今回レビューする製品は、屋外カメラの「Tapo C500」。先日、自宅の駐車場に置いていた ホイール付きスタッドレスタイヤが盗難され、盗難防止の対応としての購入です。
2024年9月23日現在のAmazon タイムセール価格 5,900円と安価な製品ですが、防水防塵は当然として、パン / チルトに対応し、スマホアプリ / Amazon Alexaとの連携にも対応しています。
スマホアプリと連携のもと 数日間使用していますが、敏感すぎるほどに動きを検知しスマホに即連携、画像も綺麗で、もう一台欲しくなってきました。
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製品の特徴
はじめに、Amazon / 楽天市場から抜粋の製品の特徴を記載します。
- 防水防塵(IP65)、スマホによるパン/チルトに対応した 屋外用 Tapo カメラ
- AI検知と360°見渡せる パン/チルトを組み合わせた「モーショントラッキング機能」に対応
- 撮影した動画は、有料のクラウドストレージ、あるいは 512GBまでのmicroSD(別売)に対応
- ディスプレイ付きのEchoとの同時使用(Amazon Alexa 対応)により、屋外の風景を音声で確認可能
- 1080P FHDに対応、夜間でも鮮明な映像。カメラの画素数は200万画素
- 音声を録音して警告音としての使用も可能
- 光学ズームは3倍
- 製品のサイズは 7.62 x 10.16 x 12.7cm、399.73g
上記特徴の補足です。
- 楽天市場の製品比較に、「C500」の「AI検知トリガー」は「人物」とあります。「人物・動物・車両」のAI検知に対応するのは、上位の「C520WS」。ただし、 「C500」も人物・車両とも敏感に反応しています。
- フルカラーのナイトビジョンには未対応。夜間は白黒での撮影・録画です。なお、上位の「C510W」と「C520W」は、フルカラーのナイトビジョンに対応しています。
- ソーラーパネルには未対応です。
外観、組立
続いて、開封・外観・組立について記載します。
▼楽天市場にて購入したのですが、LexarのMicro SD 128GBとのセット品です。
▼本体、付属品の保護も十分です。
▲▼本体、AC アダプター、ホルダーなどのハードの一色。サイズ感の確認用にマウスを並べて撮影しましたが、想像よりも大きな本体です。白のケーブルと黒のケーブルの接続には、右上の防水パッキンが付属していますが、AC アダプター自体は防水に対応していません。
▼セットで購入の Lexar 128GBのmicroSD カード、設定ガイドなど。組立・配線は難しいものではなく、設定ガイドと通販サイトの情報を参照しつつ 行いました。
▼台座の取り付けは2パターンあります。溝に合わせてはめ込み、2本のネジでしっかりと固定できます。
▲艶消しホワイトとブラックのツートン、樹脂製のボディですが 質感はわるくありません。
▼microSD 挿入部分のキャップは防水仕様であり、ネジ2本で脱着します。
▼室内でAC アダプターを接続し、後述のアプリも含めて動作確認中。
▼最終的には、台座へのはめ込みパターンを変更し、以下の向きにて屋外(駐車場)に取り付けています。
▼レンズ角度の調整前ですが、こちらの写真のとおり 窓枠に結束バンドを使用して取り付けています。また、電源ケーブルの整理前ですが、窓から室内に取り込み(ケーブルが細いため、窓の鍵しめに影響はありません)、室内で電源を確保しています。
▼夕方の撮影で少しボケてしまいましたが、固定している角度はこちら。
アプリ連携による使用感
使い勝手の良し悪しは アプリが全てとも言えます。本製品の場合、以下の「TP-Link Tapo」を使用しますが(Google Play あるいは App Storeで、「Tapo」と検索すると抽出できます)、使い勝手のよいものです。
(初期設定時のスクショを撮り忘れたため)初期設定後(スマホとはWiFiで連携)の各種機能などを記載します。なお、App Store / Google Playではアプリのデザインなどが異なっている可能性がありますが、私はiPhoneを利用しています。
ホーム画面メニュー
ホーム画面メニューの一部をポイントのみ掲載します。ホーム画面はシンプルで、視覚的にわかりやすく、何度か操作すると使い方をマスターできます。
▼こちらはホーム画面です。画面中央に空白が多いため、中央をカットしています。同社の複数の端末を登録・操作することができ、「Tapo_C500_xxx」のタッチにより C500を操作できます。
▲上の画面での写真は、直近、あるいは履歴から選択したモーション(動きを検知)の映像が表示されています。中央の①~④、および⑤の機能は以下です。
- ①のカメラアイコンのタッチにより、画像をスマホに保存
- ②の録画アイコンのタッチにより、録画を開始。なお、モーションがあった際には自動的に録画となります。
- ③のスピーカーアイコンのタッチにより、カメラのマイクの音量を調整
- ④の通話アイコンのタッチにより、音声通話を行うことができます。
- ⑤の「再生 & ダウンロード」のタッチにより、下の画面に遷移し、再生とダウンロードを行うことができます。
▼上はカメラの映像(夜間です)、下はパン/チルトの調整画面。パン/チルトの調整は、カメラ近くでは反応が速いのですが、室内からの調整では、アプリのボタン押下後、10秒弱の期間をおいてカメラが動き出すイメージです。ただし、私の自宅・駐車場間のWiFi 環境が弱いことによる影響の可能性大です。
映像の再生
上の画像⑤のタッチによる「映像の再生」について記載します。ホーム画面と同様に、アイコンの色分けなども含めて、視覚的にわかりやすいものであり、使い勝手は良好です。なお、カメラの画素数は200万画素と高くはありませんが、写真をダウンロード・拡大するなかでは、画質も良好です。ただし、夜間は白黒となります。
▼半ば以降に、動きを検知した際のサムネイルが表示されています。これをタッチすると、上の大きな領域に表示となります。
▼大きな映像のタッチにより、矢印の先のアイコンが表示されます。このうち、カメラアイコンをタッチすると写真をスマホにダウンロード、ビデオカメラアイコンのタッチにより 映像を再生・ダウンロードとなります。なお、iPhoneの場合には、いづれも「写真」アプリへのダウンロードです。
▲右下の点線赤枠のアイコンは、カメラ本体での録画映像の保存先の切替です。クラウド・取り付けたmicroSDの切替ですが、私はmicroSDとしています。
▼ダウンロードした写真の事例です。自宅の駐車場ですが、私はこちらにホイール付きスタッドレスを置いていたのですが、盗難にあいました。
2台の縦列駐車のスペースですが、かなり広い領域が撮影されています。これなら泥棒が駐車場内に立ち入った場合にも、記録として残せます。なお、人物も映像を拡大すると(記事では未搭載)、警察への提示などでは十分な映像です。
▲夜間は白黒となりますが、細部まで撮影・録画できています。
▼「Tapo C500」で動作検知・撮影の写真を一部拡大しましたが、下に黒の野良猫が映っています。これは野良猫を検知したものです。
スマホへの動作検知メール
モーションの検知は想像以上に敏感です。我が家の前の道路は人通り・車の交通量ともに少ないのですが、それでも 前の道路の人・車の動きに敏感すぎるほどに検知・連動して即反応し、以下の画面のとおり、スマホへの通知があります。
人通り・交通量の激しい場合、道路が映らないようカメラの調整などを行わないと、通知はかなり鬱陶しく感じると思います。なお、通知は自宅から離れていても受け取ることができ、万一 泥棒が入った場合など、通知の受領・映像の確認と、即対応することができそうです。
まとめ
屋外カメラ「Tapo C500」の実機レビューでした。先日、自宅の駐車場に置いていた ホイール付きスタッドレスがが盗難にあい、また、近所でも数件発生していることから、盗難防止のために設置しました。
2024年9月23日現在のAmazon タイムセール価格 5,900円と安価な製品であり、カメラの画素数は200万画素と高くありませんが、映像は十分に綺麗です。また、人物・車両の検知も想像以上に敏感で、スマホへの動作検知メールは 外出先も含めて即届きます。
盗難防止の屋外カメラは初めての購入ですが、正直なところ これほど利便性が高いとは思いませんでした。