量アプリのインストールの速度が異なります。
▼6.5インチのディスプレイは、中央にパンチホールがあるタイプ。
▼リアのカメラは、メインの48百万画素、2百万画素のマクロ、2百万画素の深度計測のトリプルカメラ。8~12百万画素のワイドカメラを装備するスマホも多いなか、本製品は未装備です。
POCO M3 Proの価格
AliExpressでの169ドル(メモリ 4GB、ストレージ 64GB)のセールが終了し、今度はBanggoodにて 6月4日 午後2時まで 同価格の169ドルでセールを開催中。今後もセール時の価格は169ドルがベースとなりそうです。なお、メモリ 6GB、ストレージ 128GB版のBanggoodの価格は 189ドルです。
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