今回レビューする製品は、「NOVOO」ブランドの合計最大 120W出力 GaN Ⅲ 高速充電器・電源アダプターです。USB Type-C x 2ポート、USB-A ポートを装備し、単体ポートにおいても100Wの出力が可能となり、高出力のPCへの給電・充電にも対応しています。
それほどコンパクトな製品ではありませんが、Amazonでは 4,200円未満で販売されていることが多いです。しかも、1.5mと1mの2本のUSB-C ケーブルが付属しています。
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購入した 120W GaN 充電器
以下の記事にて記載していますが、購入した背景は 使用しているPC「Let’s note CF-SV7」にて、USB-C ポートから充電する際に、所有する65Wの電源アダプターでは通常の速度で充電できないこと。
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そこで、以下の120W GaN Ⅲ採用の「NOVOO」の製品を購入しました。120Wクラスの充電器・電源アダプターは他にも販売されていますが、1.5mと1mのUSB-Cケーブルが付属したうえで、他製品よりも安価で Amazonでの販売数が多いことが、本製品を購入したポイントです。
コンパクトな120W 充電器の場合には、以下のAnkerの製品が候補の一つとなります。
▼複数ポートの利用にて 合計120Wの充電アダプターです。上から順に 1ポート利用 / 2ポート利用 / 3ポート利用時の、一部抜粋です。
▼サイズは 64.4 x 66.3 x 32mm、実測の重さは 197.9gです。
実機の外観
続いて、実機の外観について記載します。上の段落の画像の中央下に「指紋がつきにくい」とありますが、ブラックの外枠は 指紋がやや付着しやすいです。
▼外箱は、合計120Wの出力であることを大きくアピールしています。
▼付属する 1.5mと1mのUSB-C ケーブルを収めるスペースの関係もあり、内部の保護は十分です。
▼本体・付属品の一式。左から、英語・日本語表記の簡易的なマニュアル、1mのUSB-C ケーブル、1.5mのUSB-C ケーブル、本体
▲▼USB-C ケーブルが2本付属したうえで、120W 充電器・電源アダプターとしては 安価なことが最大の特徴です。ただし、付属するケーブルは硬く、取り回しはやや行いづらいです。このため、私は以下の柔らかいUSB-C ケーブルを併用しています。
▼艶消しブラックの外観です。前述のとおり、指紋はやや付着しやすいです。
▼折り畳み式のプラグは上側に配置されています。縦のコンセントに差し込んだ場合にも、重みで外れるような現象はありません。
▼USB Type-C x ２ポート、USB-A ポートの構成です。
▲▼上の写真では識別しづらいですが、下の写真のとおり USB-C1、USB-C2、USB-Aと掲載されています。また、USB-C1にはPCの絵柄があり、PC接続時には こちらがメインであることがわかります。
他の充電器などとのサイズ比較
コンパクトさよりも低価格をアピールする製品ですが、サイズ感（本製品のサイズは 64.4 x 66.3 x 32mm、重さ 197.9g）を確認できるよう、参考までに他の充電器などと並べて撮影しました。
▼ロジクールのマウス「M650」を並べて撮影。もちろん、Lenovoなどの純正アダプターと比較するとコンパクトな製品であり、通勤カバンなどでの持ち運びにおいて かさばるサイズではありません。
▼右はMacBookの30W 純正アダプターですが、本製品は一回り大きなサイズです。
▲▼以下の記事にて実機レビューの「VOLTME 65W 電源アダプター」との比較です。
VOLTME 65W GaN 電源アダプターの実機レビュー、M1 MacBook Air、Windows PCへの充電も確認済。別売りケーブルの柔らかさは特筆もの
PC・スマホでの給電・充電、使用感
PC・スマホに接続しての給電と充電、使用感について記載します。約1ヵ月間、PCにおいては以下の製品などに接続し使用していますが、いづれも課題なく給電・充電できています。
なお、私の主な目的は、純正のAC アダプターが85WのLet’s note CF-SV7での使用です。65WのUSB PD 充電器では、低速なアダプターとの通知となりますが、普通に使用できています。
▼使用したPCの事例。リンク先はそれぞれのPCの実機レビュー記事です。
- Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 12 / Gen 5、ThinkPad E14 Gen 5、ThinkPad X280、Think Pad X1 Tablet
- Lenovo IdeaPad Slim 5i
- Let’s note CF-SV7、CF-QV8
- M1 MacBook Air、MacBook 12インチ
▼スマホでの充電事例ですが、以下の120W 急速充電に対応の「POCO F6 Pro」にて使用しています。1ポート 最大 100Wの充電器であり、120Wに満たないものの、急速充電できていることを確認済です。
POCO F6 Pro レビュー、Snapdragon 8 Gen 2 / UFS 4.0 / 120Hz リフレッシュレートによる快適レスポンス。スペック重視で購入して正解
Let’s noteでの充電の検証
CPUにCore i5-8350Uを搭載する 12インチ「CF-SV7」の純正電源アダプターは85W。USB Type-C（Thunderbolt 3）からも給電・充電可能ですが、65WのGaN 充電器では、上の画像のとおり 低速な充電アダプターとなってしまいます。これを解消するために、今回レビューの120W 充電器を購入したのですが、上の表示も解消し、課題なく 給電・充電できています。
HWiNFOの使い方、Windows PCのデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフト。投稿数 約4万件のフォーラムも充実
フリーソフト「HWiNFO」利用による Windows PC バッテリー劣化度の表示事例
▲▼上の記事で紹介のフリーソフト「HWiNFO」で確認の給電中のステータスです。上から順に、「Let’s note CF-SV7」の85W 純正アダプター、120Wの本製品、65W GaN 充電器。3つめの画像の65W GaN 充電器での充電速度は、やや遅い一方、中央の本製品での充電は良好です。
M1 MacBook Air
下の画像は、M1 MacBook Airでの電源ステータス。充電器の仕様どおり、100Wでの充電となっています。
MacBook 2台への給電
M1 MacBook AirとMacBook 12インチの2台への接続時の、ステータスを記載します。以下の画像の仕様どおりに、双方ともに60Wで給電・充電できています。
▼M1 MacBook Air（上）、MacBook 12インチ（下）のステータスです。双方ともに充電器の仕様どおり、60Wで認識しています。
その他の使用感
付属のUSB-C ケーブルなど、その他の使用感について記載します。
- コイル鳴きの症状のある他製品もあるようですが、本製品では（私の1ヵ月使用の範囲では）コイル鳴きの症状はありません。
- 使用中の充電器本体は、「ほんのりと温もりを感じるか否か」の発熱・本体温度です。所有する65W PD / GaN 充電器では、温もりとは言えない熱を感じる製品もあるなか、本製品は良好です。
- また、USB-C ケーブルの発熱（PCへの挿入側の感触）は皆無です。
- 1.5mと1mのUSB-C ケーブルが付属するのはよいことですが、ケーブルがかなり硬く、PCのUSB-C ポートへの挿入時にも、ケーブルの取り回しに多少の煩わしさを感じます。私は自宅メインで利用していますが、外出先にケーブルを持ち出す際には収納に苦労しそうです。
まとめ
単体ポート 最大 100W、3ポート合計 最大 120W 出力となる「NOVOO 120W 3ポート GaN Ⅲ 充電器」のレビューでした。サイズは 64.4 x 66.3 x 32mm、実測の重さは 197.9gと、コンパクトさをアピールする製品ではなく、USB-C ケーブル 2本が付属し 安価なことが最大の特徴です。
ノートPC 複数台と Android スマホをメインに使用していますが、仕様どおりの出力となり、本体の発熱も少なく、その他の課題もない 良い製品との認識です。ただし、付属のUSB-C ケーブルは やや硬いことに留意ください。
なお、Amazonでの販売価格は セールに応じて流動的。2024年9月8日のタイムセール価格は 1,900円オフクーポンの利用により 4,049円。概ね 4,200円前後で販売されています。
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