2.5K 解像度のTour Proや、YogaスタイルのPhilBook MaxやPhilBook Proなど、特徴のある製品を揃える「XIDU」。同社の製品は質感と剛性が高い一方で、CPUにはCeleronを搭載する製品が多かったのですが、Core i5-5257Uを搭載し、13.3インチ タッチパネルの「PhilBook Y13」は、スペック、質感ともにバランスのよい製品に仕上がっています。
PhilBook Y13のスペック
PhilBook Y13のスペックは以下となります。ディスプレイが360°回転するYogaスタイルであることも大きな特徴です。
CPU | Core i5-5257U |
GPU | Intel Iris 6100 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ、IPS、FHD (1920×1080)、タッチパネル |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB Type-C、USB 3.0 |
サイズ | 12.1*8.29*0.6 inches |
OS | Windows 10 Home |
その他 | バックライト付きキーボード |
SSDは128GBと少ないのですが、ユーザーにて換装できるため、大きな課題とはなりません。ただし、SSDの換装時に必要となるOSクローンにおいて、以前はフリーソフトで対応できたのですが、現在はライセンスを購入する必要があります。以下で記載の大手ブランドでは、公式サイトにてOSクローンソフトを配布しているため、大手ブランドの製品を選ぶと手間がかかりません。
最近、上記のCHUWI CoreBoxなど、PhilBook Y13と同様に Core i5-5257Uを搭載する製品も増えてきました。中国ブランドのPCとしては、旧世代のCPUを採用し、コストと販売価格を下げる展開です。
私の同CPUの使用感では、Webサイトのブラウジングや画像編集のライトユースにおいても、第8世代以降のCore iと比較するとキビキビ感に欠けるものの、エントリークラスのGemini Lake N4100などと比較すると、確実にレスポンスはよいことを感じます。
▼こちらは上記のCore i5-5267U(XIDU PhilBook Y13」と同CPU)を搭載のCHUWI CoreBoxのGeekbench 5のCPUベンチマークスコア。
PhilBook Y13の外観
XIDUのPCの外観上の大きなメリットはその質感の高さ。私はXIDUの製品を2製品所有していますが、以下のTour Proなどは、MacBookと比較しても見劣りしない質感の高さです。
▼2.5K 解像度、タッチパネルのディスプレイはベゼル幅も狭いもの。画面占有率は85%とあります。
▼「6th Aviation materials」との記載があります。検索すると戦闘機の画像が多くヒットするのですが、素材などの具体事項は確認できず。
▲▼下の写真は、所有するXIDU Tour Proのものですが、天板の色合いは同様となるため、外観などの確認のために参照ください(リンク先は上記に掲載)。
▼キーボードのベゼル幅も狭いですね。ポートは、USB Type-CとUSB 3.0。USB Type-Cが映像出力対応との明記はありませんが、HDMIポートがないためにフル機能かと思います。
▲電源ボタンはキーボード右上ではなく(これは中国ブランドのPCに多い仕様)、右サイドにあります。このため、タイピング中に誤って電源ボタンを押下するリスクはありません。
▼グレイに白の印字のキーボードであり、その視認性に懸念されるかもしれませんが、同系色のTour Proの使用感では全く問題なく、おそらくは同様だろうと思います。
まとめ
Core i5-5257Uを搭載し、同社のPCとしてはスペックが高いこともあり、AliExpressのレビューやお気に入り数では、同社の他製品よりも注目度は高くなっています。
気になる事項としては、CPUのファン音量。Tour Proは、より省電力のCPUを使用しているにもかかわらず、CPUファンは高音を伴い常時回転しています。ファンの構成や音量は実機を確認しないとわからないのですが、補記しました。
▼2021年1月29日時点の、AliExpressの販売価格は479ドル
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